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チームの力 の商品レビュー

4.1

31件のお客様レビュー

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2024/08/08

会社の新規プロジェクトを始める前にここで言われている原理について理解しておいて良かったです。 でも理解するのは簡単でも案外単純なことを実践するのが難しかったりする、、、

Posted byブクログ

2024/02/07

物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。 東大OPACには登録されていません。 貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください 返却:物性研図書室へ返却してください

Posted byブクログ

2021/08/16

構造構成主義に基づいたチーム運営を理解できる。提唱している内容自体は巷のビジネス書に書かかれていることと大きく変わらないが、哲学的な原理に基づいているので説得力がある。だからこそブレずに実践できるのだと思う。

Posted byブクログ

2021/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書は「目的に応じたチーム、ひとりではできないことを達成するためのチームをどのように作ることができるか」というテーマについて、構造構成主義に基づく3つの原理(価値の原理、方法の原理、人間の原理)を元に説明している。 3つの原理に通底するのは、関心相関性原理、言い換えれば「物事の価値や意味は関心に応じて立ち現れる」という原理である。少し単純化してまとめれば、チームが掲げるビジョン、追求する指標、方法の選択、人選といった物事を、チームの目的に即して決定することが肝心である。これが本書から得られる知見である。 ところで本質に即したチームの目的という関心と、人間的な自己保存の関心は表面的なところではときにせめぎ合う。例えば、職場で管理職を担う人は、ときに自分が目的を見失っていたとは認めたくない。また、自分のやり方を否定されたくない。あるいは自分への責任を免れるために前例に則りたい。 したがって、もし自分が組織を運営する立場になければ、本質に即した関心に応じてチームを変えるために説明と説得を試みる必要がある。そしてこれが難しい。 本書のチーム論のよいところは、「ふんばろう」という著者自らがリーダーを務める新しいチームの事例を中心に紹介しているにもかかわらず、既に走っている組織を底辺から変革するニーズにも答えていることである。本書によれば、本質に即した変化を起こすことが管理職(チームの運営権を持つ者)の関心にとっても有利であることを示せばよい。 また、本書は目的に即してどのような行動を取るべきかというレベルで関心が食いちがうときの考え方として、契機相関的観点を示しており、こちらも現場レベルで有効な道具であり、場合によっては自らの関心を修正することを可能にしてくれる。 ふだんは、自分が選んだ組織に明確な「目的」が不在だったとすれば、不運と自分の見る目のなさを恨むしかないのではと思いがちだが、本書のチーム論を自組織で活かせる可能性もあると信じたい。

Posted byブクログ

2021/03/01

2019年 27冊目 『チームの力』 「前提を問い直す」、そして「本質をみる」の2つの位置づけから書かれてる。チームとは?価値とは?人間とは?根本的な問いに答えてる理論の体系本。まじでおもしろい、勉強になる。星5★★★★★

Posted byブクログ

2019/07/28

構造構成主義について初めて読みました。 各原理を使うことで様々なことが 整理され、理解できました。 特に方法の原理は慧眼だと思います 各原理の成立についてより探求したく なりました。

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2018/08/26

一人の人間にできることは限られている。でも、チームを作れば“巨人”にもなれる。チーム作りとは希望を作ることでもあるのだ。「日本最大級の支援プロジェクト」を運営した著者が、独自のメタ理論「構造構成主義」をベースに説く、チームのための新しい組織論。チーム作り、リーダーシップ論、戦略の...

一人の人間にできることは限られている。でも、チームを作れば“巨人”にもなれる。チーム作りとは希望を作ることでもあるのだ。「日本最大級の支援プロジェクト」を運営した著者が、独自のメタ理論「構造構成主義」をベースに説く、チームのための新しい組織論。チーム作り、リーダーシップ論、戦略の立て方、モチベーションを引き出す極意、トラブル解消法など、チームの力を最大限に伸ばす原理と方法を明らかにする。 今回は理解できず。いずれまた。

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2017/11/15

東日本大震災に際して、著者が立ち上げたヴォランティア組織「ふんばろう東日本支援プロジェクト」での具体的な経験を紹介しながら、組織論やリーダーシップ論についての議論を展開しています。 取り上げられている具体例は、やはり目を瞠らされることが多いように感じました。他方で、本書のサブタ...

東日本大震災に際して、著者が立ち上げたヴォランティア組織「ふんばろう東日本支援プロジェクト」での具体的な経験を紹介しながら、組織論やリーダーシップ論についての議論を展開しています。 取り上げられている具体例は、やはり目を瞠らされることが多いように感じました。他方で、本書のサブタイトルになっている「構造構成主義による“新”組織論」の内容が十分に論じられているかという点については、やや不満が残りました。著者の構造構成主義や、その発想の源の一つである竹田青嗣の欲望論は、確かに実践的な領域への応用について豊かな可能性を持っているとは思うのですが、本書の議論はそうした原理的なレヴェルの考察と著者自身の具体的なエピソードの間にかなり隔たりがあり、構造構成主義が組織の管理にどのように役立つのかということが明瞭に見えてこなかったように思います。

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2017/09/21

2017.9.13 構造構成主義を考えた著者のチーム論。新書故の限界だが、言われていることは正しい。しかし実用に関しては理論として大味すぎる。方法は目的と状況に相関する、これは個々の方法論を相対化した上で個別具体的な状況における最適な方法を導くためには重要な指摘である。が、目的と...

2017.9.13 構造構成主義を考えた著者のチーム論。新書故の限界だが、言われていることは正しい。しかし実用に関しては理論として大味すぎる。方法は目的と状況に相関する、これは個々の方法論を相対化した上で個別具体的な状況における最適な方法を導くためには重要な指摘である。が、目的と状況の認識も個々人でズレるだろう。このレベルでは、1言われて10わかる人には使えても、なかなかこの理論を実現化するためには具体的にどういう場面でどうすればいいのかがイメージしにくい。 価値の原理にしても、欲望に相関するが、より言えばそれは個人的欲望ではなく普遍的欲望(ただしこの普遍はその当人の頭の中だけの普遍である)に相関する。そして普遍的欲望の成立根拠は承認欲求である。よって自らの普遍的欲望=みんなこれを望むだろう、の実現の困難は、1、私はみんなのことを考えてしているのにそれができないという「正義の挫折」の感覚か、2、みんなが望むことをすることで私の価値が担保されているのにそれが否定されるという「非承認の感覚」を呼び起こす。自分の思う価値は自分の欲望に相関する、という自己認識だけでは自分の価値観を相対化することはできない。それだけではこの、引き剥がされるような感覚に襲われる。必要なのはそれにプラスして、その欲望が普遍的欲望であり、それは承認を根拠にしているが、その普遍性は当人の意識においてのみの普遍性であり(個人の限られた人生で完璧な普遍性に到達できるわけがない)、より普遍的なあり方は自らの普遍性を相対化しながら他者に開かれることでより新しい普遍性を構築していく姿勢にある、ということを理解することである。強い確信ほど間主観性をもつ。ただ欲望に相関するとだけ言えば、「それはあなたの欲望でしょ?」としか言えないし、当人もそれが欲望だけではなく間主観性に根ざしたものに気づかないから、「でも私はこう思う!!」とムキになるだけである。一切の価値は欲望に相関する。さらに強い価値観ほど間主観的欲望に基づく。過去の親との関係で人格が強く固着してしまうのもそういうことなのだろうなー。異なる意見を持つ他者を理解する、特に仕事などの公共性を持つ活動において相互理解に伴ったアイデアを出し合う場合、こういう間主観性の破壊と再構築にも目を向けなければならない、と私は思う。

Posted byブクログ

2017/07/17

物事の本質からなる原理を解き明かす「構造構成主義」に基づいて、組織や活動を作り上げるにはどうしたらいいかを解説した本。 東日本大震災への支援組織「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、運営し、目標達成の末解散した際の具体的経験を例に説明が進むのでわかりやすい。 理念が大...

物事の本質からなる原理を解き明かす「構造構成主義」に基づいて、組織や活動を作り上げるにはどうしたらいいかを解説した本。 東日本大震災への支援組織「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、運営し、目標達成の末解散した際の具体的経験を例に説明が進むのでわかりやすい。 理念が大事で、きちんと明文化すべき。 目的と状況に応じて、最適解は変わってくる。 話し合いのルールは、何でも言い合うのではなく、状況と目的に合った代案を出すこと。 同じ問題関心を持った人が集まってチームを作ること。 どれもなるほど、と思う。 実行には難しいものもあるけれど。

Posted byブクログ