5分で凍る!ぞっとする怖い話 の商品レビュー
タイトル通り5分程度のショートショートが26編。どれもラストにゾッとするオチがくる。寝る前ちょっと読むのにすごく重宝した。 【収録作品】*作家別 乾緑郎「沼地蔵」「死体たちの夏」 柚木裕子「チョウセンアサガオの咲く夏」「愛しのルナ」 藤八景「スイカ割りの男」 中山七里「オシフィ...
タイトル通り5分程度のショートショートが26編。どれもラストにゾッとするオチがくる。寝る前ちょっと読むのにすごく重宝した。 【収録作品】*作家別 乾緑郎「沼地蔵」「死体たちの夏」 柚木裕子「チョウセンアサガオの咲く夏」「愛しのルナ」 藤八景「スイカ割りの男」 中山七里「オシフィエンチム駅へ」「盆帰り」 奈良美那「しろくまは愛の味」 桂修司「死を呼ぶ勲章」「本当に無料で乗れます」 武田綾乃「かわいそうなうさぎ」 伽古屋圭市「夏の終わり」「記念日」 深沢仁「猫を殺すことの残酷さについて」 武田ティエン「セブンスターズ、オクトパス」 佐藤青南「私のカレーライス」 拓未司「母の面影」「後追い」 高山聖史「オデッサの棺」 島津緒繰「ある人気作家の憂鬱」 矢樹純「ずっと、欲しかった女の子」 堀内公太郎「隣の黒猫、僕の子猫」 新藤卓広「趣味は人間観察」 水原秀策「ベストセラー作家」 上申宣之「十二支のネコ」 山下貴光「女の勘」 数こなしていくうちにオチも予想出来てしまうものが多かったけど、おぉ!と唸ったものも。 列車の中で探偵役の青年が友人一族に起きた殺人事件の真相を明らかにする話と思いきやラスト2行全てが腑に落ちる「オシフィエンチム駅へ」。 ある目的で島の各所に放置された遺体……これは海外版の施設の話を聞いたことがあるのでネタはすぐ予想がついちゃったけど叙情的なオチが良かった「死体たちの夏」。 医学部教授岩田に届いたかつての部下からの手紙。それはある外国人のレントゲン写真と彼の奇妙な症状について書かれていた……ヒントは昭和61年「死を呼ぶ勲章」。 ベストセラーを連発しても自分の実力に自信が持てない作家……これもオチの1行が全てを語る「ある人気作家の憂鬱」。 育てにくい娘真琴に悩む早苗……これはタイトルがネタバレかも「ずっと、欲しかった女の子」。とにかく酷い話。 これもすぐ可南子の意図は察せられたけど最後の最後でこうきたかと「後追い」。 超短編という縛りの中で衝撃のオチを持ってくるがために、やや強引な展開に持っていってるなと思う作品も無くはなかったけど、全般的にはよく出来ていたと思う。
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昨今はyoutubeやaudiobookなどデジタル化が進んでいる中、紙媒体でゾッとするのもまた一興。手軽に読める恐怖がここにあります。
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タイトル通りの短編ホラー集。 一部子供やペットが関わる話があるので、そういった題材のホラーが苦手な人は注意。 個人的に好きだったのは山下貴光氏の「女の勘」 ホラー味は薄くベタなのだが、しっかりとどんでん返しを盛り込んでいて、結末に持っていく筆力も高いと感じた。
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「ひと駅ストーリー」シリーズ、「10分間ミステリー」シリーズより怖い話を厳選した、ショートショートホラーアンソロジー。 宝島社文庫のショートショート集から、ホラー作品だけを集めたアンソロジーです。全26篇を収録。 一つ一つの話は短いのでじっくり味わう感じではないですが、幽霊...
「ひと駅ストーリー」シリーズ、「10分間ミステリー」シリーズより怖い話を厳選した、ショートショートホラーアンソロジー。 宝島社文庫のショートショート集から、ホラー作品だけを集めたアンソロジーです。全26篇を収録。 一つ一つの話は短いのでじっくり味わう感じではないですが、幽霊系からヒトコワ、狂愛など様々な”怖い”をライトに楽しめます。やはり人間の悪意が一番怖い。 短編なので、どんでん返しやオチでゾッとさせる系が多い印象です。 個人的には、寓話的にデフォルメされているけど『本当に無料で乗れます』(桂修司)が一番将来的にリアルな怖さでそわっとしました。救急電車で良い病院を探す男の話です。
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『5分で』とあるとおり、読みやすいくらい1つのお話が短かったです。そのぶん、「これで終わりかあ、」と思ってしまったり…なんとなくすっきり終わらない話もありました(^_^;) 26作品もあるので、物足りなさは感じませんでした。 展開が読めるものがほとんどでしたが、予想の斜め上をいく...
『5分で』とあるとおり、読みやすいくらい1つのお話が短かったです。そのぶん、「これで終わりかあ、」と思ってしまったり…なんとなくすっきり終わらない話もありました(^_^;) 26作品もあるので、物足りなさは感じませんでした。 展開が読めるものがほとんどでしたが、予想の斜め上をいく終わり方のお話もあり面白かったです。 「ある人気作家の憂鬱」、「かわいそうなうさぎ」が個人的に好きでした。
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胸糞悪い話も何話か…。 全体的に面白かったので、最後まで読んでよかったかな、と思います。 先が読める展開があっても、最後の最後で更に予想外のシーンがあったりして、ビックリしました。
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26通りの短編集。 それぞれ短時間で読めはするけど内容はどれも深い感じ。 怖い話のタイトル通り、基本はバッドエンド。 自分的に山下貴光さんの「女の勘」はよりミステリアス。 佐藤青南さんの「私のカレーライス」と、拓未司さんの「後追い」は、よりホラー。 つまりは一番怖いのは、人間の...
26通りの短編集。 それぞれ短時間で読めはするけど内容はどれも深い感じ。 怖い話のタイトル通り、基本はバッドエンド。 自分的に山下貴光さんの「女の勘」はよりミステリアス。 佐藤青南さんの「私のカレーライス」と、拓未司さんの「後追い」は、よりホラー。 つまりは一番怖いのは、人間の心の闇。
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幽霊的な怖さかと思ったら ほとんどの作品が違った。 でもこれはこれで好きかな。 個人的に特に好きだったのは ・沼地蔵 ・猫を殺すことの残酷さについて ・盆帰り の3つかな〜 特に盆帰りは 最後「ひゃ…!」ってなった…。 まったく予想外だったとかそういうのではなく 単純にああい...
幽霊的な怖さかと思ったら ほとんどの作品が違った。 でもこれはこれで好きかな。 個人的に特に好きだったのは ・沼地蔵 ・猫を殺すことの残酷さについて ・盆帰り の3つかな〜 特に盆帰りは 最後「ひゃ…!」ってなった…。 まったく予想外だったとかそういうのではなく 単純にああいうオチが大好き。
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短くてサクッと読める。 心霊的な怖い話かなと思ったが、 オチを知ると怖いという話だった。 いくつか既読作品もあったが、印象に残ったのは ・ベストセラー作家(オチが読めなかった) ・本当に無料で乗れます(好きなタイプの風刺) ・オフェフィエンチム駅へ 登場人物が次々と出てきてつ...
短くてサクッと読める。 心霊的な怖い話かなと思ったが、 オチを知ると怖いという話だった。 いくつか既読作品もあったが、印象に残ったのは ・ベストセラー作家(オチが読めなかった) ・本当に無料で乗れます(好きなタイプの風刺) ・オフェフィエンチム駅へ 登場人物が次々と出てきてつい読み飛ばしてしまったが、 ここのレビューを見て読み返してなるほどと思った。
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5分間シリーズの、落ちまでいくと怖い話。 霊的なもので怖いのかと思ったのですが、違いました。 心情的に怖いものばかり。 いや、一応霊もありましたが、やはり生きている人間が 一番怖いかと思います。 子供、『猫』、落ちまでまったく読めなかったのは 作家活動をしている話、でした。
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