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チームの力 の商品レビュー

4.1

31件のお客様レビュー

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2017/05/25

構造構成主義による、チーム作りは、なるほどと思うところがたくさんありました。 自らが作ったチームの実例に基づいた文章は、説得力があります。 このようなチームが成果を上げていくのでしょうね。 ビジョンを下書きと定義するのは、面白いですね。

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2017/05/08

作者が体系化したと言われる構造構成主義がどういったものかはいまいち僕はわからなかった。 が、方法の有効性は、状況と目的によって変わるという方法の原理を共有し、機能的に方法を変えていく姿勢や、人間の原理を加味してボランティアとしてチームメンバーに接する姿勢は、自分の会社でのチーム運...

作者が体系化したと言われる構造構成主義がどういったものかはいまいち僕はわからなかった。 が、方法の有効性は、状況と目的によって変わるという方法の原理を共有し、機能的に方法を変えていく姿勢や、人間の原理を加味してボランティアとしてチームメンバーに接する姿勢は、自分の会社でのチーム運営において忘れていたことなので、大いに参考になった。

Posted byブクログ

2017/03/01

東日本大震災後に発足した日本最大級の支援プロジェクト「ふんばろう東日本支援プロジェクト」代表、西條剛央さんの著書。目的を見失わずブレない組織を作るための組織論といった感じ。内容としては「そりゃそうだよね。大事だよね。」という感じの部分が多いが、それを学問・理論レベルまで抽象化し具...

東日本大震災後に発足した日本最大級の支援プロジェクト「ふんばろう東日本支援プロジェクト」代表、西條剛央さんの著書。目的を見失わずブレない組織を作るための組織論といった感じ。内容としては「そりゃそうだよね。大事だよね。」という感じの部分が多いが、それを学問・理論レベルまで抽象化し具体的な組織行動に落とし込み直せているところが凄い。驚異的。ここからは愚痴みたいになってしまうが、日本という国だからこそ、この本が売れるんだろうなと思った。役所関係や大企業のエグゼクティブの方々に是非読んでいただきたい。

Posted byブクログ

2017/01/01

「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げた西條氏によるチーム論。「構造構成主義」を学ぼうとするより、これだけの偉大なことをやってのけた人物の視点から学ぶべき。

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2016/10/29

東日本大震災支援プロジェクトの組織運営をもとにしたマネジメント法。うなづける点もあったが、内容は物足りなく感じた。

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2016/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

構造構成主義という独自理論からチームの在り方を提唱している。ただ、独自理論というが言っている事自体は、そうだよねって感じなのだけど理論化することで汎用性をもたせられるところに価値はありそう。 チームとはそもそも何か?からミッションや目的の重要性を再考したり、深く掘っていく姿勢はすき(実際には本書では端的にまとめられちゃっているが) また組織とチームの違いとして、時間軸でとらえた一過性のものをチームとすることで、最終的には「なくなるべき」と主張しているのはとても賛成。 あとは構造構成主義の根本原理に関して展開しているお話だった。 「戦略と実行」でも言われていたことが理論化されていたのが価値の原理で、価値とはそれぞれの関心と目的に応じて立ち現れるもの。 そしてその「関心」は何かしら契機=きっかけから生まれる。 だから全ての価値判断は個人的体験をきっかけとして生まれた関心から生じるものなので、その価値判断の前提となる関心・契機を理解し合おうという流れ。 [契機→関心→価値]というステップで捉えていたので、自分の中で非常に整理された。 正しいかどうか、良いか悪いかという価値判断も結局はその根底にある関心からきているし、目的が同じでも意見が対立するのは個々人が異なる経験を通して異なる関心を形成しているからだろう。 手段は目的に応じるとはいわれるが方法の原理では、そこに状況も付け加えているのでまあ確かに、と納得。様々なフレームワークも「それを使うことで目的は果たせるのか?」「今現在の状況に対して有効なのか」と問うことが必要なんだと。言われてみれば当たり前だけど、目的は常に明文化するがその状況下でどうかってあんまり明文化して考えてこなかったかも、と反省した。 他にも前例主義に陥る体質としてサンクコストの観点から「失敗を回避することに関心がある」ために、変わろうとせず「現状を維持することに価値を見出す」という指摘はもっともで、ここでも価値の原理を活かして相手の関心に寄せたコミュニケーションを測ることが重要だと。 上司や同僚に対しても調査を通してメンタルモデルを理解し、自分が成し遂げたいことの価値を訴求するためにコミュニケーション設計する、という考え方が大事で、UXデザイン導入したいのにって言ってる人がUXデザインを導入するためのデザインができてないよねってケースに関連ある分野の話だなあと思った。

Posted byブクログ

2015/08/12

本書は「ふんばろう東日本震災支援プロジェクト」で中心的役割を果たされた、西條氏のチームマネジメント手法を中心に展開していく。新しい組織マネジメトの方法論として提起される構造構成主義の概念は、本書で初めて聞く考え方であった。 構造構成主義は次の三つの基本原理に基づく。 1)価値の...

本書は「ふんばろう東日本震災支援プロジェクト」で中心的役割を果たされた、西條氏のチームマネジメント手法を中心に展開していく。新しい組織マネジメトの方法論として提起される構造構成主義の概念は、本書で初めて聞く考え方であった。 構造構成主義は次の三つの基本原理に基づく。 1)価値の原理:すべての価値は、目的、関心、欲望に応じてたちあらわれる 2)方法の原理:方法の有効性は、目的、状況によって決まる(変化する) 3)人間の原理:人は関心に応じてたちあらわれた価値を欲して生きている 我々が実施してきた過去の多くの組織運営においては、経験に基づく知恵の体系化により、多くのマニュアル、ガイドライン、ルールを制定し、行動の規範とする場合が多かったと考える。 また、組織内の情報伝達も各階層を通過して、収集、判断、実行が行われてきた。予測できる範囲の変化とスピードに対しては、これら経験の蓄積も有効であった。 しかしながら、予想を超えた大災害時にはマニュアル、ガイドラインのみでは不十分であり組織内の情報伝達ルートが途切れても、自主的に判断し自立的にフレキシブルに動くことのできる組織論が求められる。 この方法論そのものは新しいものでもなく、民間レベルでの企業活動でも多く用いられてきた”現場力”の一つであろう。 フレキシブルな組織を運営していくために、組織に参加するメンバー間に、共通の価値を達成する目的、ビジョンが必要である。 状況の変化に応じ目的が達成されたら、新たな価値を求めるために、組織も自ら変化し消滅していくことを是とするなど、ああそうかと気づかされるところも多い。 組織内での人を生かすという意味での”適材適所”も人は関心に突き動かされ動いていくという原理の視点に立つと、チームの有効性につながる運営も可能と気づかされる。 ふむふむ、とうなずくところも多く、平常時ではあるが、多様な人材と日々変化する状況に対応せねばならない組織運営を新たな視点で見ていこうと思う。

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2015/07/11

構造構成主義に基づくチーム組成及び運営論。東北大震災の支援プロジェクトを踏まえての議論で納得感が高い。

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2015/07/06

組織論を扱った本としては、非常に内容が洗練されていて濃い。 常に原理を優先させていれば、誤った方向には行かないのだ。 全ての行為は目的を達成するための手段である、など至言の数々。 前著「すんごい仕組み」が実践編かつ、レポート的位置付けだったので、それらのエッセンスを完結にまとめて...

組織論を扱った本としては、非常に内容が洗練されていて濃い。 常に原理を優先させていれば、誤った方向には行かないのだ。 全ての行為は目的を達成するための手段である、など至言の数々。 前著「すんごい仕組み」が実践編かつ、レポート的位置付けだったので、それらのエッセンスを完結にまとめてくれた本書の方が構造構成主義的アプローチについての理解はしやすいであろう。

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2015/07/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは面白かった。 構造はとてもシンプルなんだなと思う。理論的、方法論的にまとめられている感じもあるけれど、その割には実践ですぐに使えそうなアイディアばかりで、役に立ちそう。

Posted byブクログ