マンガでやさしくわかるアサーション の商品レビュー
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相手を傷つけたくない気持ちから、自分の想いを伝えることが難しいと感じている人に読んでもらいたい一冊です。 アサーションとは、相手も自分も大切にして自己主張をする方法の考え方です。 おすすめポイントランキング 第3位「漫画と活字の割合が丁度良い」 CAさんのストーリー漫画と活字のページが交互に構成されていますが、活字を抜かして漫画だけ読んでも為になると思います。 もう少し読めば漫画だー!と読むモチベーションもあがります。 第2位「DESC法」 なんと言ったら良いか戸惑う時、葛藤が起こりそうでそれに備えて心の準備をしたい時、とっさの反応に困った時の、セリフ作りの方法です。 客観的な事実と、主観的な自分の想いを伝え合うことを助けてくれます。 第1位「多様性の中で生きていくことを知る」 私たちは誰もが、生まれた場所、育ってきた環境が違い、価値観やものの見方も異なります。 ですので、その違いが「間違い」ではないということを知っているはずです。なのに私たちは、大人になるに連れて「波風を立てないように」「相手の気を悪くしないように」と意識するあまり、自分の思いを蔑ろにしがちです。 お互いの違いを前提とした上で、どう歩み寄っていったらよいのか、考えてみることを始めませんか? それを面倒だと先送りにすることも、ひらくで取り組んでみることも、あなた次第です。 アサーションについてもっと知りたいと思った方はぜひ読んでみてください。
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日本語にはないアサーションという言葉。 自分も相手も大切にする自己表現のコミュニケーション技法が学べる。 自己表現は非主張的、攻撃的、アサーティブの3種に分かれる。 よくある威圧感が強く攻撃的な人にどう接するのが良いのか、 いつも人に頼まれると他にもやらないといけないことがある...
日本語にはないアサーションという言葉。 自分も相手も大切にする自己表現のコミュニケーション技法が学べる。 自己表現は非主張的、攻撃的、アサーティブの3種に分かれる。 よくある威圧感が強く攻撃的な人にどう接するのが良いのか、 いつも人に頼まれると他にもやらないといけないことがあるのに断れないそんなときに使える。 アサーティブ権やDESC法(DescribeExpress,Explain,EmpathizeSpecifyChooseという描写→表現・説明→提案→選択肢によるコミュニケーション技法)があるが何よりも心に残ったのは、 ・自己信頼:本当に助けがほしいとき、相談したいとき、それを自ら認め、求めることはじつは自分の現状をよくわかっている自律的な行動 ・私たちはみな、異なったものの見方、考え方があり、どれも間違いではない。聞く(hear)、訊く(ask)ではなく、聴く(Listen)と話すアサーションが必要 の2つ。 アサーションについて知れてもっと知りたいなと興味を湧かせてくれる本でした。
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人の自己表現は3スタイルある ①非主張的:相手に合わせる、消極的な態度 ②攻撃的:自分良ければOK ③アサーティブ:自分も相手も大事にする アサーション権とかアサーティブな考え方の説明が続くが、じゃあどうすりゃ良いんだよ? 闘わなきゃ攻撃的自己実現の奴には敵わないだろ?と思った...
人の自己表現は3スタイルある ①非主張的:相手に合わせる、消極的な態度 ②攻撃的:自分良ければOK ③アサーティブ:自分も相手も大事にする アサーション権とかアサーティブな考え方の説明が続くが、じゃあどうすりゃ良いんだよ? 闘わなきゃ攻撃的自己実現の奴には敵わないだろ?と思ったところ、以下のノウハウが提示された。 アサーションの実践方法としてDESC法がある。 D:Describe:自分が対応しようとしている状況や、相手の行動を描写する。 E:Express,Explain,Empathize:自分の感情を表現・説明する。 S:Specify:相手に望む行動、妥協案、解決策などの特定の提案をする。 C:Choose:提案に対する肯定的・否定的結果を想像し、その結果に対する選択肢を示す。 例えば長電話を切上げたいとき D:「話始めてから1時間が経ちましたね」(描写:主観を交えず、客観的事実を話す) E:「私は、今日はとても疲れていて、集中力が切れてきました」(表現・説明:相手に共感したり、自分の気持ちを伝える) S:「今日の話はそろそろ切り上げて、続きはまたにしませんか」(提案:打開策を伝える) C:「切り上げても良ければ、近日中に私から連絡します。もし、このまま続ける必要があるなら、その話はあと10分ぐらいでできますか」(選択肢:断られた時の備えを示す) あと、アサーティブな考えとDESCスキルの向上は、心がまえと実践訓練が必要とのこと。 心がまえ: ①自分をオープンにする。 ②相手に関心を寄せて聞く。 ③仕事や関係を促進するおまけの情報(雑談力的な) ④非言語表現をアサーティブに(テンション高くかな) アサーションの必要性と、その方法。 また、新しい言動を身につけるには、心がけと訓練が必要という。 人生は勝ち負けじゃなく味わうもの、という姿勢で生きて行くためには良いスキルだと思った。
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【自立訓練施設で】アサーションのカリキュラムを受けたので、読んでみた。アサーションとは簡単に言えば思っていることや感じていることを言葉にして表現すること。だから適切な言葉や言い方を知ることが大事になってくる。適切な言葉か...。
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いくつかアサーションに関する本を読んでいるので、内容は既に聞いたことがあることも多かった。 けれど、マンガで表現される実例が面白く感じました。他の本ではうまくいく例題が多いのですが、ここでは一度ちょっとうまくいかない場合の状況も描いてくれていたので、そこで落ち込むことがあることや...
いくつかアサーションに関する本を読んでいるので、内容は既に聞いたことがあることも多かった。 けれど、マンガで表現される実例が面白く感じました。他の本ではうまくいく例題が多いのですが、ここでは一度ちょっとうまくいかない場合の状況も描いてくれていたので、そこで落ち込むことがあることや、そこから立ち直るためのことなどが少し想像できました。 文章部分が多かったので、もっとたくさんの例題が見られたらなと感じました。
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わたしは仕事では非主張的。夫の前では攻撃的。 どちらも変えないと。 ☆自己表現のタイプ 1.非主張的 曖昧、自分の気持ちを表現しない、言い訳がましい、消極的 →相手には伝わらない。自分だけでなく身近な人も犠牲になる。攻撃な人と一緒になるとパワハラの対象になりやすい。 2.攻撃的 ハッキリ主張、主導権を握りたい、相手より優位に立とうとする、勝ち負けにこだわる →助けて欲しいと言えない、断られるのが嫌。 3.アサーティブ 自分も相手も大事にする、相手が同じように発言することを推奨 →葛藤を恐れずに自分の思いを伝えることから相互理解が始まり、一緒に乗り越えることができたときに関係が深まる →互いを尊重したやり取りを通じて、結果的に相手の希望に沿って動く決心をしても、自分の考えを変えても良い。 ☆アサーション権 人権尊重はコミュニケーションに現れる ・わたしたち誰もが自分らしくあっていいと =他の人みんなその人らしくあっていい ・人は誰でも自分の気持ちや考えを表現していい ☆アサーションに必要なもの ・自己信頼 自分でできることはやり、できないことを認めて助けを得ることで自信を持てる。 →自分の思いに反応してくれる人が必要 ・新しい言動を身につけるための心がけと訓練 そうした物の見方は社会、環境の中で作られる。(自分の置かれた環境への適応なので、環境が変われば通じないこともある) 考えが行動に影響する。 ・自分をオープンにする覚悟 ・相手の物の見方を理解する 違う環境で育った異なる価値観を間違いではなく同感できずとも共感していくこと。聴く姿勢。 べき論は思い込み。それが自分を縛っていることも。 ☆アサーティブになると変わること ・気持ちが変わる 思い込みをなくし、自分の感情(自分の状態を知る手がかり)の理由に目を向けることができる。 ☆DESC法 discribe状況を客観的に描写 express.explain.emphasis自分や相手の気持ちを主観的に伝える specify解決策を具体的に提案 choose同意された、されなかったそれぞれの選択肢を考えておく 例)会議が15分オーバーしています 皆さん次の予定があるのではないでしょうか。私はあと10分で出なくては行けません。 いったんここでまとめて次の日程を決めませんか? →まだ続けたい →それでは私だけ先に失礼してもよろしいでしょうか?
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この本を読んだすぐ後で講義でアサーションを学んだ。本では理解できなかったが、先生から直接聞くと理解できる部分が多かった。心理学は人から人に伝えるものだと 思った。
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「言いたいことをなかなか言えない人」「適切な自己主張ができたいないと感じている人」そういった人にとっては本書は取っ掛かりとして非常に役に立つ様に感じた。 この「アサーション」という概念や考え方を整理された状態で知ることができたのは大きな喜びである。特に「アサーション権」や「アサ...
「言いたいことをなかなか言えない人」「適切な自己主張ができたいないと感じている人」そういった人にとっては本書は取っ掛かりとして非常に役に立つ様に感じた。 この「アサーション」という概念や考え方を整理された状態で知ることができたのは大きな喜びである。特に「アサーション権」や「アサーション権の行使」という表現はいままでに私の中にはなかった発想で、大変ためになった。 実践的方法として「DSAC法」という概念が示されているが、もっと若い時に知っておけばよかった、思いつつ、今後は意識して活用できないかと思う。この辺りについてもうすこし紙面を割いてほしかった。
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アサーションの導入的な本。 アサーションとは何か、効果、どのように使うか、手っ取り早く理解することができます。 この本を読んで、アサーションを身につけたいと思うようになりました。
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アサーション入門書として。半分マンガで読みやすい。アサーティブな人間関係は自分だけでは構築できない。平木先生はこの分野の第一人者とのことで、他の本も読んでみたい。
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