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グリード ハゲタカⅣ(上) の商品レビュー

3.9

31件のお客様レビュー

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2024/05/24

ハゲタカシリーズはやはり面白い。 飯島の存在感が何よりも強烈。少ししか登場しないのに、すごいインパクトを残してくれる。 次はいよいよ決着か、楽しみ。

Posted byブクログ

2024/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感想 鷲津がいよいよアメリカを買い叩く。どうにかなる精神でやってきた米国市場に鉄槌を下すため、米国名門企業の買収に乗り出す。 確かにアメリカは民間企業であっても超法規措置がまかり通るなど複雑怪奇な市場構造だ。2024年現在ではUSスチール買収は、会社を救うために日本企業が行おうとしているが、大統領選挙のために心情に訴えかけた政治案件にしようとしている大統領候補を見てため息しか出ない。 あらすじ 時はアカマ自動車の買収劇の最中。米国でのサブプライムローン問題が噴出し、爆発の時を待っていた。鷲津は市場の神様であるストラスバーグからゴールドバーグ・コールズを救済するようにお願いされていたが、自身が銀行に興味がないのと、GCの社長から毛嫌いされたこともあり、もの別れに終わっていた。 アメリカでいよいよ住宅バブルが崩壊する頃、鷲津はエジソンが設立したアメリカン・ドリーム社に目をつけていた。 いよいよ住宅公社が政府の管理下に入り、リーマンが弾けるかもしれないという夜明けに差し掛かっていた。ストラスバーグは鷲津にADへの干渉を辞めさせようとCGの救済を申しつけたが、鷲津はCGの救済を飯島を使ってUTBに任せてAD取りに動いていた。

Posted byブクログ

2023/02/11

リーマンショック前後のアメリカを舞台にした展開。社名が全てではないが実名使われるのもストレスなくて良いです。テンポ良く面白い。下巻に期待です。

Posted byブクログ

2023/01/31

レッドゾーンのアカマ自動車救済と並行して一部書かれているが、内容はリーマンショックの内容。 相変わらずの様々な接点があるが、最終的にどのように一つの線になるか楽しみな内容。

Posted byブクログ

2022/04/14

ハゲタカシリーズ本編第四弾。 アメリカが舞台。 FBIが出てきたり、大統領の名前がちらついたりしてハゲタカらしい大胆なプロジェクトが動き出す。 オバマ&マケインが争っている話等、 ちょこちょこ史実と同じ話も絡めて描かれており、 面白いなと思った。

Posted byブクログ

2021/12/06

スピード感がある。リーマンショックを舞台に進んでゆく物語。実話に沿った進行で興味深い。 下巻まで読んだか読後感は悪くない。やたらリンとイチャイチャしてるのは鼻につくが喧嘩に負けて勝負に勝った感じかな?

Posted byブクログ

2020/11/20

11月-22。3.5点。 ハゲタカ第4弾。リーマンショック直前からの話。 フィクションだと知っていて読むが、真実はこれと思わせるほどのリアルさ。 下巻も期待。

Posted byブクログ

2020/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

3 ハゲタカシリーズ第4弾。強欲は善であり、強欲こそがアメリカンドリームの原動力。そんな米国覇権主義にお灸をすえる。サブプライムローン危機をモデルにしたアメリカが舞台。GEがモデルのAD社の買収を巡り、圧倒的財力を持つサミュエルストラスバーグと対峙。リン、堀、サム、飯島をはじめ、新たにアンソニーという右腕になりそうな若手も。暁光新聞の北村とリッキーコンビを絡めたメディア合戦も面白い。エジソン逸話も面白い。集合天才というシステム。有名な名言は、いくら努力しても閃きがなければ何も生まれないという解釈もあるらしい。 低所得者向け住宅ローン(サブプライムローン)を集めて証券化したものが、サブプライムローンのモーゲージ債。これのCDS(クレジットデフォルトスワップ)とは、貸し倒れのリスクを回避するためにかける保険のような金融商品。CDOとは様々な債権やローンなどをミックスした証券化商品。 アメリカでは戦後一度も住宅価格が下がったことがない。 エジソンが遺した言葉。社会が必要とする仕事には必ず後継者が現れる。エジソンは集合天才という発想を築き上げたと言われている。各々の専門分野において突出した才能を集めれば一人の天才をもしのぐ発明が期待できる。GEやアップルのスティーブジョブズなどにも受け継がれているらしい。一人の天才ではなく、チームプレイで画期的商品を創り上げる集合天才のシステムが20世紀の工業化社会を築いた。天才は1%の閃きと99%の努力と言われるが、実は努力が大切という意味ではなく、いくら努力しても閃きがなければ何も生まれないという解釈もあるらしい。自信家だったらしい。 沈黙は金というが、後ろめたいと感じている相手に対してだんまりの効果は絶大。

Posted byブクログ

2019/08/08

経済版の大河ドラマ読んでる感じ。 フィクションなんだけど、リーマンショックってこんな感じで起きたんだーって、なる。

Posted byブクログ

2019/07/31

アメリカ資本主義に対する鷲津の嫌悪感とバブル崩壊時に買い叩かれた日本の銀行の嫌悪感が、アメリカを表徴する企業を買収したという内容で、そのきっかけはリーマンショック 資本を増やすために資本を使うのが資本主義だとすると、それは投資銀行だけに限らず、労働力という資本を取引している労働...

アメリカ資本主義に対する鷲津の嫌悪感とバブル崩壊時に買い叩かれた日本の銀行の嫌悪感が、アメリカを表徴する企業を買収したという内容で、そのきっかけはリーマンショック 資本を増やすために資本を使うのが資本主義だとすると、それは投資銀行だけに限らず、労働力という資本を取引している労働者だって資本主義の中にいることになる。 決して、あっちにいる強欲な人たちの話では終わらない。

Posted byブクログ