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バーナード嬢曰く。(2) の商品レビュー

4.4

50件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

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2015/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

つい二巻も買ってしまいましたよね。 この巻、「神林って、表紙が黒い本オシャレだと思ってるよね?」のところの大ゴマで爆笑しました。 もちろん、痛いとこ突かれた感があったのです。 ええ、私もかっこいいと思ってました。 月は無慈悲な夜の女王も、虐殺期間も、アンドロイドは以下略も、黒かった!!! 今回は神林嬢が出てくる割合が高かったような。 バーナード嬢ことさわ子との交流が微笑ましい。 いい子だよね、神林さん。 さわ子は、小説読んでも中身に影響受けるんじゃなくて青年の口調に影響受けたりしてるあたりがもうなんというか・・スタイルを貫いている!好き! 私たちはみんな、知らないうちに読書という行為に無意識のハードルを置いている。たぶん。 これしか読んでないとか、これ読んでたらかっこいいとか、通だねとか、隠れた名作だとか、原文がどうとか、オマージュ元がどうとか、高尚だのなんだのと、そういうものと完全に切り離して読書という行為に没頭できない、側面が、あるのではなかろうか。 私は・・ある!あります(笑) でも、好きなものはそれでいいじゃん!と、さわ子はなんのてらいもなく言うわけです。 さまぁ~ずの一言ネタ本おもしろいよ!みたいな。 そんなの低俗だ!と笑い飛ばしてしまうような人にはなりたくないですよね。エンタメ小説だろうがラノベだろうが純文学だろうがケータイ小説だろうが、読書は自由だ!楽しきゃいいんだ!・・ということだと思います。はい。 我々はさわ子を笑っているつもりで、笑われてしまうような構造になってるのかもしれないですよね、この漫画。

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2015/09/22

 なんちゃって読書家のド嬢を中心にした読書家たちのああだこうだ漫画第二弾である。  先の巻以上に読書家あるあるが充実していて、大変優れた巻だった。すぐサボろうとするド嬢も、地味に今回は読書に励んでいるし、大変望ましいことである。  ちなみにであるが、本書内に登場している宮沢賢治の...

 なんちゃって読書家のド嬢を中心にした読書家たちのああだこうだ漫画第二弾である。  先の巻以上に読書家あるあるが充実していて、大変優れた巻だった。すぐサボろうとするド嬢も、地味に今回は読書に励んでいるし、大変望ましいことである。  ちなみにであるが、本書内に登場している宮沢賢治の「告別」は歌(合唱曲)にもなっているので、関心のある方は「告別 千原英喜」で検索してみることをお勧めする。合唱という媒体に抵抗がなければ、是非お勧めしたい名曲だ。  話が逸れたが、内容的に充実しており、ここでは星五つと評価したい。次が出るのかは不明だが、楽しみに待ちたいところだ。

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2015/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

だんだんド嬢と神林、どちらが主人公かわからなくなってきているような… 前作同様、本好きあるある満載で、苦笑いしたりウンウンと頷いたり。 なかなか読書について語るような機会がない人にとっては、いい友人になってくれる一冊だとおもいます。 それにつけても神林萌えです。 熱いSFマニアであり、乙女でもあり。 濃厚な読書体験についてさわ子に説教するセリフはシビれました。 小難しいことは考えず、本に没入すること。 読書の基本ですね。

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2015/09/04

自称読書家の私にはとても共感できる内容笑 ミーハーな理由で難しい本読んだっていいじゃない。読んで面白いと思える体験が大事なんだよね。

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2015/09/02

2巻目だけを購入して読んだのは、カバーが印象的だったからだ。いや、正確には、妻にとってはこのカバーの台詞が印象的で、それならと1巻目を探したのだけれど、結局見つからないまま、それでも中身を見てみたいという欲求のほうが勝ったからだ。 子どもの手が離れて以来、急に増加した余暇の時間を...

2巻目だけを購入して読んだのは、カバーが印象的だったからだ。いや、正確には、妻にとってはこのカバーの台詞が印象的で、それならと1巻目を探したのだけれど、結局見つからないまま、それでも中身を見てみたいという欲求のほうが勝ったからだ。 子どもの手が離れて以来、急に増加した余暇の時間をもてあましている妻は、それこそ手当たり次第に新古書店で破格値をつけている本を買ってきては読み散らしていたのだが、意外にも、村上春樹を苦手にしていた。なぜかと聞いても、明確な答えは返ってこないどころか、「苦手なのは村上春樹だけじゃないわ。村上龍だって一冊も読んだことないわよ。」などという。今となっては、この二人を並べて論じることには違和感がある風潮だけれど、ああ、確かに僕らが若かった頃、つまり、限りなく透明に近い風の歌が聞こえたころは、二人は対比させられていた。姓が同じというくだらない理由のせいであろうことは、そうした、何かをしきりに持てはやしてはその直後にこき下ろすことで、その差分をエネルギーにして生きているような業界では良くあることなので驚かない。 ただ、ひょっとしたらと思うことは、僕が妻とであったころ、彼女の姓も村上であり、そして、彼女は彼女の職場で、もう一人、全く血縁はないが同じく村上姓の若い女性と一緒に、W村上などと揶揄されていた事実が、このことに影を落としているんじゃないかということだ。もちろん、それは、村上春樹がデビューしてからは少し時間をおいた時代で、既にノルウェーの森が大ヒットしているなどの時期だったので、それ以前なら読めただろうとは言えるのだが、ベストセラーに手を出すのは気恥ずかしいというのは、若ければ尚更そういうものだと思う。もちろん、平気な人間もいて、例えば僕は僕で、ベストセラーの新刊本を、友達と競い合うように購入しては、何刷目か、その数値の小ささを自慢するようなことをしていたのだけれど、妻は、僕のこのささやかな青春の記憶に、「お金持ちだったのね。」と評した。つまり、彼女としては、まだ文庫にもなっていないような話題の新刊に手をだすより、他にお金を掛けるべきことがあるという事だったのかも知れない。ちなみに、村上嬢二人を揶揄して呼んでいたおじさん達が、何になぞらえていたかといえば、それはもちろん、村上春樹でも村上龍でもなく、浅野温子と浅野ゆう子だったことは、言うまでもないことかな。 ともかく、なぜか村上春樹を苦手にしている妻は、このカバーを見て、答えが知りたくなったのだ。では答えが見つかったのか、それは僕には判らなかった。でも、妻は、この漫画を読み終えてとても幸せそうな表情だった。そして、しおりちゃんがとてもかわいい、と言った。なるほど。ぼくは3年ぶりくらいに「フムン。」と答えた。

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2015/08/20

1巻にまとめ感想。思い付いたくだらない追記。 「メロス」「激怒した?」の正答は「メロス」「脱いだ?」じゃないだろうか

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2015/08/30

1よりは面白くなってるかなぁ。読書家ではないのであんま共感できる点はなかった *エンダーのゲーム そもそも旧訳で読んでた奴の新訳が出ること自体が稀なんで新訳出たら読んじゃうな… *翻訳待ち ちょっと笑ってしまって悔しいのでド嬢に同意 *流行本 カタルシス…? *一杯のかけそば 「...

1よりは面白くなってるかなぁ。読書家ではないのであんま共感できる点はなかった *エンダーのゲーム そもそも旧訳で読んでた奴の新訳が出ること自体が稀なんで新訳出たら読んじゃうな… *翻訳待ち ちょっと笑ってしまって悔しいのでド嬢に同意 *流行本 カタルシス…? *一杯のかけそば 「今年の新年が…ですよね?」ってどういう事だ? *宮沢賢治 詩だから訳わからんのでは…小説ならそれなりに読めんじゃないの? なんとなく単語から情景思い浮かべるだけで、具体的にそれが何かとかは考えたこと無かったな *16冊目 「読もうという意志が(中略)私の物語がちゃんとあるの」 読書せずに読書家ぶろうとしてる奴が何言ってんだ…… *読書スポット 退屈過ぎて逆に読書以外のことばっかやる気がする。て言うか、あんな環境で本読めるのか……?劣悪な環境下だからこそ本に集中出来るのか?沢木?それともハンニバル・レクターの真似? *17冊目 いや、ドグラマグラ読んでるとか公言してる奴いたら気味悪くて引くわ普通に。 *SFとミステリ 「シャーロック・ホームズの宇宙戦争」面白いの? 読書家同士ってこんな会話するんだ… *文学クイズ デカいクッション複数使って頭が高くなるように傾斜作って、腹に本乗せて読むのが一番楽なんじゃ。或いは寝椅子 *ドグラ・マグラ 町田、読了できたのか……本読んで無さそうな感じなのに。いや、竹久と夢野は間違えねーだろ *パスワード 俺も思いつかない……読書家ではないからかな。1984なら0229でええんちゃう? *本棚 モテそうな本……なんだろ。DSM-Vとか?「赤毛のアン」はあざとすぎて駄目だと思う。何読んでたところで可愛くなきゃモテないので不毛だよ。 *ホームズ 詳注版すごそうだな……出た時買っときゃよかったかな…。別に表記はどうでもよくね…? マニアメンドくさっ!とかお前が言うな神林 *読了ツイート Twitterでそういう関係ない事ばっかりツイートしてるんなら、読書に関することしか呟けない読書メーター使った方がよくない?まあ、周り読書家ばっかだから肩身が狭くなると思うけど *ド嬢と神林 神林お前デレ期あんのかよ *サッカー本 「最初に名著読むとハードル上がっちゃって、同ジャンルはもういいかな…ってなる」だからホームズだけ読んで、クイーンとかクリスティ読まないのか? *雨宿り 屍者の帝国って、そんな「Dracula Cha Cha Cha」みたいな話だったの… *しおり こいつ想像以上にチョロいな… *失われた時を求めて それは「どんとこい超常現象」よりも面白いのか? *黒 黒が基調ってだけじゃスタイリッシュにはならんと思うが…正直ダサいだろあのPKDの黒表紙は。オタクっぽいって言うか、オタクだろお前は。SFオタク 灰色表紙の方はまぁましかな *江戸川乱歩 挿絵…?いいかなぁあの古臭い小林少年が妙にごつい絵。新しい挿絵の方がいいと思うがな。新しい方だと乱歩が自分の過去作を他人にリライトさせた作品省いてあるしね。 えっ。小学生の頃からあんなエログロな内容の小説読んでる子供とかやだよ。将来犯罪者になるかも知れないって親が心配するレベル。 て言うか、春陽堂版は誤植あるから辞めたほうが。無駄に表紙気味悪いし。 *往復書簡 確かになんかのタイトルになってそうな響きだ。 「世の中には、知っているのに知らないフリをして他人を試したりする物知りで頭の良い人がいます」 作者のことかな? *J・G・バラード 絶版して値上がりしてるんなら、そんなに有名じゃないってことなんじゃない? *続・KAGEROU それは、面白いのか? *一人旅 神林地味に重い。町田が遠藤とくっついたりしたらどうなるんだコイツ… *文芸誌 神林は気遣いを覚えた *カー 「「ジョンディクスンカーを読んだ男」を読んだ男」って六とんかよ。そう言えばなんかボロクソ言われてたから読もうと思ってたのに読んでない… 純文学と言えば意味不明な話のイメージあるが、賞の名前にもなってる芥川龍之介の小説は別にそんな意味不明な話ばっかではないよな… *火星の人 このポーズって誰でもかわいく見えるんじゃ… *廃棄本 いや誤解も何もお前… *おフロ読書 一方、俺は防水ケースを使った。て言うか、電気風呂って今でもあるの?見たこと無いんだが… 「生きている腸(はらわた)」じゃないのか? *ぽむ う、うぜぇ… *私小説 私小説だっていいじゃない、にんげんだもの *発見 図書館で?

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2015/08/06
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読書漫画。 紹介されてる本のジャンルはSF中心だけど、最近話題のピース又吉の「火花」が紹介されてたりと幅広い。 しかし、水嶋ヒロの「KAGEROU」の推されっぷりがすごい。

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2015/08/14

2015/08/06/Thu. 購入。 2015/08/14/Fri.(同日読了) 前回のは新潮文庫の表紙と扉のデザイン(葡萄の絵のアレ)があしらわれてたけど、今回はハヤカワ文庫だ〜。 神林さん可愛いな。 ド嬢さん(町田さわ子)のこと、だんだん好きになってるね(笑)。 読ん...

2015/08/06/Thu. 購入。 2015/08/14/Fri.(同日読了) 前回のは新潮文庫の表紙と扉のデザイン(葡萄の絵のアレ)があしらわれてたけど、今回はハヤカワ文庫だ〜。 神林さん可愛いな。 ド嬢さん(町田さわ子)のこと、だんだん好きになってるね(笑)。 読んでみたいと思ったのは、O・ヘンリー『最後の一葉』『賢者の贈り物』、コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』、海野十三『十八時の音楽浴』など。

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2015/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書という旅の、真の姿は帰還である。 図書室で独りの架空の少女が友と出逢う、 そんな物語を創っていた彼女の、 現実への帰還はもう、始まっていた。 本を閉じ彼女は還る。 あの子のもとへ。 ド嬢のところへ。

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