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空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間 の商品レビュー

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2025/11/05

戦争の記憶が薄れゆく今だからこそ、読んだ方がいい本だと思います。 原爆投下間もない広島で、兄の子どもを探しに出た著者が記した日記。 ごく普通の一般女性の目から見た、生々しい広島の風景が描かれています。 そこには小説のような奇跡的な展開などなく、無慈悲と言えるほど命があっけなく...

戦争の記憶が薄れゆく今だからこそ、読んだ方がいい本だと思います。 原爆投下間もない広島で、兄の子どもを探しに出た著者が記した日記。 ごく普通の一般女性の目から見た、生々しい広島の風景が描かれています。 そこには小説のような奇跡的な展開などなく、無慈悲と言えるほど命があっけなく消えていく世界が広がっています。 著者は本当に「普通の女性」なので、消えゆく命に対峙したときの心の動きがかなりリアルに描写されています。 迷いながらもその場で最善と思われる行動をし、後悔の涙を流したり…。 自分がその場にいたらそうしただろうな、そう思っただろうな、と胸がぎゅっとなりました。 原爆投下後、人々はみな極限の状態であるにもかかわらず、それでも家族を思い、助け合っていました。 戦争の悲惨さと、人間の美しさや気高さを教えてくれる本でした。

Posted byブクログ

2022/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

想像以上の内容でした。 この著者の女性がすばらしいと思うのは、どんなに酷い怪我をしていたり、酷い火傷でズルムケになってしまっていても、助けを求める人の抉れた傷に薬を塗ってあげ、水を求める人にお水を飲ませ、家族を求める全身焼けただれた子供を抱っこしてあげていたところです。 切なくて苦しい、でも、この話に出てきた子供達はきっと著者の女性のお陰で安らかに旅立てただろうと思える話ばかりでした。 今、ウクライナの情勢が同じ様なものなのだとも考えさせられました。

Posted byブクログ

2016/10/15

原爆投下後、変わり果てた広島市内で兄の子供を探した女性の手記。 下手な小説や、歴史解説書よりもよっぽど胸に迫ってきた。 原爆により命を落とした人々が、確かに存在していたということを強く感じさせられた。 読み進めることがとても辛いけれど、少しでも多くの人に読んでもらいたい一冊...

原爆投下後、変わり果てた広島市内で兄の子供を探した女性の手記。 下手な小説や、歴史解説書よりもよっぽど胸に迫ってきた。 原爆により命を落とした人々が、確かに存在していたということを強く感じさせられた。 読み進めることがとても辛いけれど、少しでも多くの人に読んでもらいたい一冊。

Posted byブクログ

2016/04/05

広島に原爆が投下されたことは知っていても、現実は想像よりもはるかに過酷。こんな現実があったのに、その後日本は原発を作ったとは。 「広島、長崎に投下された原爆」だったのか。福島の原発事故もしかり。日本で起こったことではなく福島の事。だから原発はなくならない。 今私たちは積極的に体...

広島に原爆が投下されたことは知っていても、現実は想像よりもはるかに過酷。こんな現実があったのに、その後日本は原発を作ったとは。 「広島、長崎に投下された原爆」だったのか。福島の原発事故もしかり。日本で起こったことではなく福島の事。だから原発はなくならない。 今私たちは積極的に体験者の話を聞く耳を持つことが、必要だと思った。 初版は奥田さんの自費出版。

Posted byブクログ

2015/08/09

 戦後70年の節目に寄せて。  今も昔も海千山千の兵どもの政治的配慮や韜略など殆ど分からぬし、そういう意味での情報が詳らかにされているとも言い難いが、唯一つ言えることは、庶民の、僅か70年前の現実が、ここには存在するということだ。

Posted byブクログ