時をかける眼鏡 新王と謎の暗殺者 の商品レビュー
またしても面白い、スッキリ終わるのが大好き。さらっと読めちゃうが、読み応えもある。このシリーズ大好き!3もすぐ読みたい。 p.172 生まれた時からずっとそうだったので、それが当たり前だと思っていました。だけど、この世界に来たをかけて、クリスさんのいう空恐ろしいの意味がわかっ...
またしても面白い、スッキリ終わるのが大好き。さらっと読めちゃうが、読み応えもある。このシリーズ大好き!3もすぐ読みたい。 p.172 生まれた時からずっとそうだったので、それが当たり前だと思っていました。だけど、この世界に来たをかけて、クリスさんのいう空恐ろしいの意味がわかってきたかも。ここでは、自分が何かすれば、やっただけの成果がついてくる。だけど、何もしなければ、何も起こらないでしょう?でも、僕のいた世界は違うんです。ほとんど何もしなくても、すごいことが怒っちゃうんですよ。他にも、ボタンを1つをしただけで、部屋を冷やしたり温めたりできる。いちいち火を熾したり薪をくべたりしなくても、スイッチ1つで気をつけて2丈ができる。クリック1つ…えーっと、つまり指を動かしただけで、熱々のご飯が届く。店では、すぐ食べられる状態で、魚や肉や野菜を打ってる。…そんな感じです。 ますます魔法じゃないか! それは、本当は魔法じゃなくて、他人の苦労の賜物だったり、技術の進歩のおかげだったりするんですけど、そうした過程や裏側の事は目には見えないし、知りたいと思っても、あまりにもたくさんの人やものが関わりすぎていて、全部を把握しきれないんですよ。僕のいた世界は、ちょっと複雑になりすぎたのかもしれません。 p.244 そのままゆっくりと歩きながら、クリストファーは話を続ける。 「多分誰だって、自分1人でできる事はそんなにないんじゃないか?先生、自分の腕が届く範囲の事位だ。…こんな風にな。だが、誰かと出会って、そいつと手をつなげば、今度は2人でいっぱいに腕を伸ばした範囲の事が出来るようになる。もう1人増えれば、もっと広くなる。今みたいに1人がつけば、上にも範囲が広がる。これは、ロドリック様やフランシス様のように、気の利いた言葉言えんし、嘘もつけん。正直言って、お前をここにまねき寄せた、ジャヴィードの魔法を、好きにはなれんのだ。あれを使うのは、正しいことだとは思えない。俺たちの勝手で、お前を無理矢理ここに呼び寄せたことで、お前の人生は、悪い方にねじれてしまったかもしれないと思っている。だが、それでも、俺はお前と出会えて良かったと思う。必要だのなんだのと言う堅苦しい言葉よりも、今夜もお前と飯を食えて嬉しいと思う。…それでは足りんか?」 自分1人の力など、ちっぽけだ。だからこそ、誰かと出会い、共に新しい扉を開けることを、人は望み続ける。いろいろな人に出会い、たくさんの経験をして、自分のできることを、どんなにささやかでも、一つ一つ見つけていく。そして少しずつ、前に進んでいけば良いのだ。そう思うと、乾いた土に水が染み込むように、カチカチになっていた心が、ゆっくり解けていくのがわかる。
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「高みに上る日」 困った時は頼りにされる。 専門的な知識はなかったとしても、想い出に残る品ですら初めて知ることが多くて面白いのかもな。 教科書や資料だけでは知り得ない事を尋ねるのはいいが、限度はあるかもな。 「輝かしき日」 城内まで送り届けた矢先。 余興のように見せかけることす...
「高みに上る日」 困った時は頼りにされる。 専門的な知識はなかったとしても、想い出に残る品ですら初めて知ることが多くて面白いのかもな。 教科書や資料だけでは知り得ない事を尋ねるのはいいが、限度はあるかもな。 「輝かしき日」 城内まで送り届けた矢先。 余興のように見せかけることすらも、他国に向けて新たな国王や護る者の力を示す一つなのかもな。 皆が寝静まり暗闇の中聞こえた音は、誰しもが不安になりそうなものだろう。 「信じる気持ち」 慌てて死体を隠した理由。 どんな相手であろうと他国から来た者が殺されたとなると、早急にどうするか考えねばいけないな。 イニシャルだけだと同じ者はいるかもしれないが、不審な動きはあるからな。 「負うもの、守るもの」 真実を解き明かすために。 現代では考えられないことだろうが、国を護るためには必要な過程であると分かっても辛いだろう。 既に嘘が紛れているが、会話の中に本当のことは紛れているかもしれないな。 「まことの片腕」 全てを背負い死ぬ者から。 しっかりと相手を見極めてから計画を実行していたら、綺麗なままの遺体は戻る事はなかっただろ。 誰かに相談したくとも身内の不祥事で、国絡みとなると簡単には無理だろう。
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時空と時代の違う中世風の王国に飛ばされた西條遊馬は、王室の鷹匠の弟子として使えることになるが、誰もが知らないいろいろな知恵を持っていると思われて、ロデリック新王、フランシス宰相(ロデリックの異母弟)、ヴィクトリア姫王子(ロデリックの異母弟)たちに頼られることになる。新王の宴会の料...
時空と時代の違う中世風の王国に飛ばされた西條遊馬は、王室の鷹匠の弟子として使えることになるが、誰もが知らないいろいろな知恵を持っていると思われて、ロデリック新王、フランシス宰相(ロデリックの異母弟)、ヴィクトリア姫王子(ロデリックの異母弟)たちに頼られることになる。新王の宴会の料理のアイデアを出したり、不審な殺人の謎を得意の医学の知識で探ったりする。その中で、遊馬は自分なりに様々なことを学んでいく。王国の人々ともつながりを深めていく。こうなると、もとの世界に戻るのが辛くなっていってしまうかもしれないなあ。
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まさかのシリーズものでした! 前作を知らないのに、読んでしまったw タイトルに興味が湧いて読み始めましたが、面白かったです! あれよあれよという間に読み終わってしまうのですが、遊馬くん…医大生には思えぬ幼さですよ。いや、そんなモノか? 医療の知識がない世界での、医大生的な気...
まさかのシリーズものでした! 前作を知らないのに、読んでしまったw タイトルに興味が湧いて読み始めましたが、面白かったです! あれよあれよという間に読み終わってしまうのですが、遊馬くん…医大生には思えぬ幼さですよ。いや、そんなモノか? 医療の知識がない世界での、医大生的な気付きとか心情の変化が楽しい一冊。なんか勝手に上から目線(むしろ親目線?)で読んで応援しちゃうww
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違う世界に飛ばされた主人公が医学生の知識で、事件を解明する話。とはいっても学生なので、治療、手術なんてやったことないので、ひたすら知識と記憶を頼りに奮闘します。 ある意味JINより過酷です。 今回はロデリックが王座に収まり、パーティを開いたところ殺人事件が発生。 平和なこっちとは...
違う世界に飛ばされた主人公が医学生の知識で、事件を解明する話。とはいっても学生なので、治療、手術なんてやったことないので、ひたすら知識と記憶を頼りに奮闘します。 ある意味JINより過酷です。 今回はロデリックが王座に収まり、パーティを開いたところ殺人事件が発生。 平和なこっちとは本当に世界が違います。
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シリーズ2作目。作者の法医学の薀蓄が好きで手に取るので、器具などの十分にないファンタジー世界での話の展開はかなり歯がゆいものがありました。このシリーズはミステリ展開を期待するよりファンタジーとして単純に楽しむ方がいいのかもしれません。オレンジ文庫というレーベルがライト文芸というこ...
シリーズ2作目。作者の法医学の薀蓄が好きで手に取るので、器具などの十分にないファンタジー世界での話の展開はかなり歯がゆいものがありました。このシリーズはミステリ展開を期待するよりファンタジーとして単純に楽しむ方がいいのかもしれません。オレンジ文庫というレーベルがライト文芸ということなのでそのテーマには沿っているのでしょうね。まだまだですが主人公の成長物語でもあり悪くはないので、シリーズの続きを読むとしたらレーベルの色を意識してにしようと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ第2作。 非常に読みやすい作品。 前作に比べると今回は殺人の経緯が少し意外だった。 子どものことを考えて殺人をしたお父さん。 だけど最後は国に迷惑をかけないように考えているのが真面目なんだなって思いました。 あとは最後に国王がフランシスを抱きしめるシーンも 素敵でした。 引き続き読んでいきたいと思った作品です。
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推理というにはちょっと物足りないが、遊馬が父との思い出を頼りながら、現代医学の道具に頼らず工夫と観察力で人を助け、真相を究明していく様子が興味深い。また、3兄弟を主軸にひとを思い合う気持ちがあたたかく、楽しく読めた。料理の話題もあって古代と現代のハーモニーが面白い。
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