ホテルローヤル の商品レビュー
初めて読んだ桜木紫乃さんの作品。逆クロニクル型の章立てがほんとうに美しかった。今は廃墟となったラブホテルが、どんな歴史をたどってきたのか……。各登場人物は傍から見ればみな不幸だが、そこに宿る一筋の光を描いている。最後の章を読み終わったとき、その微かな光がいっそう際立って見えた。
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テレビのトーク番組に作者が出られていたり、映画化されて興味を持ったけれど 作者の醸し出す文体の雰囲気が あまり自分の好みではありませんでした。 残念!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ラブホテルが題材のわりに、いやらしいシーンは少なめ。某レビューサイトで事前に確認はしていましたが、安心しました。連作短編になっていて、後日談が違う人物の話でなにげに語られることが、想像力をかきたてます。心中をした先生と生徒はあの傷を慰め合う寂しい二人なのだろうな。おもしろかった。良い作品です。
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「ラブレス」という長編に圧倒されてこちらの短編集も読むことにしました。 一人一人の人物描写が詳細で実際に存在する人かの様に感じます。また、桜木さんの描く人々はどこか不遇な人が多く、モラハラや性的虐待、悲しい人生を送ってきた人も少なくありません。そんな社会の隅に焦点を当て、リアル...
「ラブレス」という長編に圧倒されてこちらの短編集も読むことにしました。 一人一人の人物描写が詳細で実際に存在する人かの様に感じます。また、桜木さんの描く人々はどこか不遇な人が多く、モラハラや性的虐待、悲しい人生を送ってきた人も少なくありません。そんな社会の隅に焦点を当て、リアルなお話を紡ぎ出す。短編集のお話の時代がどんどん遡ってるのも面白い演出でした。
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良かったです。ラブホテルをとりまく人間達のお話し。題材だけにロクな話しはないが、最後の話しでキッチリしめましたね。良かった!
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ラブホをめぐるショートストーリー。 章が進むと過去に繋がり、人や出来事も 繋がってくる。 ラブホの中で働く人々や、作った人の思い、 それを引き継ぐ娘、客、それぞれの事情や思いを 面白く読んだ 寺の嫁に話、星を見ていたのミコが印象的。 ミコのように働き者で素直な人になりたい
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3.8/5.0 ラブホテルを物語の中心に据えるという点が面白い。 自分自身が人生経験をもっと積めば、また違った角度から発見があるかもしれないと思った。
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とても良かった ホテルローヤルを取り巻く人物たちの30ページ✖️7の短編 時代を少しづつ遡っていき話が繋がる構成、1話あたりが短いながらも各人物の生き様や感情が絵に浮かぶ圧倒的な表現力、という感じでしょうか 読みやすいが、1話1話が重たい、そんな本です
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TVで対談されていた様子に興味を持ち初読み。珍しい題材で、フィクションなのに生々しい。 場末の舞台だけに、何ひとつ明るい話はなく、ノンフィクションを読んでいる気すらする。短編集だとしても読みたい意欲がわかなくて、最後まで嗜好が合わない作品だった。
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連作短編集。釧路の湿原を見渡せるラブホテル「ホテルローヤル」。様々な夢や希望、欲望、絶望を見てきた。地味な話だが、特に「せんせぇ」以降の作品は印象に残った。細やかな幸せを願っているだけなのにね。
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