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誰のためのデザイン? 増補・改訂版 の商品レビュー

4.2

47件のお客様レビュー

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2022/10/20

開始:2022/10/7 終了:2022/10/20 感想 デザインは人間とどう協調するか。それをどうやって達成するか。身の回りにある複雑でカッコいい道具やシステム。そこに疑問を挟む間隙を作る。

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2022/04/18

【動機】デザインに関する良書として勧められていたため 1章と、7章を部分的に読んだ。 内容は「実際につかうもの」をどうデザインするかというテーマに書面をさかれているので、プロダクトデザインやインダストリアルデザインにかかわる人が読むと、自分のデザインに反映させられる部分は多そう...

【動機】デザインに関する良書として勧められていたため 1章と、7章を部分的に読んだ。 内容は「実際につかうもの」をどうデザインするかというテーマに書面をさかれているので、プロダクトデザインやインダストリアルデザインにかかわる人が読むと、自分のデザインに反映させられる部分は多そう。

Posted byブクログ

2021/10/02

海外のホテルの洗面台における、蛇口と栓の使いにくさ、使い方の分かりにくさ、に関する説明にいちいち共感してしまった。 「よいデザイン」と「わるいデザイン」の間には明確な違いがある、というのは、世界共通の認識のようです。 非常口のパニックバーは、完璧なデザイン。

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2021/06/27

プロダクトデザインの大原則について書かれた本。あんまり新しい発見は無かったけど、わりと普段から考えてることが言語化されてラベリングされたのは整理されて良かった。ロジックで考えれば到達できる話ではある。

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2021/05/23

企業が提供する製品やサービスに限らず、あらゆる人工物は全て誰かによってデザインされたものであり、それらが良いデザインであるために必要となる要素や、良いデザインを作る要諦を、認知科学の観点から整理・解説した一冊。 良いデザインとは即ち「人間中心のデザイン」であり、観察・アイディア...

企業が提供する製品やサービスに限らず、あらゆる人工物は全て誰かによってデザインされたものであり、それらが良いデザインであるために必要となる要素や、良いデザインを作る要諦を、認知科学の観点から整理・解説した一冊。 良いデザインとは即ち「人間中心のデザイン」であり、観察・アイディア創出・プロトタイピング・テストのサイクルを反復的に回していく「デザイン思考」の有効性については本書でも解説されているが、本書の白眉はそういった「良いデザインとは何か?」に対する”解”を単純に示すのではなく、むしろ「良いデザイン」が必要となる背景、つまりデザインが使い手に影響を及ぼす仕組みを、人間の思考や認知、情動といった面から掘り下げるとともに、「悪いデザイン」がエラーやミスを引き起こすメカニズムを明らかにしている点にある。 電気工学の専門家であると同時に心理学で博士号を持つ著者は、テクノロジーは変化しても人間は根本的に同じであるという信念を持ち、例えばややこしい電灯のスイッチの配置といった単純なものから、機械が自動化した残りの作業を人間がやるといった複雑な業務プロセスにいたるまで、使い手である人間がテクノロジーに合わせることを強いられた結果ミスが生じるのは、使い手の責任ではなくデザイン上の問題であり、それを避けるのはデザイナーの責任であると主張する。やや専門的過ぎて難解な記述もあるが、その分読み応えのある良書。

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2021/04/06

1990年の初版から増刷改訂を続けているということからして、作者の視座が普遍性を持つことが示されている。ファッションに流行り廃りはあれども、デザインにはそれがないのは、人間の認知や身体性への変化がないから。なのだろう

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2021/03/21

本書では、「道具のデザインはどうあるべきか」を、専門家ではない一般人にもわかりやすいように具体例を挙げながら論じている。道具とは、表紙のスプーンやフォークといったように目に見えて実在している物だけでなく、コンピュータシステムのような目に見えない物まで、本書では広く定義されている。...

本書では、「道具のデザインはどうあるべきか」を、専門家ではない一般人にもわかりやすいように具体例を挙げながら論じている。道具とは、表紙のスプーンやフォークといったように目に見えて実在している物だけでなく、コンピュータシステムのような目に見えない物まで、本書では広く定義されている。 道具というものは「一目見ただけで使い方が分かる」あるいは「正しい使い方をするように誘導する」ようなデザインでなければならない。前者でいえば、「椅子の形は座る」「出っ張ってるボタンは押す」など、後者でいえば「ドアに引手をつける」「閉じる前に保存したか確認する」などがある。一方で、あえて使い方が分かりにくいように制限をかけている場合もある。専門家でなければ動かせない・子どもには使えないようなのも、一種のデザインである。デザインと人間の認知は非常に密接に関わっていることが、分かりやすく書かれている。 ヒューマンエラー=道具の誤使用について、だいたい道具のデザインが悪いと述べているのが印象的である。本書では、なんとヒューマンエラーの99%は人間のせいではなく、デザインが悪いのだと述べている。ヒューマンエラーというのは、使ってる人間に落ち度があるという言い訳・押しつけにすぎない。何らかのミスが起こってしまった時に、ヒューマンエラーとしてしまえば、本人にのみ責任を負えば片付くからである。ミスした本人も、自分が下手だからと心理的に追い込まれる傾向があり、道具のせいにしない人がほとんどである。ミスは道具の改善を根本からチェックする絶好のチャンスであるにもかかわらず、それを見過ごしてしまっているという点に着目している。 新しい道具については、初めて使う人たちにもわかりやすくする必要がある。かみ砕いていえば、説明書をわざわざ読まなくても道具として使えるようにしなければならない。しかし、ビジネスの観点ではそれらは省きたい事項である。あまり手間をかけてしまうと、道具を市場に出すのに時間もかかるし、余計なコストがかかるからである。良いデザインとビジネスは結構相容れない関係である。 「デザイン」と一言言われると、どちらかというとアートのイメージを持つ人が多いと思われる。しかし、デザインも立派な科学であり、どのような事に関わる人間も心得ておくべき分野である、と読んで思った。

Posted byブクログ

2021/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

UXに関して勉強する本をサイトで探しているときに、 ほぼ必ずとできていると言ってもよい本。 翻訳本のため、所々理解しにくい言い回しがあったものの、 内容としては非常にためになる。 読了して印象に残っているのは下記2点。 ・発見可能性 ・行為の7段階モデル ・なぜエラーが発生するのかの理解 まず、物がどのように使われるのかを適切に示せているかという発見可能性がシグニファイアを含む5つの要素から成り立っており、それを元に人は物を使うときにどのような操作や行動が必要かを認識する。 行為の7段階モデルでは、人が新し事や物に出会ったときに、発見可能性に基づいてどのように考え、行動し、評価をするのかというのが図を利用してわかりやすく説明されていた。 ※それによって、自分が動のように物を認識しているのかの発見にもなった。 また、なぜエラーが発生するのかについては、前述の行為の7段階モデルと照らし合わせ、各段階でのエラーとその対処方について説明がされている。 UXと考える際には、人間の認知を理解することが1つの重要なアプローチだと考えているが、この本は認知について知るための教科書と言っても良い内容になっているので、是非お勧めしたい1冊である。

Posted byブクログ

2021/01/10

読了。色んな人がおすすめしてるだけあってめちゃ良書だった! 『ヒューマンエラー?いやデザインが悪い』の章はデザインだけじゃなくエラーが起こる原因と根本的に解消されない理由の解説めちゃ頷けた。 脳死でケアレスミスでつぎ気をつけますで終わらせいない設計大事。

Posted byブクログ

2020/12/19

ミスはミスした人が悪いのか? デザインが良くなかったせいかもしれない。 デザイナーだけじゃなく、あらゆる職種が読めば、もっと生きやすい世界になりそう

Posted byブクログ