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14歳の水平線 の商品レビュー

3.8

37件のお客様レビュー

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2024/08/24

世間が夏休み真っ盛りのこの季節にこの本を読んで、楽しい時間だった 今の14歳も、こんな夏休みを過ごしているんだろうか? 宿題に追われながらも、この時しか味わえない、体験できない夏休み 夏休みだからといって特別な体験をいつもしてきたわけじゃない 旅行に出掛けたわけでもない そ...

世間が夏休み真っ盛りのこの季節にこの本を読んで、楽しい時間だった 今の14歳も、こんな夏休みを過ごしているんだろうか? 宿題に追われながらも、この時しか味わえない、体験できない夏休み 夏休みだからといって特別な体験をいつもしてきたわけじゃない 旅行に出掛けたわけでもない それでもこの時にしかできないこと、感じられないことはたくさんある どこか、懐かしささえ覚える作品でした

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2023/05/12

THE 僕の夏休み!という感じ。 当たり前だけど、お父さんにも、おばあちゃんにも多感な14歳の夏休みがあったんだなーってしみじみ思う。 14歳にしては少し子供ぽい印象だったけど、読後感はスッキリ。

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2023/03/13

神様の島「天徳島」 名前は違いますけど沖縄に実在するんですね。 本には島の全体図、作品中に出てくる場所が載ってました(^ ^)わかりやすい♪ 神様の島で生まれ中学生まで暮らしていた父親・征人と反抗期真っ只中の14歳の加奈太。 離婚して家事と仕事、小説家の父親は一応頑張ってるん...

神様の島「天徳島」 名前は違いますけど沖縄に実在するんですね。 本には島の全体図、作品中に出てくる場所が載ってました(^ ^)わかりやすい♪ 神様の島で生まれ中学生まで暮らしていた父親・征人と反抗期真っ只中の14歳の加奈太。 離婚して家事と仕事、小説家の父親は一応頑張ってるんですけどね… 思春期真っ盛りの息子とはあまり上手くいってない。 そんな二人が神様の島へ帰省したひと夏の素敵な物語です♪ 30年前14歳だった父親の物語と14歳の息子の物語が交互に語られ、恋、友情、ケンカ… 甘酸っぱい…いやキラキラ眩しすぎます(°_°) よく中二病とか思春期真っ盛りの反抗期とかいいますが…実はわたしはあまり自覚がないと言うか、なかったような気がするんですよね(*_*) なのでイラついて壁に穴を開けた息子を思い出して みるけど、その繊細な感情や何かがわからない… わからないけど作品は面白く読みました笑 沖縄の海、空、ガジュマル、神様、初恋、友情… 興味がある方は読んでみてくださいね(^-^)

Posted byブクログ

2022/10/30

神様や妖怪が住んでいる大自然の島の中でのミステリーツアーに参加した少年六人。目標などが定まらず得体の知れないモヤモヤした気持ちを抱えている主人公の加奈太は、そこで「本当の友達」や「最高の仲間」と出会い、一夏の間の貴重な発見・体験をします。時々加奈太のお父さんの話も出てきて、血縁関...

神様や妖怪が住んでいる大自然の島の中でのミステリーツアーに参加した少年六人。目標などが定まらず得体の知れないモヤモヤした気持ちを抱えている主人公の加奈太は、そこで「本当の友達」や「最高の仲間」と出会い、一夏の間の貴重な発見・体験をします。時々加奈太のお父さんの話も出てきて、血縁関係や個々のキャラクターの想い・行動などが鮮明に読み取れます。 私のお気に入りの場面は加奈太のお父さんの征人(ゆきと)と島に移住してきた少年、タオが征人の父の命を取り返すため、この村に棲みつき死体を食べるというドゥヤーギーの体毛を取りに行く場面です。深夜にごうごうとなる風の中、二人の少年が勇気を出してドゥヤーギーを探すところは、神秘でもあり、期待でもあり、恐怖でもありの感情が入り混じっている少年たちの、訳のわからない気持ちが強く印象に残りました。主人公でもない人をメインに書かれているサブストーリーが印象に残ったのは今までで滅多になかったので驚きました。この本が気に入ったので、これからも椰月さんの作品は読んでみたいです。                           

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2019/09/11

14歳!男子!なんと面倒な年頃か! いろんな場所から集まった14歳6人が九州?のとある島で4日間キャンプをし、絆が芽生え、友達になるっていう素敵な物語。 自分の14歳(女だけど)も思い返したくないレベルに自分勝手で、感じ悪くて、やること辻褄あってなかった気がする。 大人は自分も...

14歳!男子!なんと面倒な年頃か! いろんな場所から集まった14歳6人が九州?のとある島で4日間キャンプをし、絆が芽生え、友達になるっていう素敵な物語。 自分の14歳(女だけど)も思い返したくないレベルに自分勝手で、感じ悪くて、やること辻褄あってなかった気がする。 大人は自分もそんな14歳だったことを思い出し、リアル14歳は程よくリアリティのある6人に共感できて楽しく読める本だと思う。 島の風習うんぬんも生死やしきたりや宗教感を考える上でくどくない程度に散りばめられ、読みやすい。

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2019/04/17

14才というと丁度30年前で、主人公、加奈太の父、征人と丁度同じ年です。 30年て昔のようでいて、結構リアルに当時の事思い出せたりします。14歳というと丁度転校して寂しい時でした。転校してから人間関係上手くいかなかったけれど一応仲の良い友達も居たので辛うじて青春してました。 加奈...

14才というと丁度30年前で、主人公、加奈太の父、征人と丁度同じ年です。 30年て昔のようでいて、結構リアルに当時の事思い出せたりします。14歳というと丁度転校して寂しい時でした。転校してから人間関係上手くいかなかったけれど一応仲の良い友達も居たので辛うじて青春してました。 加奈太が原因不明のイライラ(反抗期由来)で父とギクシャクする所から始まりますが、故郷の離島で中学生キャンプに飛び入り参加する事によって自分を見つめ直していく話です。 父、征人の14才の時の描写と交互に描かれる事によって、通過儀礼のような少年時代を通過する事によって失うもの、そして見つける大事なものが見えてきます。 加奈太の目線で見ると、この後失われてしまうきらきらした時間への憧憬が湧きますが、父、征人の目線で読んで行くと積み上げた時間と、手に入れた大事なものの大きさを感じます。 征人のような昔から自分の事を知っている友人がいるというのは羨ましいですが、その時々に出会った二度と会わないかもしれない人々との邂逅の清々しさを、加奈太の目線は感じさせてくれます。

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2019/02/17

最高でした!夏晴れのように、スカッとする読み終わりの素晴らしいお話でした!登場人物たちも魅力的!語彙力がないことが悔しい!この小説の良さを多くの人に伝えたくて仕方がないのに! 主人公にすんなりと感情移入をしてしまい、 ああ、わかる。わかるよ、、!となり、 最後には私も最高の友情...

最高でした!夏晴れのように、スカッとする読み終わりの素晴らしいお話でした!登場人物たちも魅力的!語彙力がないことが悔しい!この小説の良さを多くの人に伝えたくて仕方がないのに! 主人公にすんなりと感情移入をしてしまい、 ああ、わかる。わかるよ、、!となり、 最後には私も最高の友情を見つけた気持ちになりました。 同時にリンクしている父の物語。 折り重なって物語は続いていくんだな〜としみじみ。内省するいいきっかけにもなりました。

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2018/10/14

父の故郷でキャンプに参加し海への飛び込み等健康的に遊び過ごす加奈太の夏の日々のわくわく感。三十年前、遭難した漁師の父の帰還を島に伝わる妖怪に祈った小説家の父。南の島のくっきりした色彩や当初三対三に分かれていた少年達の変化後の自然さ。見つけたものの発表が言葉にすると勿体無い興醒め感...

父の故郷でキャンプに参加し海への飛び込み等健康的に遊び過ごす加奈太の夏の日々のわくわく感。三十年前、遭難した漁師の父の帰還を島に伝わる妖怪に祈った小説家の父。南の島のくっきりした色彩や当初三対三に分かれていた少年達の変化後の自然さ。見つけたものの発表が言葉にすると勿体無い興醒め感…。素直じゃないか。

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2018/08/16

連綿と続く島の伝統。翻弄されながら長い人生をかけて受け入れていく人間。それを親子で同じ体験をする。こんなに幸せなことはないね。失われていく地方の伝統と均一化されていく日本の文化。やはり、自然への畏敬の念は何としても残さないといけない。そんな気がする読後感でした。

Posted byブクログ

2018/02/17

14歳の少年達が見る水平線。悩みなんかスカッと忘れさせてくれる、あまりにも美しい水平線。それを見る彼らのピュアな瞳に神様は宿るんだろうな。今回も椰月作品の清々しさを十二分に堪能できた。

Posted byブクログ