烏は主を選ばない の商品レビュー
前作の時間軸を別視点で、というにはあまりに接点がないのでは。結局前作での若宮の種明かしシーンとの繋がりはないし、怒涛の最後の種明かしで話を締め切られてしまう。ここから次作につながるのか。
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1冊目と同じ時間軸で若宮サイドの目線でかかれた物語。こっちの方が面白かった!女のドロドロより男の方が性にあってるのか? いや、主人公が魅力的だったんだな。 続きも読まねば 2016.8.15
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読み終えて本当に面白かった。前作を読まずに今作からだったが、早く前作を読みたくなった。 この小説の面白さは私が思うに三つある。一つは強烈な世界観。これは中世の貴族時代の時代感覚だろう。二つ目は登場人物の個性がはっきりしていること、特に「若宮」と「雪哉」の丁々発止のかけあいがすばらしい。主従関係なのに言葉は友人感覚なのだ。三番目は八咫烏世界の派閥争いで、陰謀渦巻く宮廷の継承争いである。 それともう一つ「忠誠心」とは何かということだ。主従関係にあれば、誰でも主人の幸せを考えるだろうが、はたしてそうだろうか?現代で言えば親子の関係にも通じると思う。親が子叱ったりなだめたりするのが、果たして本人のためなのだろうか? 誰が見方で誰が敵か?最後にはそうだったのかと納得させられる。シリーズ化されているようなのでこれからが楽しみな小説です。 いろんな事を考えさせられるこの小説は実に読み応えがあると思う。
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「あんたは忠臣なんかじゃない。長束さまのため、長束さまのためって、結局は全部、自分のためじゃないか。自分の都合の良い夢ばかり見て、ちっとも長束さまを想ってなんかいないんだ!」この雪哉の言葉は深いです。前回よりも面白くなっています。是非シリーズ化してほしい。
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ひと際暑い今年の夏に太陽の使者八咫烏が運んで来た熱い一冊。 雰囲気としては源氏物語のオマージュだろうか?もちろんドロッドロの恋物語ではなく烏一族の皇位継承を巡る宮廷ミステリー、それでもウブで一途な少年烏とツンデレな若宮の軽妙で萌え萌えなやりとりは爽やかなBLであると結論付けてしま...
ひと際暑い今年の夏に太陽の使者八咫烏が運んで来た熱い一冊。 雰囲気としては源氏物語のオマージュだろうか?もちろんドロッドロの恋物語ではなく烏一族の皇位継承を巡る宮廷ミステリー、それでもウブで一途な少年烏とツンデレな若宮の軽妙で萌え萌えなやりとりは爽やかなBLであると結論付けてしまったがダメか…スマヌ。 でも軽さだけでなく忠誠心〜あなたのために〜の太いテーマがスッと全体を貫いているのもこの本の読みどころ。 一冊でも十分に楽しめるのだがシリーズとあらばポケモンなんざやってる場合じゃない、本屋さんへGO
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う~んこれはちょっと面白すぎる。 今作は前作と時間軸を共有する、若宮さんサイドのお話。 魑魅魍魎が蠢く宮中で、権謀術数が渦巻く朝廷の権力争い。 若宮さんサイドのメンバーも魅力的で、読んでいて楽しい。 若宮が桜花宮に行かない理由が説明されたり、前作の出来事の裏側が示されたりと...
う~んこれはちょっと面白すぎる。 今作は前作と時間軸を共有する、若宮さんサイドのお話。 魑魅魍魎が蠢く宮中で、権謀術数が渦巻く朝廷の権力争い。 若宮さんサイドのメンバーも魅力的で、読んでいて楽しい。 若宮が桜花宮に行かない理由が説明されたり、前作の出来事の裏側が示されたりと、前作との繋がりもあってよし。 そしてその時若宮は何をしていたのか。どんな状況の中に身を置いていたのか。決して安穏平穏などではなく剣呑と命のやりとりをしていたわけである。これが面白い。 ただ前作のラストシーン(探偵役)へと繋がる経緯も読みたかったけど無かったのはちょっと残念。 次作も楽しみ。
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八咫烏シリーズ第二作目 一作目が面白かったので読んでみた 前巻との対になっており、前巻で明かされなかった若宮の行動が、雪哉という登場人物の視点から描かれている 前巻で納得出来なかった箇所がしっかりと腑に落ち、且つこの物語だけでも十二分に楽しめる 前巻が女性メインの話なのに...
八咫烏シリーズ第二作目 一作目が面白かったので読んでみた 前巻との対になっており、前巻で明かされなかった若宮の行動が、雪哉という登場人物の視点から描かれている 前巻で納得出来なかった箇所がしっかりと腑に落ち、且つこの物語だけでも十二分に楽しめる 前巻が女性メインの話なのに対し、こちらは男性メインの話 前巻がどうしても限られた場所での話だったが、今巻はその制約も少なく、物語に動きと大きさが出て来た 最後は少しほろ苦い別れがあり残念に思ったが、次巻で再登場するとの事なので楽しみ ストーリーとしては前巻から進んでない為、 今後どのようなストーリー展開がされるのか これからも追っていきたい
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時間軸が同じで別視点の話。 大好物です! でも若宮の「真の金烏」の様子がちょっとだけなのは、お預けを食らってるようで〜作者の思うツボなのかな(笑) 机の上に準備してある次作をこれから読まねば!
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前作では名前ばかり上がってほとんど登場しなかった若宮が、そのとき何してたのかがようやく判明。こんな大変なことになっていたんですねぇ。 若宮を取り巻く四面楚歌ぶりがハンパ無くて、ずっとヒヤヒヤ。どの人物もアクが強くて、雪哉以外みんな疑わしくて… そのためか終止緊張感を保ったまま読了。前作に劣らぬ面白さでした。
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第1作を読み終わったあと、すぐに買いに走りました(笑)それくらい面白いです、八咫烏シリーズ。今回は1作目を反対側から見た物語。あれだけ動いていたら、桜花宮には来れない。ほんとに。メインのキャラクター、雪哉がなんだか可愛くて切なくて。最後は泣いてしまいました。
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