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本を読むときに何が起きているのか の商品レビュー

3.6

40件のお客様レビュー

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2026/02/08

むずかしい、、、 けど、刺激がある。 本を読むとき、登場人物や情景を本からイメージしている気になっていたが、過去に自分が経験したものに置き換えているのは、図星。 本でも、人でも、情報の断片を集めて、全体を理解した気になっているのも、そのことを無自覚に行なっているのも、まさにそ...

むずかしい、、、 けど、刺激がある。 本を読むとき、登場人物や情景を本からイメージしている気になっていたが、過去に自分が経験したものに置き換えているのは、図星。 本でも、人でも、情報の断片を集めて、全体を理解した気になっているのも、そのことを無自覚に行なっているのも、まさにその通り。 この本をほとんど理解できなかった気がするが、それでも、私にとって、本との向き合う姿勢を考えさせてくれる、意味あるものだった。

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2025/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・ココで言う本は、小説のこと。 ・作家は書くときに要約し、読者も読むときに要約する。わたしたちは、要約して世界を理解する。 ・人は文脈を見て、描いて、思い出す作業をしている、読み進めながらそれを修正し続ける。アンナ・カレーニアの顔をイメージすることの例 ・物語を思い描くことは、絵の中で人物が陰にされてしまうように要約することである。そうすることで、意味を作り出す。 ・読書とは、文字を通して記憶と想像を呼び起こす行為

Posted byブクログ

2025/03/05

古い書評スクラップを見ていてほしくなった。買ってからもう一度読んでみようとしたがそれが見つからないったら見つからない(笑)どこ行った? 結局合わないので途中でやめた。

Posted byブクログ

2024/10/20

 前回のレビューで、「読む」ことについて少し考えたので、連想で、次は本書にしてみました。  読書というもの、実は解明されていないことも結構あるそうで、これだけ文字にあふれた社会に暮らしていても、世の中にブラックボックスがそこかしこにあるかのようで、そう考えてみると、謎ばかりの世...

 前回のレビューで、「読む」ことについて少し考えたので、連想で、次は本書にしてみました。  読書というもの、実は解明されていないことも結構あるそうで、これだけ文字にあふれた社会に暮らしていても、世の中にブラックボックスがそこかしこにあるかのようで、そう考えてみると、謎ばかりの世界に生きるワンダーランドみたいで面白いなと思います。  それはそうと、本書は「遊ぶように読む」ことをオススメしますと、日本語版解説で山本貴光さんがおっしゃっています。 たしかに、400頁超えの大著ながらも、半分ほどはイラストなどでしめられており、グラフィカル・ブックスという感じの本です。  読むことで、「読む」ことの理解が深まるかもしれないし、(逆に混乱するかもしれないですが、)私としては、インスピレーションを得られた本でした。  例えば、 「私たちが想像するために使う筋肉は、その文化が成熟するにつれて衰えるのだろうか?写真や映画が発明される前、人間は今よりもうまく、鮮明に想像していたのだろうか?人間の記憶力は退化している。私は視覚的創造力も同様なのではないだろうかと考える。」 こういった文章です。  このような文明史と人体学か生理学のような知見を含めた文章がそこかしこに出て きます。 現象学からの視点で語られる「読むときに起こっていること」についての考察は、章立てでも分かりますが、とても深いです。(時間、冒頭、記憶と幻想、共感覚、部分と全体、などなど)  著者のメンデルサンドは、装丁家で有名な方だそうです。1968年生まれ。グラフィックデザイナーで、小説家、ニューヨーク・タイムズ紙で「現在活躍するトップデザイナーの一人」、ワイアード紙で「同世代で最高のブックデザイナー」と評されています。  何度もパラパラとめくって、遊び読みしようと思いました。まずは一周目です。

Posted byブクログ

2023/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カリスマ装丁家による「「文学XデザインX現象学」の探求の書物(帯より)」 とはいっても難しい内容ではなく、警察の似顔絵ソフトによるアンナ・カレーニナの似顔絵が載せてあったり音符が出てきたりと、面白い試みがされている。 登場人物は暗号である。そして物語は省略によってより豊かになる。(P31) 私は著者と同じ考えで、作品内で人物があまりきっちりと描写されると想像の幅が狭くなるので曖昧なほうが好みですが、若い人にはイラスト入りのほうがいいんだろうなぁ…。 年齢を重ねて若い頃の読書とは変わってきたことの答えも書かれていて「それはそう」と感じました。 川という言葉は、(中略)この言葉にはあらゆる川だけでなく、すべての私の川を含んでいるということだ。(P302) 私にとっての「川」は幼い時よりも今はもっと広がりを持った言葉になっているし、さらに様々な体験をして言葉を広げていきたいな。 『アンナ・カレーニナ』「灯台へ』『白鯨』あたりを既読の人はより面白く読める本だと思います。私は『アンナ・カレーニナ』だけ既読で理解が追い付かない箇所がありました。 **************************************** 本というものが映画やテレビと言ったものからは得られない唯一無二の喜びを与えてくれるから、人は本を読むのだ。(P192) つまり、時に我々は見たくないのだ。(P192) 言葉が効果的なのは、その中に何かを含んでいるからではなく、読者の中に蓄積された経験の鍵を開けることができるという潜在的な可能性があるからだ。(P302)

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2023/05/02

「小説における登場人物の顔や声は、誰のものなのか?」この本を読まなければ一生思い出すこともなかったであろう、本当に些細な疑問である。言葉の向こう、言葉が指す何かを見通す、読書という行為。やはり面白い。

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2023/01/04

本を読むときに、頭の中で何が起こっているのか。 本書を読むと、この日常的な行為が、実はとても複雑な、混沌とした、まだ明確には分かっていない動作の集合体であることに気付かされます。また、様々なメディアが溢れる中、改めて「読む」という行為を捉え直す機会になりました。 特に腑に落ち...

本を読むときに、頭の中で何が起こっているのか。 本書を読むと、この日常的な行為が、実はとても複雑な、混沌とした、まだ明確には分かっていない動作の集合体であることに気付かされます。また、様々なメディアが溢れる中、改めて「読む」という行為を捉え直す機会になりました。 特に腑に落ちたのが、 脳の外にある情報は、どれだけ整理されたものであっても、脳にとっては「ろ過されていない暗号化された信号」であり、読者は「作家の世界観をできるだけ自分たちの中に飲み込んで、私たちの思考の中にある蒸留機の中で、その素材を自分たち自身の世界と混合し、組み合わせ、何か唯一独特のものに変質させる」。これが読書であり、「本を読むことは、読者が世界を知るためのこの手順の反映」であるという流れです(P402)。 昨今、複雑な内容を分かりやすく解説する映像、MRなどなど、様々なメディアが進化しています。ただ、本を読むことは、世界を理解するためのトレーニングとして、未だ、そして今後も重要な位置を占めるのかも?と感じました。 それから、内容に加えて、ブックデザイナーが制作されてただけあって、デザインが面白い。読書の過程で頭の中で発生しているであろうことを、視覚的に描こうと試みが素晴らしいと思いました。 おそらく一読して把握することは難しい内容。自分にとって、本書は時間を空けて、何度も噛み締めるように読みたい本になりました。

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2022/04/28

スノッブな本。ほう!と思える記述も少なくはなかったものの、外見やイメージほどにはワクワクする読書体験とはならなかった。

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2021/10/02

野心的な本である。読書の神秘を解き明かそうと試みる。 おしゃれな本である。言葉とイメージの相互作用、乖離を明らかにしている。

Posted byブクログ

2021/02/28

例えが偏りすぎてわかりづらかったけど、 本という物体が現実世界と本の世界の間になっていて、本を読んでいるときは自分はどこにもいない。 本とは作者とともに作る共作である。

Posted byブクログ