本なんて! の商品レビュー
(2024/6/26返却) オススメの本の紹介をまとめた本は苦手だけど、本との生活のような本作なら楽しく読めると思っていたんだけど、結局終盤は流し読みとなってしまった。 以前よく読んでいた長嶋有さんの文章を抜粋 〜「読書は図書館で借りて済ませてます」と人前で得意げにいうのはやめ...
(2024/6/26返却) オススメの本の紹介をまとめた本は苦手だけど、本との生活のような本作なら楽しく読めると思っていたんだけど、結局終盤は流し読みとなってしまった。 以前よく読んでいた長嶋有さんの文章を抜粋 〜「読書は図書館で借りて済ませてます」と人前で得意げにいうのはやめたほうがいい…大の大人が身銭も切らずに世界を知ろうとするなんて、いけないことではないが、はしたないことに思える。〜 タイトルが「作家の好きな言葉」で、長嶋有さんの好きな言葉は「増刷」暗に読者に買ってくれ!と言ってるのかもしれないし、身銭を切って買うとなれば、確かにそれだけ読書への熱も違うでしょうが。大人気ないかもしれないけど、長嶋有熱が少し冷めた。 萩尾望都さんの「いい子と悪い子と」では、真ん中っ子(萩尾さんは鬼っ子と書かれてる)で、親の期待通りのいい子に育たなかった幼い頃に好きだった本が、話の根底がシビアなグリム童話と書かれてて、私は真ん中っ子ではないけどとても共感した。 芥川龍之介の「田端日記」は、妄想しながら面白く読んだ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白そうだと思い図書館で借りました。 時々、物語ではなく、こういう読書好きの方のエッセイが読みたくなります。 五十二人の作家の本をめぐるエッセイ集です。 須賀敦子さんの「塩一トンの読書」は全集で一度読んだことがあるのに、全く覚えていなかったので、全集をもう一度読み返したいと思いました。 浅田次郎さんが一日四時間の読書を毎日する話は、どこか別の本で読んだ記憶がありました。 私も、毎日、四時間の読書の時間が取れれば、もっと幸せだろうな~。と思いました。 長嶋有さんの「作家の好きな言葉」は笑いました! 古いところでは、寺田寅彦「鸚鵡のイズム」、芥川龍之介の「田端日記」、室生犀星のエッセイではなく「門」という美しい詩も載っています。 一番若いのは朝井リョウさんかな。 何か面白そうな本が紹介されていないかと思ったのですが、古いのものが多く、私には難しそうでした。(古いものも、時間があればゆっくり読みたいものですが) でも、この五十二作のエッセイ自体がとても面白く、楽しい読書の時間でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
幅広い年代の作家たちの 「本」についての想いのエッセイ。 本に魅せられたひとたちの 本に惹かれる想いは その作家を知らなくても 好きな作家ならなおのこと よりいっそう本に惹かれていく エッセイ満載。
Posted by
秘め事のように本を読む。古書のページのあいだに残る誰かの痕跡を愉しむ。人生のうち死ぬまでに読書できる時間を数えてみる。崩れた本の山に滑って転ぶ。同じ本を30冊買う。……本が好きな人ってやっぱりちょっと変わっているのかもしれない。本への愛にずっぽりハマる、本好きにはたまらん52編!...
秘め事のように本を読む。古書のページのあいだに残る誰かの痕跡を愉しむ。人生のうち死ぬまでに読書できる時間を数えてみる。崩れた本の山に滑って転ぶ。同じ本を30冊買う。……本が好きな人ってやっぱりちょっと変わっているのかもしれない。本への愛にずっぽりハマる、本好きにはたまらん52編! (アマゾン紹介文) 紹介にもある通り、「本」をテーマにした一冊。 愛憎入り混じったエッセイは、すらすらと読めました。 シリーズがあればぜひ続けて読んでみたい。
Posted by
時間が無くて斜め読みのところもあるけど、すごく面白い。本が好きー!ってストレートなのもあるけど、ちょっとひねくれていたり、自嘲していたり、文章のうまさに唸ったり、共感したり、ちょっと引いたり(笑)どれもいいんだけど、開高健、夢枕獏、寺田寅彦なんかは良かったなあ。ドキドキしてしまっ...
時間が無くて斜め読みのところもあるけど、すごく面白い。本が好きー!ってストレートなのもあるけど、ちょっとひねくれていたり、自嘲していたり、文章のうまさに唸ったり、共感したり、ちょっと引いたり(笑)どれもいいんだけど、開高健、夢枕獏、寺田寅彦なんかは良かったなあ。ドキドキしてしまったのは久世光彦。池内紀も。また読みたい。
Posted by
図書館の本棚を眺めてたら気づいた。こないだの猫なんて!の本版。「なんて!」はシリーズなのか。こちらもややマニアックなセレクト。ちょっと生真面目すぎる印象。猫なんて!のほうが楽しめる。
Posted by
いろんな作家さんや詩人、エッセイストの本に関する話が読めて楽しかった!中でも「名作とは受け取り方が何パターンもある、読むときによって感じ方が毎回変わる本」って話がすごく納得した!それと、浅田次郎が毎日4時間読書の時間を確保するって話がすきです。
Posted by
本のエッセイアンソロジー。 須賀敦子さんの『塩一トンの読書』は良かったです。(読みたい本に登録したまま、まだ読めずにいるのですが^^:)長嶋有さんの『作家の好きな言葉』には笑ってしまいました。有栖川有栖さんの『書斎の猫』も微笑ましい。でも嬉しかったのは萩尾望都さんの『いい子と悪い...
本のエッセイアンソロジー。 須賀敦子さんの『塩一トンの読書』は良かったです。(読みたい本に登録したまま、まだ読めずにいるのですが^^:)長嶋有さんの『作家の好きな言葉』には笑ってしまいました。有栖川有栖さんの『書斎の猫』も微笑ましい。でも嬉しかったのは萩尾望都さんの『いい子と悪い子と』。『グリム童話』も『金髪のマーガレット』、私も繰り返し読んだなぁ、と。感じたことは同じではないかもしれませんが、子どもの頃、同じ本を読んでいたのだなぁと思うと、嬉しいです。
Posted by
本に携わる人たち52人の本にまつわるエッセイ集。本を読むのも好きだけど、他愛ない本の話を聞くのも好きだ。なかでも椎名誠、夢野久作、山田風太郎のが面白かった。
Posted by
本に対するいろいろな気持ちが書いてあって、楽しいな~♪とサラサラ読んでいて、最相葉月さんの「翻訳・由利徹」がツボに入って爆笑した(^^;)
Posted by
- 1
- 2