嵐のピクニック の商品レビュー
奇想天外な物語の短編集だが、どの作品もかなり深い内容やオチになっているなと感じた。 本谷有希子らしい一冊になっているが自分はやはり長編の方が好みだす。
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20161203 アウトサイド タイフーン がおもしろかったです。 一編一編読み終わった後の不思議な感覚が心地よかった。
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キュートで奇想天外。奇妙な味が堪能できる初の短編集にして大江健三郎賞受賞作。 お気に入りは「パプリカ次郎」。市場に突然現れる、カンフーのような動きをするアジア系の男ときれいな白人の女、そして銃を撃ちながら追いかける黒いスーツの男たち。露店商側の視点で映画のよくあるシーンを描く発想...
キュートで奇想天外。奇妙な味が堪能できる初の短編集にして大江健三郎賞受賞作。 お気に入りは「パプリカ次郎」。市場に突然現れる、カンフーのような動きをするアジア系の男ときれいな白人の女、そして銃を撃ちながら追いかける黒いスーツの男たち。露店商側の視点で映画のよくあるシーンを描く発想がお見事。
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シュールなユーモアが光る短編集。 日常の風景の中に絶妙な違和感を埋め込んだ世界観に、ぐいぐい引き込まれた。 著者の想像力に脱帽。 「マゴッチギャオの夜、いつも通り」、「亡霊病」がとくに印象に残った。 「Q&A」の畳み掛けていく語り口調も面白かった。
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16/07/28 奇妙な世界に片足つっこんだ感覚。 まず目次のきれいに並んでないタイトルたちが愛しいです。 お気に入りは「マゴッチギャオの夜、いつも通り」「亡霊病」「Q&A」「いかにして私がピクニックシートを見るたび、くすりとしてしまうようになったか」。 自転車のサドルを恋人にお...
16/07/28 奇妙な世界に片足つっこんだ感覚。 まず目次のきれいに並んでないタイトルたちが愛しいです。 お気に入りは「マゴッチギャオの夜、いつも通り」「亡霊病」「Q&A」「いかにして私がピクニックシートを見るたび、くすりとしてしまうようになったか」。 自転車のサドルを恋人におすすめする「Q&A」。“もちろん折りに触れ、「お前、それサドルだぞ」などと心ない人たちから野次が飛ぶでしょうが、” て吹き出すわ! ・それと、人間はみんな同じだってこと。本当だよ。人間はみんな同じだよ。(P175 ダウンズ&アップス)
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短編集。すべてが不思議な味わいをもっていて、ふわっと終わってしまう。もう少し続きをしりたいような、それでいて、ここで終わって欲しいような。 とても不思議な読後感の残る短編集。素敵。
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現実と地続きのように始まるのだけれど、ほんの一行、一瞬で「あれ?」と妙なことになっている。本質は哀しい話なのに、一風変わったユーモアがほんのり漂い、しかもどことなくグロテスクなところが新鮮だ。どことなく、というのがミソ。極端な味付けをして、「ほら、刺さるでしょ?」みたいにされるの...
現実と地続きのように始まるのだけれど、ほんの一行、一瞬で「あれ?」と妙なことになっている。本質は哀しい話なのに、一風変わったユーモアがほんのり漂い、しかもどことなくグロテスクなところが新鮮だ。どことなく、というのがミソ。極端な味付けをして、「ほら、刺さるでしょ?」みたいにされるのにはうんざりだから。 かなり短めのものが多く読みやすい。突拍子もない展開なのに完成されている。できればもっと長い物語も読んでみたい。
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これが舞台になったら面白いだろうなと想像しながら読んだ。 言葉が映像に変換できる。 不思議な世界観。 亡霊病は怖すぎて夢に出てきそう。
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意味不明な話もあったけど、それ故にか読むのに消耗した。 1話を読み終わるごとに、一旦本を閉じて意識を現実に戻してから読んだ。 「哀しみのウエイトトレーニー」「マゴッチギャオの夜、いつも通り」「私は名前で呼んでる」「タイフーン」が特に印象に残った。
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ちょうど、これを読み初めてから済むまでに、本谷氏が芥川賞をとった。その前段となるのだろうか、大江賞の掌編集。 文学的な訴求力が強いが、一方で彼女らしいぶっとんだ人物の登場はほぼなく、ライトでありながら深い現代小説。 著者の、止めどなく溢れてくる想いを休まずに喋り続けるような文体は...
ちょうど、これを読み初めてから済むまでに、本谷氏が芥川賞をとった。その前段となるのだろうか、大江賞の掌編集。 文学的な訴求力が強いが、一方で彼女らしいぶっとんだ人物の登場はほぼなく、ライトでありながら深い現代小説。 著者の、止めどなく溢れてくる想いを休まずに喋り続けるような文体は嫌いではない。 「マゴッチギャオの夜、いつも通り」が一番よかった。 3
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