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新月譚 の商品レビュー

3.6

34件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

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2019/09/06

作者も書いてた気がするけど別にミステリではないけど、話が純粋に面白いので引き込まれます。で、最後まで読んでました。恋愛モノになるのかな?

Posted byブクログ

2019/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後の一文を読んで、小さな貿易会社で働くようになって、社長の木之内と交際するようになった頃が、後藤和子にとっては、一人の女性として一番幸せな頃だったように思いました。木之内の存在を原動力に、咲良怜花として名声を手にしますが、その頃程の幸せは訪れなかったのではないかと感じました。

Posted byブクログ

2018/10/09

女流ベストセラー作家が突然断筆したその理由は謎のままだった。作家の作品に影響され職を決めた若き編集者が訪ねた時その理由を語り出す…。ミステリーではないけど一気読み。壮絶な恋愛の顛末という売りだが読み終えればさほど壮絶でもない気もする。なのにのめり込ませる筆の力は凄い。

Posted byブクログ

2018/08/17

かつては一世を風靡した女流作家・咲良怜花は卓越した文才と美貌で長年、文学界の華として存在していたがある日突然、断筆してしまった。編集者である渡部敏明は咲良怜花の一ファンと共に断筆の理由を訊く為に咲良怜花の元を訪れる。そこで聞かされたのは木之内という男との出会いと彼に翻弄された”後...

かつては一世を風靡した女流作家・咲良怜花は卓越した文才と美貌で長年、文学界の華として存在していたがある日突然、断筆してしまった。編集者である渡部敏明は咲良怜花の一ファンと共に断筆の理由を訊く為に咲良怜花の元を訪れる。そこで聞かされたのは木之内という男との出会いと彼に翻弄された”後藤和子”という女性の話だった。貫井徳郎さん=ミステリーというのを期待される方は肩透かしをくらってしまう作品です。文庫では600頁程ありますので御注意を!

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2017/09/09

貫井徳郎は微笑む人に続き2冊目。整形をしてそれまでの人生を捨て、女流作家になっていく主人公。執筆に掛ける作者の気持ちを代弁している感じ。ボリュームがあり、読み応えはあった。一人称で進んでいくので、これだけの量を読むと主人公と同化していく。結末はほの悲しく、主人公への共感が増して幕...

貫井徳郎は微笑む人に続き2冊目。整形をしてそれまでの人生を捨て、女流作家になっていく主人公。執筆に掛ける作者の気持ちを代弁している感じ。ボリュームがあり、読み応えはあった。一人称で進んでいくので、これだけの量を読むと主人公と同化していく。結末はほの悲しく、主人公への共感が増して幕が閉じます。 普段使わない漢字を多用するので、アプリで読み方を調べる回数が今までで一番多かった本です(笑)

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2017/07/31

難しいなぁ。貫井氏は何を語りたかったのだろう。 何が幸せなのか?というテーマだったのか? 通してみれば、そんなにおもしろい内容ではなかった気がする。でも先が気になって読み進める。 顔を変えて手に入れた数々のものは全て夢だった。 つまり、顔を変えた時に和子は全てのものを喪っていたの...

難しいなぁ。貫井氏は何を語りたかったのだろう。 何が幸せなのか?というテーマだったのか? 通してみれば、そんなにおもしろい内容ではなかった気がする。でも先が気になって読み進める。 顔を変えて手に入れた数々のものは全て夢だった。 つまり、顔を変えた時に和子は全てのものを喪っていたのか? 難しい。

Posted byブクログ

2017/05/15

2017.5.15-44 女性に対して不誠実である木之内の為に小説を書きまた筆を折る怜花の半生。ミステリーとは違う方向性であり重みもあるが一気読み。

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2017/05/03

【内容紹介】 美貌と壮絶な作品世界で一世を風靡した作家、咲良怜花。だが彼女は突如として筆を折った。なぜ彼女は執筆をやめたのか。彼女が隠し続けてきた秘密とは何か。沈黙を破り、彼女は語り始める―目立たない娘だった彼女を変貌させた、ある男との恋の顛末を。恋愛の陶酔と地獄を活写し、読む...

【内容紹介】 美貌と壮絶な作品世界で一世を風靡した作家、咲良怜花。だが彼女は突如として筆を折った。なぜ彼女は執筆をやめたのか。彼女が隠し続けてきた秘密とは何か。沈黙を破り、彼女は語り始める―目立たない娘だった彼女を変貌させた、ある男との恋の顛末を。恋愛の陶酔と地獄を活写し、読む者の呼吸を奪う大作。

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2016/07/04

恋愛小説というのはもっと上手くいくものではなかったか。もっと安心して読めるものではなかったか。読みながらそんなことが頭をよぎった。容姿に自信のない女性が恋を経て、整形をし華やかな美貌を手に入れ、持て余し、翻弄される…。どこか既視感があったような気もしたが、そんなものは一瞬にして吹...

恋愛小説というのはもっと上手くいくものではなかったか。もっと安心して読めるものではなかったか。読みながらそんなことが頭をよぎった。容姿に自信のない女性が恋を経て、整形をし華やかな美貌を手に入れ、持て余し、翻弄される…。どこか既視感があったような気もしたが、そんなものは一瞬にして吹き飛んでしまった。理屈に反するような行動ばかりする主人公。しかし、その狂気や陶酔、諦め、迷いといった心理描写が、読者にその理詰めでは説明しようのない人間の感情を、直に分からせてくれる。必死に生きる主人公に、心から共感できる作品。

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2016/03/31

タイトルに惹かれた。新月の物語とは一体どんな話なのだろう。あらすじを見ると女性作家が筆を折り、書くことをやめたとある。本当は貫井徳郎のバリバリなミステリーを読みたかったのだが、まぁ、よしとしよう。そんな思いで本作を読み始めたが、中々のものだった。あまり容姿のよくない女性がコンプレ...

タイトルに惹かれた。新月の物語とは一体どんな話なのだろう。あらすじを見ると女性作家が筆を折り、書くことをやめたとある。本当は貫井徳郎のバリバリなミステリーを読みたかったのだが、まぁ、よしとしよう。そんな思いで本作を読み始めたが、中々のものだった。あまり容姿のよくない女性がコンプレックスを持っている中、好きな男性との付き合いと作家業をこなしていく様が、絶妙に描かれていたと思う。もう、木之内を諦めて、違う人にしたら!と何度も思ったよ。

Posted byブクログ