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ジャイロスコープ の商品レビュー

3.4

430件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    115

  3. 3つ

    214

  4. 2つ

    26

  5. 1つ

    4

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2024/10/06

短編集は私にはあんまり合ってないみたい。設定に入り込めないのもあるし、おもしろいのもあるけど、なんか難しすぎる。他の人の感想を読んでも難しかった! 伊坂幸太郎の本をたくさん読んだ上だとまた違う感想を持つらしい。

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2024/09/25

意欲作を集めた短編集なだけあって、伊坂幸太郎っぽさが薄い感じがするけど、やっぱり伊坂幸太郎作品だ 「if」と「彗星さんたち」が良かった 書き下ろしの「後ろの声がうるさい」が最後にぴったりだった

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2024/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『浜田青年ホントスカ』からはじまる不思議な短編集。まずは謎の相談屋の話。 『ギア』ではセミンゴがキモすぎて、実在するのかググりながら読み、 『二月下旬から三月上旬』は不安な気持ちになりながらも先が気になって仕方なく一気読み! (でも何が起こっていたのか解説というか、謎が全部繋がるのを期待してしまったけれど、説明はなかったです。。) 『一人では無理がある』がちょっと粋なサンタシステムのお話で楽しく読めました! 『彗星さんたち』も市川くんの仮説が面白すぎて最高! 『後ろの声がうるさい』は全体のかるい受け皿、繋がりの回収って感じでした。 ちょっと伏線回収を期待しすぎたかもしれない! 構えずにもっとふわっと読んでも良かったかも!

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2024/08/16

ちょっと、よくわからなかった 後半面白くなってきたけど、前半がよくわからなくて最後まで引きずってしまった。 サンタの話がすき ☆2.3

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2024/08/10

「一人では無理がある」が最も印象に残った。こんな組織が本当にあれば良いのにと思える内容だった。 「ギア」は私の好みには合わなかった。

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2024/08/10

久しぶりの伊坂幸太郎だったがやはり面白い。 「一人では無理がある」は何がどうなっているのか分からず読み進め、最後にスッキリ❗️ そしてこのお話が後の短編でも登場したりして短編の繋がりとして面白い

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2024/07/28

短編であり、その話には小さな繋がりがある。 小さな繋がりが幸せな物語に彩られる。 最後には心がホッとするような気持ちになりました。

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2024/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

学生時代くらいに読んだ記憶がある本を隙間時間に少しだけと思い、手に取って読むと最後にどうやってつながっていたのか気になって、全部読み切りました。 久しぶりに伊坂幸太郎先生の作品を読みましたが、会話のテンポや世界観が大好きだった頃を思い出してまた他の作品も再読したくなりました。 彗星さんたちが新幹線の清掃員にフォーカスを当てているのと出てくる言葉もすごく好きでした。 『世界で千番目くらい大変』私はもっと下位だろうなあと思いました笑

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2024/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

伊坂氏の作品が好きで、この一年、過去作から振り返るかのように、既読未読ともにいちから読んできました。 本作は短編集ですが、伊坂色がありつつもこれまでと趣を異にする作品でありました。 ・・・ その中でもSF色が強くこれまでと趣向が異なるのが「ギア」であったと思います。 近未来のディストピア的世界では「セミンゴ」に地表という地表が食い荒らされているのです。バスに乗り込んだ数名の老若男女と運転手との会話から徐々に様子が浮かび上がる。 ・・・ ちなみに私のお気に入りは、「一人では無理がある」と「彗星さんたち」。 「一人では無理がある」は、言わば「本当の」サンタクロースを営むNGOの話。 それぞれの家庭の事情からプレゼントなど望むべくもない子供にプレゼントを届ける団体の話。ここの人事がこれまた適材適所としか言えない個性的な人物をリクルーティングし、多少のトラブルがあっても、適切なプレゼントが子どもたちに配られるというもの。思いこの団体側の内情・視点から物語が描かれます。 「彗星さんたち」は、新幹線の清掃係の方々の話。 これまた当該業務に就く方々が個性的で、かつ遭遇するお客様が非常にユニーク。やや業界よりな所が気にかかるものの、倒れて意識の戻らないリーダー「鶴田さん」を思うそれぞれの視点がやがて新幹線で出会うお客様の様子と重なる様は秀逸。 そのほか、「浜田青年ホントスカ」「二月下旬から三月上旬」「if」「後ろの声がうるさい」を収録。どれも伊坂色が大なり小なり混じっているものの、どこか新たなエッセンスが感じられました。 ・・・ ということで伊坂氏の短編集でした。 そうそう、あとがきとして対談が掲載されていました。 15年を振り返ってと銘打って、デビューから15年間の作品を振り返るものです。そこに、作風の変化への意欲等も書かれていました。 まあ確かに、おんなじやり方を一定年限続けていると、少しやり方を変えてみようと思うものですよね。私も今の業務、10年続いてしまいました。そして少し飽きがあります笑。 当初はいつもの伊坂氏とちょっと違う、と少し違和感(不満?)がありました。とはいえ、ここから更に進化するのかもと思えば、この試みもまた将来の傑作への布石となるはず。今後の作品についてもまた期待しております。

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2024/02/16

【gyroscope】 ①gyro 輪、螺旋 等  scope 範囲、余地 等 ②回転するコマを三つの輪で支え、自由に向きを変えられるようにした機械。応用により、物体のずれや揺れを防ぐ。 これらから、軸を同じにしながら各々が驚きと意外性に満ちた個性豊かな短編小説集のタイトルに...

【gyroscope】 ①gyro 輪、螺旋 等  scope 範囲、余地 等 ②回転するコマを三つの輪で支え、自由に向きを変えられるようにした機械。応用により、物体のずれや揺れを防ぐ。 これらから、軸を同じにしながら各々が驚きと意外性に満ちた個性豊かな短編小説集のタイトルに利用したみたいです。 で、すっかり勘違いしてしまい、7編の短編が何かしらの繋がりがあると思い込み、途中までどうにかストーリーを組み立て直したりしていたのですが、各々別の短編集でした。違うところにエネルギーを使ってしまって、すっきり読めていないのですが、伊坂さんが狙っていたところの、多少不条理な出来事が発生したとしても、特有のエンタメ感は残しつつ、ユーモアあふれる結末に修正をされていくジャイロスコープ的短編集なのだと思います。

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