はだかの太陽 新訳版 の商品レビュー
『はだかの太陽』 アイザック・アシモフ 小尾芙佐/訳 Naked Sun Isaac Asimov ハヤカワ文庫 イライジャ・ベイリは別の惑星ソラリアで起こった殺人事件を解決するために地球から派遣された。事件の関係者と直に会って話を聞きたいと思うものの、この星の人間は常に映像を通...
『はだかの太陽』 アイザック・アシモフ 小尾芙佐/訳 Naked Sun Isaac Asimov ハヤカワ文庫 イライジャ・ベイリは別の惑星ソラリアで起こった殺人事件を解決するために地球から派遣された。事件の関係者と直に会って話を聞きたいと思うものの、この星の人間は常に映像を通して他者と交流し、直接会うのは動物的なおぞましい行為とされ嫌がられる。物的証拠はロボットに処分されてしまい、文明の進んだソラリア人の地球に対する侮蔑などで、なかなか操作がスムーズに進まない。また外出すると太陽の光が地球人のベイリには有害で具合が悪くなってしまう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー これは1957年に書かれたものだけど、アシモフの予言もまんざら間違ってないと思う。人型ロボットこそそれほど見かけないけど、生活の至るところにAIが関与し、人と人との接触がだんだんと希薄になってきている。 高度経済成長期やバブルの時代にこの本を読んだら、へええで終わってしまったかもしれない。今の時代に読むと無性に身に染みるものがある。
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鋼鉄都市の続編 最後までとても楽しめました! ロボットと人間 それをうまく対峙させ 人間の、生きる意味や、素晴らしさを 楽しくわかりやすく 読み応えもあるSF さすが読み継がれるだけあるなーと 感じました。 胎児管理って安倍公房さんの最近読んだ本に 出てきた話を思い出しました...
鋼鉄都市の続編 最後までとても楽しめました! ロボットと人間 それをうまく対峙させ 人間の、生きる意味や、素晴らしさを 楽しくわかりやすく 読み応えもあるSF さすが読み継がれるだけあるなーと 感じました。 胎児管理って安倍公房さんの最近読んだ本に 出てきた話を思い出しましたが ずっと私には読みやすかったです。 ミステリー要素も古典的であるけれど 楽しめます。 ただ、、、この続き3部、4部が 単行本ででてなくて、購入できるものが かなりの高値。最後まで読みたいのに どうしよう、、、
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アシモフの「ロボット三原則」 それは矛盾と二律背反がもたらす面白さ……。 舞台は高度にロボット文化の発達した惑星ソラリア。そこでは極端に少人数の住民が裕福に暮らしている。 そこで起こった殺人事件を地球人である主人公が捜査することに…… 地球とソラリア、相反する二つの世界はその相...
アシモフの「ロボット三原則」 それは矛盾と二律背反がもたらす面白さ……。 舞台は高度にロボット文化の発達した惑星ソラリア。そこでは極端に少人数の住民が裕福に暮らしている。 そこで起こった殺人事件を地球人である主人公が捜査することに…… 地球とソラリア、相反する二つの世界はその相違がゆえに同一であることが、徐々に印象的となる。 物語自体もさることながら、アシモフ自身による「序文/ロボット小説の舞台裏」が面白い。 ミステリーに強い興味を持っていたこと、当時のSFには半裸の美女を登場させないと売れないと言われていたにも関わらず、アシモフは女性を描くのが苦手と言われていたことなど、執筆時の様子が面白く分かりやすい。 前作『鋼鉄都市』を未読のため、読み始めに地球の状態がイマイチ把握できていなかったことが残念。
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鋼鉄都市に続く二作目 キャラ立ちもしていて内容も面白くサクサク読めた。 アシモフの想像力に今回も脱帽、対面で接するのが何よりも苦痛な生物を生み出すなんて
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第66回アワヒニビブリオバトル「そら」で紹介された本です。オンライン開催。チャンプ本 2020.07.05
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鋼鉄都市読後即買ったわ 冬川さんの訳読んだ も〜楽しい ロボたちの人間守る!感今回強かった モブロボは主人倒れた時まともに喋れなくなってたけど、ダニールは全然まともで良い 流石最新式ヒューマノイド でもベイリが倒れかけた時だっけ?に膝ガクついたりため息ついたりしてて良い ベイリめちゃ頑張ってたけど普通にラスト付近おい!既婚者!!となった
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前作の鋼鉄都市は一昔前の訳だったため古くさい言い回しが気になる部分があったけど、新訳だとスムーズにお話に入れた。 イケメンロボットのダニールの出番がちょっと少なくて残念。でも登場場面ではいい仕事している。ベイリとダニールの関係性も変化しており続きも楽しみ。 特に保護者的な扱いに反...
前作の鋼鉄都市は一昔前の訳だったため古くさい言い回しが気になる部分があったけど、新訳だとスムーズにお話に入れた。 イケメンロボットのダニールの出番がちょっと少なくて残念。でも登場場面ではいい仕事している。ベイリとダニールの関係性も変化しており続きも楽しみ。 特に保護者的な扱いに反発したベイリに行動を制限されてしまう場面が切ない。ばかげたことと思いつつ、何かダニールに対して人間的なものを期待してしまうベイリもよい。 半世紀以上前の小説なのにそのまんまのリモート会議が登場することに驚く。隔離生活が定着した無菌状態の惑星ソラリアで、病原菌扱いされ思いっきり差別される地球人ベイリ。これこそコロナ禍に読んでほしい作品だと思った。 たくさんの要素を含むこの作品で、1番印象に残ったテーマをひとつ挙げるとすれば「価値観の違い」 惑星の住人とは基本的に言葉が通じているのだが、植民して長いためか、同じ単語を用いたとしてもその意味に齟齬が生じる、という点は面白かった。 惑星ソラリアではリモートで人と会うことが常であるために、「じかに会う」事がすごく下品で非常識なことだったり、異なる世界どうしの文化が交わる際に起こる価値観の摩擦が前作にも増して繰り返し描かれている。 こういう事は現代でも常に起こっていると思う。 そしてもしコロナの緊急事態宣言みたいな状態がずっと続いたら、私たちの世界も少しずつソラリアに近づいていくかも、、というのはコロナ前には持ちえなかった感想かも。 そんな惑星で起こる殺人事件の解決過程を軸に、人工知能や、遺伝子の管理などのSF要素に加え、イケメンロボット×やんちゃなおじさんというブロマンス要素まで盛りだくさん。お腹いっぱいの作品でした。アシモフ先生ありがとう。
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50年以上前にリモート殺人小説が書かれてたなんてってなった トリックは現代には適用できないけど ベイリが執拗に直接会いたがるのもあと数十年経ったら意味不明になりそうだし読者もソラリア人のほうに賛同しそうな気もする ソラリアも感染症とかで大変なことになってこうなったのかな〜とかコロ...
50年以上前にリモート殺人小説が書かれてたなんてってなった トリックは現代には適用できないけど ベイリが執拗に直接会いたがるのもあと数十年経ったら意味不明になりそうだし読者もソラリア人のほうに賛同しそうな気もする ソラリアも感染症とかで大変なことになってこうなったのかな〜とかコロナの社会変容と重ねながら読めてよかった
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人と人とが一生のうちほぼ触れあうことなく、映像で対面することが基本となっているソラリアという星でおきた殺人事件に挑む。 このコロナ禍のなかで読むと、だいぶ地球もソラリアに一気に近くなってきたなというところがまず興味深かった。 やはりロボットやいろんな技術が発展すれば、人間の出番...
人と人とが一生のうちほぼ触れあうことなく、映像で対面することが基本となっているソラリアという星でおきた殺人事件に挑む。 このコロナ禍のなかで読むと、だいぶ地球もソラリアに一気に近くなってきたなというところがまず興味深かった。 やはりロボットやいろんな技術が発展すれば、人間の出番はこうやって減っていくんだろうな…。 ミステリとしてはそんなに意外性もなく、期待していたダニールの出番もあまりなかったのでちょっと残念。 ソラリアという星はこういう人間が住んでいて、こういう習慣ですよ、という部分が大半を占めていた気がする。 私はそもそもSFがあまり得意なほうではないので少し退屈に感じた。
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舞台は、人との接触を極度に避け、対面は全てバーチャル映像で行う社会。 極めて人工的に管理されたシェルターの中で暮らし、自然環境からは完全に隔絶されている別の社会(こちらは「鋼鉄都市」に詳しい)から来た人と、実際に同じ部屋の両隅で距離を取り恐る恐る対面することになった登場人物が、 「あなたの肺にあった空気が、わたしの肺に入る」 ことに気づき、気持ちが悪くなり耐えられず逃げ出してしまいます。 3密とかいう言葉も登場し、Webでのコミュニケーション全盛の今の時代から、あと少しかも・・・ どちらの社会もロボットが大活躍。ロボットに仕事を奪われることの人々の嫌悪感、ロボット任せで失われてゆく能力の描写なども、全く絵空事とは思えません。 1957年の作品。 作家の想像力・洞察力、全く凄いものです。
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