ミステリー・アリーナ の商品レビュー
普通のミステリーではなく、ミステリーヲタ達の推理を挟んで展開されるストーリーってだけでも新鮮だったのに!最後の方の展開は時間を忘れさせるほど引き込まれました。それにしても皆さん細かい細かい。え?そんな記述あったっけ?みたいな(笑)面白かったです。
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この作者の本を読むのは初めてだと思うが 本格ミステリーマニア向けに特化した内容で 十二分に楽しめた1冊だった。 趣向が凝らされた内容で飽きさせないし そうきたか~という驚きに溢れた意欲作のように感じた。
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こんなとんでも設定のミステリーだったとは!推理小説を書くのって大変なんですね。その苦労が少しだけわかる作品でした。
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ミステリの真相をあてるテレビ番組。一番に真相にたどり着けたら大金、はずれたら・・・何とも不穏な空気が漂うちょっと異質なミステリ。こういう妙な舞台設定大好きです。ちょっとバカミスっぽく無理矢理解釈する真相とか特に大好物です。無茶ではあるけど一応伏線とかは回収できてる、みたいな。 ...
ミステリの真相をあてるテレビ番組。一番に真相にたどり着けたら大金、はずれたら・・・何とも不穏な空気が漂うちょっと異質なミステリ。こういう妙な舞台設定大好きです。ちょっとバカミスっぽく無理矢理解釈する真相とか特に大好物です。無茶ではあるけど一応伏線とかは回収できてる、みたいな。 最後の展開については作中でなんとなく示唆されてるところがあるので「大どんでん返し!」とまではいかなくても楽しく読めました。ピンポイントに自分好みの一冊。
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「最後のトリック」が売れたのか。同系統の新作。 ミステリーヲタは一気読み必至。 ステマボックスってうまいことゆう。
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テレビ番組の早押しクイズで解答者が推理を披露していく多重解決もの。新事実によって推理が否定されていくので複数の推理を比較するという楽しみ方は出来ないものの、真相は多重解決をクイズ形式にした必然性を感じられますし、予想だにしなかった捻り方で秀逸です。 また、沢山の伏線を忍ばせて14...
テレビ番組の早押しクイズで解答者が推理を披露していく多重解決もの。新事実によって推理が否定されていくので複数の推理を比較するという楽しみ方は出来ないものの、真相は多重解決をクイズ形式にした必然性を感じられますし、予想だにしなかった捻り方で秀逸です。 また、沢山の伏線を忍ばせて14人分のユニークな解答を用意するのは相当困難なことと思われるので感心してしまいます。ミステリー好きなら魂を揺さぶられるであろう怪作です。
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とってもwkwkしたのですヽ(*´∀`*)ノ.+゜♪.+ ここ最近は、wkwkする様な設定や状況のミステリでも、ちょっと結末が思ってたのと違う……ora とゆーの、結構あったのですよねあったのですよね(´Д`;) んがしかしヽ(〃Д〃)ノミステリーアリーナ良いのですね!!1 ちゃ...
とってもwkwkしたのですヽ(*´∀`*)ノ.+゜♪.+ ここ最近は、wkwkする様な設定や状況のミステリでも、ちょっと結末が思ってたのと違う……ora とゆーの、結構あったのですよねあったのですよね(´Д`;) んがしかしヽ(〃Д〃)ノミステリーアリーナ良いのですね!!1 ちゃんと伏線をいろんな角度で回収してて、しーなの好みの謎解きもちゃんとあったああああ(* ´ェ` *) なんとゆーか、霧舎の《開かずの扉》シリーズの解決編を最初から最後まで持ってきた感じヽ(〃Д〃)ノ大好物なのですよ!!1 ただ……。 ただ、結末がバカメタっぽくなってしまってるので、再読は……どうだろう……(*´・ェ・)当分良いかも。 けど、お腹いっぱいになってかなり満足できたのです(* ´ェ` *)
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前々から予告されていた注目作がいよいよ刊行とあって、いそいそと買いにいき、数々の積読を押し退け即座に読了した次第です。 すでに方々で感想が上がっておりますが、僕の印象もそれに外れることなく、おそらく今年度の各ランキングでは上位に食い込んでくるであろう快作でした。 本書の構成は、作...
前々から予告されていた注目作がいよいよ刊行とあって、いそいそと買いにいき、数々の積読を押し退け即座に読了した次第です。 すでに方々で感想が上がっておりますが、僕の印象もそれに外れることなく、おそらく今年度の各ランキングでは上位に食い込んでくるであろう快作でした。 本書の構成は、作中作的な物語が語られていく過程で、随所に回答が嵌め込まれ、推理と物語が同時進行するといった形をとっています。そのため、序盤の推理は手懸かりが少ないため、信憑性には欠けるものの、とんでもない回答があり笑わせてくれます。後になるほど大量の伏線を回収しつつ、説得力のあるものが出てきます。 これだけの多重解決を盛り込むのですから、話の落ち(事件の真相)はあのような形にするのがベストだと思います。 著者の思想が透けて見える部分がありますが、やはりそこは切り離して読むべきでしょう。
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テクストの多義性を総動員して作られたドタバタ多重解決ミステリと言うべきか。向いている方向は違えど、何処と無く山口雅也『奇偶』を彷彿とさせる。
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基本的に本は書店で買う派の僕が、たまにamazonを利用するのは、書店で見つけるのが難しそうなときである。深水黎一郎さんの新刊も、amazonで入手した。 実は、本作だけでなく、前作『大癋見警部の事件簿』や、『世界で一つだけの殺し方』も、amazonで入手した。失礼ながら、...
基本的に本は書店で買う派の僕が、たまにamazonを利用するのは、書店で見つけるのが難しそうなときである。深水黎一郎さんの新刊も、amazonで入手した。 実は、本作だけでなく、前作『大癋見警部の事件簿』や、『世界で一つだけの殺し方』も、amazonで入手した。失礼ながら、これらの作品は一般受けはしないだろう。ライトミステリが好き程度では敷居が高い。本格マニア向けの作品なのだから。 マニア向けの本は、当然ながらマニアにしか売れない。ビジネスとして見れば効率が悪いし、実入りも少ない。しかし、それでもマニア向けの本を書く著者と、刊行する出版社の心意気を、僕は愛おしく思う。買って読んで、少しでもこのジャンルに貢献したい。 さて、本作はいわゆる多重解決ものである。犯人当ての年末テレビ特番に集う、十四人の猛者たち。見事犯人を当てれば一攫千金。早い者勝ちだが、一度解答するともう変えられない。この番組に恐ろしい裏があることは、終盤近くに明かされる。 多重解決ものの難しさといえば、最初の方の推理は外れで、最後の推理が正解なのが見え見えということだろう。それなのに、おいおい、事件発生から間もないのにどんどん解答していくではないか。案の定、後から後から新情報が…。 本作は、多重解決ものの難しさを逆手に取っている。十四人十四様の、裏読み、深読み、先読みに、唸らされると同時に笑わされる。その推理が外れかどうかは問題ではないのである。普通、ミスリードはいかにフェアに読者を引っかけるかが勝負だが、ミスリードとわかっていて読ませる、こんな作品がかつてあっただろうか。 本格を茶化している面もあるだろうが、真剣に茶化している。古今東西、多くの先駆者たちがひねり出してきた、騙しのテクニック。本作は、そのすべてへのオマージュでもある。苦労の割に低く見られがちなこのジャンルの火が、どうか消えませんように。 さりげなくテレビ批判している辺りは、ご愛嬌。
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