1,800円以上の注文で送料無料

ALLIANCE の商品レビュー

4

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/10/12

高度成長期に最適だった終身雇用モデルが崩壊した今日、あえて企業と社員の関係を「契約」に基づく”権利と義務の取引”から、「信頼」に基づく”互恵的な提携”に見直すことを提唱した一冊。 特に変革期の企業に有効な人事戦略として、企業と社員が「お互いに」果たすべきミッションを明確化し、目...

高度成長期に最適だった終身雇用モデルが崩壊した今日、あえて企業と社員の関係を「契約」に基づく”権利と義務の取引”から、「信頼」に基づく”互恵的な提携”に見直すことを提唱した一冊。 特に変革期の企業に有効な人事戦略として、企業と社員が「お互いに」果たすべきミッションを明確化し、目標達成までの「コミットメント期間」を設定した上で、誠実な対話を通じた丁寧な相互フィードバックを繰り返すことで生まれる(もし社員が転職した場合でも続くような)長期的な信頼関係をベースに、社員の社外人脈や「卒業生」も含めた巨大なアライアンス・ネットワークを構築することにより、企業の変化に対する適応力が高められると主張する。 Linkedin創業者である著者の知見が凝縮された本書は、社員は成果という価値を、企業は成長やキャリアという価値を、相互信頼に基づいて提供し合うという、フリーエージェント時代の雇用関係の理想を描いている。どんな企業でも実行可能とは限らないが、本書をもとに目の前の部下や上司との関係を少しでも見直すことは可能だろう。終身雇用を前提とした硬直的な人事制度が早晩弱みに転じることにも改めて気づかされる。

Posted byブクログ

2015/09/27

ベンチャー企業で働いていると、この本で書かれていることはごく当たり前のように感じる。ただこういう本が売れていることは、徐々にアライアンスという考え方が広まっていくのだろう。 その時を見据えて自分のスキルやキャリアを考えておかなければならない。

Posted byブクログ

2015/09/24

関係を続けること。 働くときは期間を決めて働くこと。 お互い何がしたいかを擦り合わせておくこと。 卒業しても関係は継続すること。 卒業生ネットワークを作ること。

Posted byブクログ

2015/08/17

この本を読むと自分の仕事観が整理できるかもしれない。 尊敬する人を三人書く→それぞれの人の尊敬する点を3個ずつあげる→合計9個の尊敬する部分を重要度順に並び替える 上記でその人の価値観がわかる。個人の価値観と企業の経営指針の合わさる部分がミッションになる。 新卒社員向けの研修...

この本を読むと自分の仕事観が整理できるかもしれない。 尊敬する人を三人書く→それぞれの人の尊敬する点を3個ずつあげる→合計9個の尊敬する部分を重要度順に並び替える 上記でその人の価値観がわかる。個人の価値観と企業の経営指針の合わさる部分がミッションになる。 新卒社員向けの研修で使えるかも。

Posted byブクログ

2015/08/09

リーンカンファレンスでは篠田さんら登壇者の人事の考え方、課題を知ることで、自分のチームの human resource management & development について考える上でのヒントをいただいたけど、本書からもたくさんの気づきやアドバイスを得られた気がする。...

リーンカンファレンスでは篠田さんら登壇者の人事の考え方、課題を知ることで、自分のチームの human resource management & development について考える上でのヒントをいただいたけど、本書からもたくさんの気づきやアドバイスを得られた気がする。自分自身のコミットメントや組織とのアライアンスを整理するキッカケにも。

Posted byブクログ

2015/08/07

キーワードである、 ・ローテーション型 ・変革型 ・基盤型 の3つのコミットメント期間について説明。 今、私が望んでいる。大企業の中での、 個人事業主になる目標に近い方向性を示してくれた。

Posted byブクログ

2015/08/01

「定年まで働くことを期待すること」「終身雇用を期待すること」「個人の価値観やなりたい姿は会社に持ち込まずシェアしないのがむしろ美徳とされる傾向」「転職は会社にとって良くないこと?」就活の時から感じる違和感や上手く整理できないもやもやを明快に言葉にしてかつ代替案を提示してくれたよう...

「定年まで働くことを期待すること」「終身雇用を期待すること」「個人の価値観やなりたい姿は会社に持ち込まずシェアしないのがむしろ美徳とされる傾向」「転職は会社にとって良くないこと?」就活の時から感じる違和感や上手く整理できないもやもやを明快に言葉にしてかつ代替案を提示してくれたような一冊。リンクトインのリード・ホフマンらが書き、ほぼ日の篠田さんが訳したこの本では、「アライアンス」関係という、個人と会社の新しい関係性が示されていました。読みながらひたすら共感して、こんな関係にできたらいいな、とただただ憧れながら読んでいました。

Posted byブクログ

2015/07/20

全て同じように導入することは無理だろうし、同じものを導入してもうまく機能するとは思わない。その点から考えても本書は「参考書」という位置付けになるだろうが、特徴として捉えられる部分に、実践した結果に基づき非常に基礎的なところから書かれていることがある点が挙げられる。 つまり、ただ...

全て同じように導入することは無理だろうし、同じものを導入してもうまく機能するとは思わない。その点から考えても本書は「参考書」という位置付けになるだろうが、特徴として捉えられる部分に、実践した結果に基づき非常に基礎的なところから書かれていることがある点が挙げられる。 つまり、ただ参考となる事例が羅列されているだけではなく、読み手が個々の解釈に従って汎用していくことが可能な手本的な要素が満載なのだ。 まあ、滅多にビジネス書を読まなくなった自身としてはこれで1500円+税は安いな。と思ったが、この本を読んだ御蔭で、生物の連鎖・関係のあり方を研究した書物を読みたくなったので高くつきそうです(笑) これからの社会の一つのあり方の参考として良い示唆をあたえてくれる書籍。

Posted byブクログ