カレイドスコープの箱庭 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
診断ミスか?検体の入れ違いか?東城医大を巻き込んだ問題にAi国際会議を控えた田口と白鳥が挑む。 シリーズ最終章ということで、これまで登場した主要メンバーが出揃うのは読者にとってありがたい限りだが、ストーリーを考えると無理矢理感が否めなかった。 冒頭の問題は割とあっけなく解決、ちょっとシリーズが長引いてしまったのかもしれませんね
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『チーム・バチスタ』シリーズ第7弾で、最終章。 東城大学附属病院で誤診疑惑が起こる。 高階病院長の依頼によって、調査を始める『愚痴』外来の田口。 検体の取り違え⁇ 診断ミス⁇ Ai国際会議の開催が迫る中、厚労省の白鳥ともに調査に乗り出す。 『チーム・バチスタ』シリーズの最...
『チーム・バチスタ』シリーズ第7弾で、最終章。 東城大学附属病院で誤診疑惑が起こる。 高階病院長の依頼によって、調査を始める『愚痴』外来の田口。 検体の取り違え⁇ 診断ミス⁇ Ai国際会議の開催が迫る中、厚労省の白鳥ともに調査に乗り出す。 『チーム・バチスタ』シリーズの最終章だけに、桐生が速水が、勢ぞろい。 国際会議でひともめするのかと… あっさり終了。 誤診疑惑も、あまりもめることもなく、予想通りの決着。 最終章だけに無理やり押し込んだような… ちょっともの足りなさを感じる。 少し長すぎたんだろうか… 『ジェネラルルージュの凱旋』まではおもしろかったが。以降は… 『ブラックぺアン』シリーズの3作くらいがちょうどいいレベルかと。 他のシリーズとのリンクが多すぎるのもちょっと複雑になりすぎて、話がわかりにくくなっているような気がする。 『ブラックぺアン』シリーズの方がおもしろかった。
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チーム・バチスタシリーズの総集編というか、同窓会のような感じ。 私はある時期、海堂作品ばかりを読んでる時期がありました。同じような方もいるのでは。 後半の作品相関図などもあり、得した気分。 放浪日記(作家の日々を描いたエッセイ)を読むと、海堂さんは、田口と白鳥を足して割ったような...
チーム・バチスタシリーズの総集編というか、同窓会のような感じ。 私はある時期、海堂作品ばかりを読んでる時期がありました。同じような方もいるのでは。 後半の作品相関図などもあり、得した気分。 放浪日記(作家の日々を描いたエッセイ)を読むと、海堂さんは、田口と白鳥を足して割ったような。いや、他の登場人物とも被るような人なんだ。と感じました。 医師としても闘っている方という事も知りました。
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【要約】田口・白鳥コンビが活躍するミステリー。高階病院長から田口Drへ、病理診断誤診調査の特命が与えられる。田口は白鳥の協力を得ながら調査を開始するが、単なる病理診断の誤診ではと結論付ける。一方、白鳥は独特の調査手法で真相に迫る。シリーズの主要人物である速水や桐生をはじめとする豪...
【要約】田口・白鳥コンビが活躍するミステリー。高階病院長から田口Drへ、病理診断誤診調査の特命が与えられる。田口は白鳥の協力を得ながら調査を開始するが、単なる病理診断の誤診ではと結論付ける。一方、白鳥は独特の調査手法で真相に迫る。シリーズの主要人物である速水や桐生をはじめとする豪華なキャラクターたちが、成長を遂げた姿で再び登場する。 【感想】Aiなどの医療問題を主題とする作品がシリーズの中で多かったが、本作品は医療問題についてそこまで力を入れてないように感じた。あえて出番(国際学会)を作ることで、前作の主要な登場人物を登場させていることに、軽率さを抱いた。結末に関しては、これまでのような人間の葛藤がにじむ生々しい終わり方ではなく、割とあっさりしていた。個人的には、多くのキャラクターを登場させるのであれば、彼らのやりとりや場面をもっと描いて欲しかった。 【心に残った言葉】 ・人にものを尋ねるのならせめて自分なりの仮説を持たないとダメでしょ。 ・そこに一抹の寂しさと不安を覚えるのは、新しい世界へ一歩踏み出す際の未知の世界に対する恐怖心のせいだろう。
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田口、白鳥コンビは相変わらず楽しい 実際に白鳥の毒舌を浴びせられたら気分悪くなるだろうけど、田口の心の広さは見習わなきゃ(笑)
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登場人物は勢ぞろいで豪華だが、なんだか院内での事件をメインにすすんでいく(国際会議の方は派手だが) ドラマや漫画の最終回で後日談をやるあのノリを一冊まるまる使ってやっている感じ。
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『ケルベロス』が最終章のようだったとのことで、付け足し的なものかと思い余り期待していなかったのだが、思いのほか面白かった。 前作、前々作が『発砲』だの『爆破』だの派手ではあるがちょっと現実離れしていたのだが、今回は決してあってはならない事ではあるが総合病院ではある『かも』という現...
『ケルベロス』が最終章のようだったとのことで、付け足し的なものかと思い余り期待していなかったのだが、思いのほか面白かった。 前作、前々作が『発砲』だの『爆破』だの派手ではあるがちょっと現実離れしていたのだが、今回は決してあってはならない事ではあるが総合病院ではある『かも』という現実感があり、内容もわかりやすかった。 過去に出てきたキャラクターが出演してくれたのも個人的には嬉しかった。「すずめ四天王」の対決、個人的にはちょっと見てみたい…
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シリーズ各作品に共通となるが、読み始めると頁を繰る手が停め難くなってしまい、素早く読了に至った本作である。 そして本書だが、作品の後に海堂尊作品の多くが紹介され、描かれている内容の時系列が判るように整理されたモノ、各作品中の出来事や、作中で言及が在る事項等を年表のように整理したモ...
シリーズ各作品に共通となるが、読み始めると頁を繰る手が停め難くなってしまい、素早く読了に至った本作である。 そして本書だが、作品の後に海堂尊作品の多くが紹介され、描かれている内容の時系列が判るように整理されたモノ、各作品中の出来事や、作中で言及が在る事項等を年表のように整理したモノ、そして『放言日記』と題した作者の作家活動等―初めて発表した時点で、作家活動が10年に差し掛かっていたそうだ。―に関して綴ったエッセイが収められている。愉しい作品と、興味深い附録も在る訳で、全て纏めて愉しんだ。 本作は「難しい手術が鮮やかに行われて来た現場で、何か不自然な事態?」という謎を解こうとする『チーム・バチスタの栄光』から起こったシリーズである。前作の『ケルベロスの肖像』でシリーズに幕を引くという構想であったらしいが、前作で描かれた出来事の少し後の出来事ということで本作が登場している。 物語の舞台は東城大学病院―第1作の「バチスタ」の一件もこの大学病院で発生している。―が在る桜宮市という、東海地方の架空の街となっている。 そしてこの東城大学病院の神経内科で「不定愁訴外来」という場所を担当する医師の田口が、本作を含むシリーズ各作品の主要視点人物というようになっている。 前々作、前作と東城大学病院は大変なことになっていた。貴重な大型医療機器や新しい施設が損なわれてしまうような出来事が相次ぎ、経営状況も厳しい病院は「閉鎖も已む無し?」という情況に陥ったことが、最初の章の田口と高階院長とのやり取りで示唆されている。そういう情況から、何とか東城大学病院は続けて行こうということになっていたのである。 このシリーズでは、多くの場合は田口が高階院長に役目を依頼され、懸命にそれに取組もうとするというように展開する。そこに色々な人達が関わる。出番が多いのは、厚生労働省の白鳥技官である。 本作で、田口は2つの依頼を受けた。1つは、手術後に死亡した患者に関して、病理診断時に検体の取り違いか誤診が在った可能性が排除出来ないという指摘が在ったとして、その件を調査することであった。もう1つは、遺体をCTやMRIで調べて死因や他の情報を得ようという「Ai」(オートプシー・イメージング)の取組を巡る国際シンポジウムを催すということだった。 国際シンポジウムに関しては、国外の研究者を招聘するようなことについて、ボストンに在る東堂―前作で登場したMRIの権威―に相談しに行くよう、既に旅行を手配済みであるという。そして準備に関して厚生労働省の白鳥技官にも協力を依頼済みであるという。 限られた期間で大きな催事の成功を目指す他方、「検体の取り違いか?誤診か?」の調査も在る。田口は調査に着手し、報告の素案を綴り、慌ただしくボストンへ飛んだ。そして東堂に迎えられた。 帰国した田口を白鳥が待ち受けていた。高階院長を交えてシンポジウムの準備に纏わる打ち合わせをしたが、他方で白鳥は「検体の取り違いか?誤診か?」の調査について「一緒に再調査しよう」と言い出す。 シンポジウムの行方、調査の顛末というのが本作の物語だ。 シンポジウムの行方に関連するが、「死因を究明すること」というような行為を巡って、作中人物達が議論をする場面が在る。あの場面は色々と考えさせられ、凄く読み応えが在った。 前作は「とんでもない事態」になってしまっていた。あれで「シリーズに幕」では少し落ち着かない。そこで本作が「フィナーレ」として用意されたのかもしれないと思いながら読み進んだ面も在る。 田口自身は淡々と普段の調子ではあるが、近くに、遠くに高い志を持って懸命に働く仲間達が在り、様々な課題に向き合っている。他方、押し出しが強く、不思議な知恵が廻る“探偵”の白鳥と、少し穏やかな“探偵助手”の田口が病院内での不思議な出来事の謎を解くような様子も在るという訳だ。 このシリーズに関しては、2020年から2022年の“コロナ”を受けた社会情勢の中で作者が綴った作品を契機に、「そう言えば読んでいない」と読み始めて夢中になった。“コロナ”を受けた情勢下の3作は、作者による様々な作品の作中人物達が登場している。その中に「東城大学病院の田口医師」、「厚生労働省の白鳥技官」が登場し、彼らの初登場を知りたかったので「バチスタ」のシリーズを手にしたのだった。 作者による“ワールド”の核となる「バチスタ」のシリーズそのものは本作で段落ではある。が、「バチスタ」のシリーズの作中人物も含めた人達も登場する、本書で紹介されている多彩な作品が在る。それらにも触れてみたいと強く思う。 偶々読んだ本が契機になって、ドンドンと読む本が増えている。こういうのも好いかもしれない。
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久しぶりのバチスタシリーズ。付録の作品相関図を見ると26冊あるようだが、9割方読んだように思う。 今回の作品は国際会議と誤診問題だが、誤診の推理の方は最初の方で犯人と構図が見えてしまう。相変わらず厚労省の白鳥による無茶苦茶な謎解きにより解決する。 なので、この本は国際会議がメイン...
久しぶりのバチスタシリーズ。付録の作品相関図を見ると26冊あるようだが、9割方読んだように思う。 今回の作品は国際会議と誤診問題だが、誤診の推理の方は最初の方で犯人と構図が見えてしまう。相変わらず厚労省の白鳥による無茶苦茶な謎解きにより解決する。 なので、この本は国際会議がメインテーマか。 主人公の田口講師がいつの間にか准教授に昇格。それも病院長代理のためとか。古狸の高階院長の手足となって東奔西走。このやりとりがいつも笑わせてくれる。田口医師は英語も出来ないのに米国のマサチューセッツ医科大学で事前の講演会。これも東堂教授による無茶苦茶な通訳で大成功。日本の国際会議も短時間の準備にも関わらず、過去に出てきた個性的な先生方により無事終了。このシリーズのオールスターの揃い踏みといったところ。流されっぱなしの田口医師が病院長になる日が来そうだ。会議のテーマのAI診断の議論が長すぎるようにも思う。
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ずっと未読だった田口・白鳥シリーズ最終巻。コロナ三部作出てたけど、当時は一応これでラスト予定だったか。誤診か検体取り違えか調査を命じられた田口。病院内事件の真相究明がこのシリーズの持ち味。アリアドネやケルベロスのような大仰さもなく、シリーズ最終作としてはパッとしないかもしれない...
ずっと未読だった田口・白鳥シリーズ最終巻。コロナ三部作出てたけど、当時は一応これでラスト予定だったか。誤診か検体取り違えか調査を命じられた田口。病院内事件の真相究明がこのシリーズの持ち味。アリアドネやケルベロスのような大仰さもなく、シリーズ最終作としてはパッとしないかもしれないが、個人的にはこのぐらいの規模が丁度良い。やっぱり白鳥好き。田口センセは白鳥評によればあまり進歩してない感じだが、着々と出世して腹黒タヌキの腹心と化しているのが笑える。放言日記でも海堂節炸裂。
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