今日はいぬの日 の商品レビュー
タイトルと装丁のかわいらしさにまんまと騙された…とのコメント付きで職場の同僚が貸してくれた1冊。 確かに帯がなければ、 ほのぼの脱力日常系エッセイとかかな?と思ってしまうビジュアルの、 倉狩聡さん著「今日はいぬの日」。 物語は、動物管理センターで動物の殺処分を担当する小高の視点...
タイトルと装丁のかわいらしさにまんまと騙された…とのコメント付きで職場の同僚が貸してくれた1冊。 確かに帯がなければ、 ほのぼの脱力日常系エッセイとかかな?と思ってしまうビジュアルの、 倉狩聡さん著「今日はいぬの日」。 物語は、動物管理センターで動物の殺処分を担当する小高の視点と、家族に疎まれて辛い日々を送っていたスピッツ犬ヒメの視点を交えながら、思いがけない犬と人とのサバイバルゲームを描いていく。 思い切ってるなー。 ある日、流星群の欠片を飲み込んだヒメが、人間の言葉を喋れるようになるところから始まるこの騒動の設定が面白い。 言語の分野から考えるとだいぶムリがあるようにも感じるが、エンタメ小説としてこんなに魅力的な物語に昇華されるんだから、細々した野暮なことは考えない方が楽しめる。 文章が明解でわかりやすく、とにかく物語として読み急がざるをえない続きが気になる系。 冒頭に出てくる伏線も後からどう効いてくるのかワクワクする設定だったので、あっという間に読んでしまった。 通読するとところどころツッコミたくなる箇所もないではないが、毛色の変わったホラー系エンタメ小説だな、とタカを括っていたら、かなり深くて強いテーマ性もあり面食らったりもする。 たとえば、わかりやすいところで考えるなら、生態系の頂点で傲慢にふるまう人間という種について、種を超えた在り方、もしくは個体について、仲間としてまとまるにはまず最初に何が鍵になるのか、どこまでを仲間と考えるのか。 この文章の冒頭では一旦棚上げした言語から思考を進めるのも面白い。 人間に飼われた犬が人間の言語を話せるようになったとして、たとえば物体がまとう人間には共通に持っている概念、わかりやすいところで考えるなら見えないもの(数字とか)概念まで等しく共有できるのか?愛情を注がれてきた飼い犬とそうでない個体との価値観のすり合わせは可能か? …などなど、考え出すとテーマが深い。 まあそんな読み方自体もしかしたら特殊なのかもしれないけれど、わたしにとってはそれぐらい考える余地、幅のある面白い設定だった。 ちなみにわたしは、ずいぶん長いこと動物を飼っていないので、読み方が極端だったかもしれない。帯を見返して気づく。 どうやら泣けるホラーだったらしい。 読み急ぎすぎたかもしれない…。
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犬はというかペット全般は飼い主を選べない。 ヒメは仔犬の頃は家族みんなに可愛がられていた。 ところが子供たちが成長するにつれ生活が忙しくなりどんどんほったらかされてしまう。 散歩すら誰も行かない、下手をすればごはんすらもらえない。 もう胸が痛くて痛くて…。 そしてラスト…大号泣。...
犬はというかペット全般は飼い主を選べない。 ヒメは仔犬の頃は家族みんなに可愛がられていた。 ところが子供たちが成長するにつれ生活が忙しくなりどんどんほったらかされてしまう。 散歩すら誰も行かない、下手をすればごはんすらもらえない。 もう胸が痛くて痛くて…。 そしてラスト…大号泣。 可愛いイラストだけど中身は犬好きにとって苦しすぎる内容。覚悟して読んでね。 詳しい感想はこちら↓ https://ameblo.jp/harayou1223/entry-12944279721.html
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飼い主一家から虐げられていた日本スピッツのヒメは、流星雨の日に降ってきた足を齧ってからヒトの言葉を操れるようになった。 人間の都合で捨てられ、保健所で殺処分される犬猫がいることを知り、人間への復讐をするため手始めに飼い主一家の末っ子の雅史を下僕にする。 保健所で働く小高は仕事として犬猫の殺処分をするが、飼い主の身勝手で処分された犬たちの遺灰を飼い主の家に撒いて回っていた。 彼には忘れられない犬がいる。過去に不手際から安らかに送ってやれなかった犬。 ある日保健所に預けられた猫に会いに来た雅史とヒメと出会って、犬たちの復讐の騒動に巻き込まれることになる。 始めはヒメの飼い主一家の身勝手さにイライラしたけど、途中からヒメの悪質さと残虐さが恐ろしくなった。 人間の知識を得た犬による復讐劇というパニックホラーだけど、復讐心の根底にあるものは愛されたい、撫でてくれるだけでいいという人間への想いというのが悲しい。 せめてミコトは助けてほしかった…
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苦しい。つらいのに手が止まらず一気に読んでしまった。生き物を飼うなら愛すのが当然だと思っていたけれど、そういかなかったヒメといぬたちの話。パニックホラーだと思えない愛されなかった恨みの切実さが苦しかった。 単行本版のタイトルについている「今日は」の「今日」は、ヒメが友達の期待をした日、置いていかれたあの日、そして息絶えた今日、なんだな……。 改めて動物に真摯に向き合わないといけない、と思った。ここまでの覚悟を決められないので、生き物を飼うことはないだろうけれど。スズちゃんが救われたのか、呪えなかったことに絶望したのか、わからないけれど愛されていてそれを理解していてよかった。
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コロナ禍で犬猫を飼い始めて飼いきれなくて手放す人が多いという今こそ読んでほしい本。 食事も与えられず散歩にも行けず家族中から無視されている日本スピッツのヒメ。ある時庭に落ちてきた石を口にしてから人の言葉が喋れるようになった…。 表紙の印象と違ってホラーっぽい話なのかなとは思って読...
コロナ禍で犬猫を飼い始めて飼いきれなくて手放す人が多いという今こそ読んでほしい本。 食事も与えられず散歩にも行けず家族中から無視されている日本スピッツのヒメ。ある時庭に落ちてきた石を口にしてから人の言葉が喋れるようになった…。 表紙の印象と違ってホラーっぽい話なのかなとは思って読み始めたものの、(あながち間違ってもいないのだけれど)最近めっきり涙脆い私は涙が止まらなかった。過去に動物と暮らしたことのある人ならもしかしたら共感してもらえるかもしれない。過去に暮らした子たちは悪くない生涯だったと少しでも思ってもらえただろうか、そんなことを考えてしまう。
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可愛い表紙とタイトルに釣られて読んでみたら、なかなかハードな物語だった。この発展しすぎた社会で動物と共存していくっていうのは本当はもう無理なのかもね。 ラストもいいようには向かわないだろうと思わせるブラックな終わり方。
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犬繋がりで読んでみた。 可愛いらしいイラストとは程遠いストーリーに驚いた。 散歩にも連れて行かず、ブラッシングもシャンプーも皆無。挙げ句は、餌すら忘れてるヒメの家族。 ある日、不思議な石を舐めたことで人間の言葉を話す力をつけたヒメは、家族、そして人間への復讐へと動きだす。 子供の...
犬繋がりで読んでみた。 可愛いらしいイラストとは程遠いストーリーに驚いた。 散歩にも連れて行かず、ブラッシングもシャンプーも皆無。挙げ句は、餌すら忘れてるヒメの家族。 ある日、不思議な石を舐めたことで人間の言葉を話す力をつけたヒメは、家族、そして人間への復讐へと動きだす。 子供の頃、私のワガママから飼い始めた犬がいた。 中学になり部活が忙しくと、散歩は父に任せきりになってしまった記憶が甦り、後悔の念が。 コロナ禍の今、ペットを飼う人が増えていると聞く。 猿の惑星並みに、人間への復讐心に燃えるヒメ。 愛情をたっぷりかけられていたら、こんな事にはならなかっただろうな。 色々考えさせられた。
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物言わぬ飼い犬たちの気持ち。 怖ければ震えるし、嬉しければシッポを振る。 もしも本当に、ある日犬が喋り出したら…。 想像力を働かせて「今」そこにいる子が何を思っているのか考えてみる。時間もお金もかかるけれど飼うと決めた以上は最期まで付き合う、ヒトはその覚悟を問われている。 言うな...
物言わぬ飼い犬たちの気持ち。 怖ければ震えるし、嬉しければシッポを振る。 もしも本当に、ある日犬が喋り出したら…。 想像力を働かせて「今」そこにいる子が何を思っているのか考えてみる。時間もお金もかかるけれど飼うと決めた以上は最期まで付き合う、ヒトはその覚悟を問われている。 言うなれば、この本は世界中で飼われている犬や猫たちの「権利宣言」といっても過言では無いと思う。
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この可愛い絵に騙されたぜ! ヒメは好きになれないし、ミコトには死んで欲しくなかったけど 話とは別にいろいろ考えた。 いつもいじめたミルちゃん…もっとかまったげれば良かったな。 土手で過ごしたブラッシング懐かしいな…
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意図したわけではないけど、猫の次は犬の本。 我が家でもスピッツを飼っているので、スピッツが主人公なんだ~と軽い気持ちで手に取った…んだけど、あまりにも辛すぎる内容だった。なんという表紙詐欺…(笑) 家族に愛されず、人間を恨むようになるヒメ。こんな不幸な子ばかりじゃないと思いたい。...
意図したわけではないけど、猫の次は犬の本。 我が家でもスピッツを飼っているので、スピッツが主人公なんだ~と軽い気持ちで手に取った…んだけど、あまりにも辛すぎる内容だった。なんという表紙詐欺…(笑) 家族に愛されず、人間を恨むようになるヒメ。こんな不幸な子ばかりじゃないと思いたい。ミコトのように、飼い主に愛し愛され幸せな生涯を過ごす子の方が多いって思いたい。でも、簡単に生き物を捨てたりする身勝手で馬鹿な飼い主がいるというのも、毎日殺処分される犬や猫がいるというのも、目を背けたくなる現実だ。結局誰も報われない話で、悲しいやら、腹立たしいやら、色々と打ちのめされる内容だった。
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