14歳の水平線 の商品レビュー

椰月美智子(著者)

2018/01/06

今回は父子家庭の少年と父親側の視点が交互に収録されています。
ンン～～みんな反抗期？ってあんな感じだったんです？？？
甘酸っぱ…いや、しょっぱ…苦い…。そんな1冊です。

2017/03/22

反抗期の娘の気持ちが分かるかな、と題名にひかれ図書館で手に取った。
読み出したら、純粋にストーリーに引き込まれた。
天徳島の自然と中学二年の男子のもやもや感とか親や友達への気持ちとか…
多分上手く言葉に出来ない事に余計に苛立つ気持ち、昔の自分を思い出した。
現実はもっと世知辛く、こんな素直な子ばかりじゃないだろう。
けど、本当はみんな素直なんだと思いたい。

2016/08/22

すごく暗い本を読んだ後だから14歳のぼくたち可愛かったでも 椰月さん、 海のそばで育ったことあるのかなと？疑問。 作品から海の潮風の匂いが漂って来なかった

2016/08/09

サッカー部をやめてからいつもいらいらしている中学２年生の加奈太。そんな息子に戸惑う父、征人は生まれ故郷の南の島で夏休みを過ごさないかと提案します。島で父の幼なじみの開催する１４歳男子限定の「４泊５日のミステリーツアー」に参加することになった加奈太。そこで出会う魅力あふれる個性的な人々。「神様の島」と言われる美しい自然の中で過ごす短い日々の中で親子が見つけたものは…。夏休みにぴったりの一冊です。

2016/06/30

ヤングアダルトにはいるかな。
中２の男の子が夏休みに父親の故郷に帰りキャンプに参加して成長する物語と、父親の中２の頃の物語が平行して描かれている。
故郷の島には神事や言い伝えなどがあり、妖怪などが住んでいるなどといった所がより面白くしている。

2016/04/17

数々の言い伝えや、伝統行事を大切にし
禁忌を破ることなく、
大切に守り続けている『神様の島』と呼ばれる島がある。
（おそらくモデルは沖縄の久高島）
生きている人間も、死んだ者も揚句は妖怪までもが
仲良く共存しているようなこの島で
夏を過ごすことになった14歳の少年たち。
読み進めるうちに、
14歳をもう3回以上繰り返してしまった私でさえも
自分に自信がないくせに人のことは許せなくて
イライラと怒りを覚えるばかりだったあの頃の気持ちが
リアルに甦ってきました。
生も死も紙一重、何をどうしたって太刀打ちできない大自然は、人を謙虚にそして優しくしてくれるのでしょう。
私も今すぐこの島に飛んで行って、
この欲に塗れた心の中をザブザブと洗い流してしまいたくなりました。
読み終わると心が夏の空の様にスカッとしますよ。
おすすめ♪

2016/02/25

すっかり大人になってしまった私たちの中にも
ちゃんと　14歳の「私」がいるぞ
ということを　改めて意識させてもらえる
むろん　育った環境も　場所も違うけれども
ちょっとしたことに一喜一憂したり
どきどきした　あの輝くような日々であったり
この世の終わりだと　感じてしまった日々であった
そんなことを　思い出させてもらった

ちょうど　沖縄を舞台にした
奥野修司さんの少年少女のルポルタージュを
読んだ直後に読んだので
ことさら　気持ちに近づけて読めた気がします

2016/01/23

キャンプ場での友情。二度と会うことはなくても、たぶん、大丈夫だと思えるものを得たのではないかと、親の視点で願ってしまう。父親と友人たちの関係性は故郷があるからこそかもしれない。

2015/12/10

主人公とその父親の中2時代を交互に絡め、少年の成長と友情を描く。

実在なのか知らないが、沖縄？の小島を舞台とすることで、独特の風俗や雰囲気の中、少年たちのふるまいが生き生きと描かれている。

★4かもしれない。

2015/10/11

父の視点と息子の視点
実家に帰ったときにいろんなことが交差してよみがえってくる。
すごくすごくいい本