私の恋人 の商品レビュー
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2017/02/21-2017/03/06 星4.6 これは恋愛小説では無いと思う。帯に書いてあった「なんてことだ、ここには本当のことしか書かれていないじゃないか」という川上未映子さんの言葉が言い得ている。 全体的に面白かった。どの言葉も無くてはならないような気がした。現代を生きる小説という感じがした。
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新聞に「斬新な文体」といった内容で紹介されていたので読み始めた。 5行で挫折の予感。 意味のない言葉を繋ぎ合わせてひとつの世界観を作ろうとしているようだが、理解ができないので全然先に進まない。 「まずい」と思っている料理を、「オレのテクニックはすごいだろ? ほら喰え、喰えっ...
新聞に「斬新な文体」といった内容で紹介されていたので読み始めた。 5行で挫折の予感。 意味のない言葉を繋ぎ合わせてひとつの世界観を作ろうとしているようだが、理解ができないので全然先に進まない。 「まずい」と思っている料理を、「オレのテクニックはすごいだろ? ほら喰え、喰えっ!」と言われ続けているようで、だんだん不愉快になった。 我慢して読み切ってしまえば、何か理解できるものがあるかもしれないが、そんな義理も時間もないので、10ページで見切りをつけた。
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ほんとに始めのあたりで、挫折。 ぜんぜん好みではない文章で読み進められず。 こういうことも、あるんだなぁ。
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一言で言い表すなら、興味深い作品。 1回目、2回目の人生と3回目の私に転生してのエピソードのバランスがいい。
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読み終わったにしたけど、正直読んでない。最初の数ページでリタイア。アメトークの読書芸人で紹介されてたから、純文学っぽいと思いつつ、借りてしまった。そして案の定純文学でついていけず。みんなこんなのよく読むよなー。
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読書芸人から。 面白くて2回読んだ。そして2回目の方が面白かった。人類史の解釈も突飛な設定もまさに「かつてない」。 壮大な恋愛小説という物語としての面白さ。「私」のコアが求める恋人が普遍的なものだったり高橋陽平に対する嫉妬、輪廻故の悩みや遠慮は想像の産物とは思えない。 そして「周回する行き止まりの人類の旅」という独特な人類史観はたまらなく興味を惹かれた。とくに四週目について一人目の私の考察はもはや何を言ってるのかわからないことが更なるリアリティーを醸している、三周目の自分にはわからないのだ、と。(高橋陽平の解釈が分かりやすいのとの対比) 想像もできないことを想像させる、あり得ないことなんてないと信じさせられ、何も信じられなくなる。いつか再読。
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複雑な精神を持っていれば、他人の考えを容易に理解し、内包することができる?何をするかわからない事を想定しておけば、それは想定の範囲内?
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三島由紀夫賞だというのはともかく、とっても刺激的で示唆に富んだ小説だ。「太陽・惑星」よりもシンプルに読む進めることができる。ただしそれはあくまでも比較の話で、あまりの高度なテクニックになかなかついていけない自分がいる。ジャッキーチェンの映画を見た後になんだか自分まで強くなったよう...
三島由紀夫賞だというのはともかく、とっても刺激的で示唆に富んだ小説だ。「太陽・惑星」よりもシンプルに読む進めることができる。ただしそれはあくまでも比較の話で、あまりの高度なテクニックになかなかついていけない自分がいる。ジャッキーチェンの映画を見た後になんだか自分まで強くなったような気になる法則はこういったところでも通じるもので、この本を読んだ後には自分まで頭が良くなった気になれる。こんな難しい本読んでる俺ってすごいでしょ、って気になれる。でもその実、なんもわかっていない俺。。。 なんていうか、頭で読む本なのだ。 それもたまにはいいけれど、 僕は心で本を読みたい。と思った。
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小説としてすごく面白いかというと「?」ですが、今まで読んだことのない独特の世界観に引き込まれます。スケールが大きく、哲学書の趣きがあって、読み終わったあともいろいろに解釈して考えさせられました。 一回通読して終わりにするのはもったいないかも知れません。
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この類いは書き手の妄想に付き合わねばならぬわけで読み手も体調を整えなければならぬのだが本作に限っては多少下痢気味のほうが力が抜けて読みやすい。 どこが三島由紀夫賞なのだと考えてみた結果そう言や豊饒の海は輪廻転生!と至って凡庸な結論にたどり着く。 ではジャンルは何?と問われればその...
この類いは書き手の妄想に付き合わねばならぬわけで読み手も体調を整えなければならぬのだが本作に限っては多少下痢気味のほうが力が抜けて読みやすい。 どこが三島由紀夫賞なのだと考えてみた結果そう言や豊饒の海は輪廻転生!と至って凡庸な結論にたどり着く。 ではジャンルは何?と問われればその昔クイズグランプリに文学歴史のジャンルがあってその30くらいなのだろうと答えるしかない…たぶんわかる人しかわからないだろうが。 竹を割ったような感想を書きたいのだが前歯で支那竹をぐじぐじするようなことしか書けぬのはつまりそういうことなのであろうな… すまぬm(_ _)m
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