ジャイロスコープ の商品レビュー
久しぶりに読んだ伊坂幸太郎。 いつもの感じと違ったけど、新幹線の話は好きだな〜!こういう妄想しちゃいがち!
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伊坂短編集はたいてい連作集なのだが、これは寄せ集めで、まあそれならそれでいいんだけど変に繋がりを持たせようとしてたとこが残念。
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文庫オリジナルで7つのお話を集めた短編集。 色々な局面で様々な要請に応じて書かれてきたお話の集まりで、随所にこの作者らしいところがあり、読むほうとしては楽しく翻弄された感じ。 “7分間の奇跡”としていまや有名になった新幹線の車両清掃を描いて、作者らしいアイデアに溢れたストーリー仕...
文庫オリジナルで7つのお話を集めた短編集。 色々な局面で様々な要請に応じて書かれてきたお話の集まりで、随所にこの作者らしいところがあり、読むほうとしては楽しく翻弄された感じ。 “7分間の奇跡”としていまや有名になった新幹線の車両清掃を描いて、作者らしいアイデアに溢れたストーリー仕立てに、お仕事小説としても身に沁みる『彗星さんたち』には★5つ。 バスジャックを描いた『if』とクリスマスのプレゼントが主題の『一人では無理がある』にも★4つ。 『浜田青年ホントスカ』はそれなり。『ギア』と『二月下旬から三月上旬』は面白さが分かんなかったです。 あまり纏まりはないなと思っていたら、最後の書き下ろし『後ろの声がうるさい』でうまいこと丸め込まれてしまったなぁ。
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プチ伊坂作品が楽しめる。『一人では無理がある』が短編ながら伊坂作品らしくて好き。『if』も世にも奇妙な物語っぽくて好き。最後の『後ろの声がうるさい』は、書き下ろしだそうだが、オマケ的な感じ。ニヤニヤしながら読み、最後にジーンとくる。
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出来・不出来というか、好みの具合にムラがあって、そのせいで全体としての印象がいまいち良くないです。どちらかというと前半にとっつきにくい作品が集まっているのも、好きになれない一因かもしれません。あと、特別にこれは好き!っていう作品がなかったのも… 伊坂作品は長編か、一貫した主人公を...
出来・不出来というか、好みの具合にムラがあって、そのせいで全体としての印象がいまいち良くないです。どちらかというと前半にとっつきにくい作品が集まっているのも、好きになれない一因かもしれません。あと、特別にこれは好き!っていう作品がなかったのも… 伊坂作品は長編か、一貫した主人公を使った短編集。そう思わされる内容でした。
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浜田青年ホントスカ ギア 二月下旬から三月上旬 if 一人では無理がある 彗星さんたち 後ろの声がうるさい 1作目のみ既読。 『if』『一人では無理がある』『彗星さんたち』が面白かった。 この3作は伊坂さんらしさが感じられ、 なおかつほんわかした温かみを感じる短編、だったと思う...
浜田青年ホントスカ ギア 二月下旬から三月上旬 if 一人では無理がある 彗星さんたち 後ろの声がうるさい 1作目のみ既読。 『if』『一人では無理がある』『彗星さんたち』が面白かった。 この3作は伊坂さんらしさが感じられ、 なおかつほんわかした温かみを感じる短編、だったと思う。 あの時ああしてたら、こうしてれば… 誰しも1度ならず後悔することはあると思う。 それが叶った、、、のかと思いきやそうではない。 そうではないが、ある意味でやり直すことができた、 という『if』 サンタクロースを描いた物語は数あれど、 ”サンタクロース”を不思議な力を持った人物ではなく (不思議な力はあるが)”合理的・現代的な組織”として描かれた物語は初めて読んだ気がする。 内容は全然違うが『クリスマスを探偵と』を思い出し密かに比較しながら読んだ。 それにしても確かにサンタの仕事は『一人では無理がある』 新幹線清掃の仕事は確かに最近テレビなどでも取り上げられたりしている。けれど、その視点からあんなハートウォーミング且つ少し不思議な物語が生まれるなんてさすが伊坂さん。 伊坂作品にはしばしば”不思議なことが起きたかもしれないし、起きてないかもしれない”様などちらとも取れるような物語があるけど、私は不思議が起きてると思って読んでいることが多い。 とはいえ原人はやりすぎです(笑) 『彗星さんたち』 最後の書き下ろしは面白いと言えば面白いんだけど、正直後付け感は否めない。後付けだから仕方がないんだけれど。 相談請負人の稲垣さんは良かったけれど、ギアのセミンゴの取ってつけた感はどうも。 坂本ジョンに至っては本篇の方で私自身読後の整理がついていない。 二月下旬から三月上旬だけでもそのうち読み返そうか。
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誰の小説を読んでいるのか忘れてしまうくらい、らしくない作品もあれば 伊坂幸太郎らしいなと笑ってしまう作品もある。 同じ人とは思えないけど、やはり文体は必ずし同じになるから読みやすい
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あまりまとまりのない短編集。いろんなところで発表した短編を集めただけのようなので仕方ないかも。ピンとこない話もあるが、それぞれに伊坂幸太郎っぽい。「彗星さんたち」「一人では無理がある」がいい話だった。
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短編集。初、なんだ…知らなかった。 マジスカさんはありがちな若者とあまり居ないであろう相談屋さんのずれた生活が愉快。解決しなくていいというのはなんかポイントかもしれない。バスコ・ダ・蝦蟇で思わず吹き出しました。 後はセミンゴはなんとなく頭に残りますね。全力疾走はどういう形で攻めて...
短編集。初、なんだ…知らなかった。 マジスカさんはありがちな若者とあまり居ないであろう相談屋さんのずれた生活が愉快。解決しなくていいというのはなんかポイントかもしれない。バスコ・ダ・蝦蟇で思わず吹き出しました。 後はセミンゴはなんとなく頭に残りますね。全力疾走はどういう形で攻めてくるんだろう。気になる。多重人格っぽい話はイマイチぴんと来ませんでしたがやり直し、はわかる気がする。新幹線の清掃って作業がすごいなあと言うのでお話のギミックよりはそちらが気になったり。最後の手紙は少ししんみりします。その後の接点はあったのかなかったのか。サンタさんは居ると良いですね。 そして。老人から戦争に行け、というなら若者は選挙に行け。政治に関心が無さすぎるよ、この国の若者は…。戦争になったら政治家や老人から行ってもらいたいのならまず選挙に行かないとね!
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読んだことがある話が半分くらいあった。巻末のインタビューにもあるように時代時代の作風が現れていて、改めて読むと印象が違う。
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