ミステリー・アリーナ の商品レビュー
作中作のミステリーの犯人を早押しで当てる推理バトルもの。 年末の国民的特番という設定でどこかきな臭い現実世界と、出題問題であるクローズドミステリーが交互に展開される。莫大な報奨金は一番早くトリックと犯人を論理的に推定した人の総取りということで、物語の序盤からどんどん解答者の推理が...
作中作のミステリーの犯人を早押しで当てる推理バトルもの。 年末の国民的特番という設定でどこかきな臭い現実世界と、出題問題であるクローズドミステリーが交互に展開される。莫大な報奨金は一番早くトリックと犯人を論理的に推定した人の総取りということで、物語の序盤からどんどん解答者の推理が披露されていきます。 自分自身は(邪道かもしれませんが)ミステリー小説を読む時にはあまり推理をせずストーリーを楽しむタイプなので、トリックや犯人を自分で推理しながら読む人たちはこんなにも用心深く文章を読み解いているのだなと感心。 各解答者の推理はどれもそれらしく聞こえて、でも次の章でその理論が覆されて…その繰り返しで2つの世界を行き交うことでミステリーの奥行きがどんどん深くなっていきます。(同時にどんどん状況が怪しくなる現実世界…) ミステリー小説という世界を構築するときに、犯人とトリックが先にある場合と、無限にある可能性をひとつひとつ無くしていって最後に残ったものが真実であるとする場合の2つがあるのかな。 この本では特に後者の世界の作り方を意識させられました。 ミステリーの奥深さと作家さんの偉大さを感じた一冊。
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よくあるクローズドサークルミステリーからいきなりサイレントヒル2のエレベータークイズばりのノリの犯人当てクイズ番組に移行して、えっ??そういう話??解答者が次々と犯人とトリックを解答していくが次の展開で否定されていく繰り返し。解答者のトリック説には「そうはならんやろ!笑」なモノが...
よくあるクローズドサークルミステリーからいきなりサイレントヒル2のエレベータークイズばりのノリの犯人当てクイズ番組に移行して、えっ??そういう話??解答者が次々と犯人とトリックを解答していくが次の展開で否定されていく繰り返し。解答者のトリック説には「そうはならんやろ!笑」なモノが多く笑ってしまった。司会者はクセが強くとにかくディスりまくりブラックジョーク満載でちょっと疲れたね。ミステリー小説には色んなトリックがあるんだねーと入門書にはいいかも。最後は…何も言いません。。(そうはならんやろ!)
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あるミステリー小説の犯人をミステリーオタクたちが回答者となって当てる、というテレビ番組という話。問題の小説とテレビのスタジオでのやり取りが交互に登場する。読み進めると、これが単なるテレビ番組ではないことが徐々に分かってくる。ラストは予測できる部分もあるが、ミステリー小説らしいまと...
あるミステリー小説の犯人をミステリーオタクたちが回答者となって当てる、というテレビ番組という話。問題の小説とテレビのスタジオでのやり取りが交互に登場する。読み進めると、これが単なるテレビ番組ではないことが徐々に分かってくる。ラストは予測できる部分もあるが、ミステリー小説らしいまとめ方に、ミステリ好きなら思わずニヤリとなってしまうのでは?
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前半 登場人物の名前と言動のわざとらしさで嫌な予感がする。 中盤 ここまで読んだんだから何とか面白くなって欲しいと思う。 後半 作者も途中から飽きてきたのかなと思うほど適当な風呂敷の畳み方で終わる。
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今年読んだミステリーで何が面白かったかな って考えたときに、これは入るな 面白かった ひねった感じでの面白さ 単純に、その構造自体が面白いってんじゃなくて、 ミステリーを読んだうえで面白いみたいな? 読んだ上だと単純に面白いんだけどね よーやるよって感じw
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これは最後までふせんを広い集めてぐしゃぐしゃポイッとかされたきがする。 ミステリーサークルのOGmbが集まって殺人がおきる。 1章ずつそれを読みながら解答をしていくというテレビ番組に変わる
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これは… とりあえず考えるの大変そうだったけど 楽しかっただろうな。 だけどお話としては楽しめず。 2015年にしちゃテレビの仕組みが古いな
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意外とこういうのが映像化すると派手で面白いかもーと思ったけど、劇中劇は映像化不可能でしたね…… 途中純文学の人に怒られないかなって思ったけど言ってることごもっとも!と頷いてしまいました笑
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(図書館本)お勧め度:☆8個(満点10個)。色々、批判が起きそうな小説だけど、私には割と面白く読めた。まず、設定が面白い。ある種TVの推理クイズ番組を見ているみたいで、事件~解決までを回答者が答えるという構成。一つ二つならまだしも、十五通りもあれば、ねこでさえも人間になり得るだろう(読んでない人には分からないかも)。あと、最初から伏線だらけだし、名前も不可思議な人ばかりだし、何でも有りかいなって感じ。ただ一見はちゃめちゃにも感じるが筋は通っているから何となくだが納得できるストーリーだと思われるのは私だけ?
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大どんでん返しなのかもしれないが、それほどのどんでん返しでもないかもしれない。作り込まれた感は結構あると思うんだが、作中作という特性上というか、作中のミステリーを登場人物が解いてまわるというストーリーの展開上、どうしても「作られた」という感が前面に出るというか、都合良く見えてしまうという諸刃の部分もあるんだろうか。でも、ミステリーの文法とか、伏線とか、ヒントとか、そういったものを登場人物と一緒に考えている雰囲気をかなり味わえるような印象で、読後感としては参加型のイベントを終えたような感じで高評価。
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