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剣と紅 の商品レビュー

3.6

45件のお客様レビュー

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2024/03/07

誰が悪い訳でも無いし様々な生き方があったんだよなというのが、面白い所。不思議な物が見えても何も出来ないというのが悲しい

Posted byブクログ

2023/11/17

謎多き直虎の史実を元につくられている作品。 もちろん『つくられている』ので実際の話では無いが、フィクションと言いきれないのが歴史の面白さ。 そしてその史実でさえ事実かは分からないが、こんな当主がいたかもしれないと思うとロマンがあるなと思った。

Posted byブクログ

2023/03/30

NHK大河ドラマは今年の1月より新しいのが始まったばかりだが、すでに来年のテーマは決まっている。 その本がこれ。 「戦国の女領主・井伊直虎」というサブタイトルが付いてる。 地元、遠州の井伊谷が舞台となるんですから、浜松に住んでたら読まないと。 しかし、読みにくい。。。 著...

NHK大河ドラマは今年の1月より新しいのが始まったばかりだが、すでに来年のテーマは決まっている。 その本がこれ。 「戦国の女領主・井伊直虎」というサブタイトルが付いてる。 地元、遠州の井伊谷が舞台となるんですから、浜松に住んでたら読まないと。 しかし、読みにくい。。。 著者は「たかどの まどか」さんという若手女流作家さん。 基本的にライトノベルズ系の作家さんだそうだが、こういった時代物、戦国物は初めてなのかな? もともと時代小説って、名前や土地名、言葉が難しいんですが、それだけじゃなくて、なんか文章が整理されていないというか。。。 池井戸潤さんなんかは、何度も何度も読み直して、校正して完成させるという話を聞きましたが、この小説はそれが出来てないように感じました。 前半、4分の3ぐらいまでが(ほとんどじゃん)、各登場人物の生まれや育ちなんかで、後半4分の1ぐらいになって、やっと主人公の直虎(香(かぐと読みます))が領主になって物語が動き始めます。 なもんだから三方原の合戦の事なんて、ほんの数行で終わってしまいます。 ただ、浜松城や金指、気賀、竜ヶ岩洞、小國神社、鳳来寺なんかの土地勘が有ると、あああの辺でこんな事が起こってたんだねって事が解ります。 私は大河ドラマはほとんど見ませんが、来年は見てみようかなと。 地元が舞台になるなんてことは、そうそう有りませんからねぇ。 予習のために、読んでおく事をお勧めします。 しかし、この本の表紙。。。こりゃ無いでしょう。 マンガじゃないんだからさぁ。 いくらライトノベルズ系の作家さんだからと言っても、中身はライトノベルじゃないですから。

Posted byブクログ

2021/06/22

家老とは主人を助けるものと思っていたが直虎の場合は今川の目付け役で井伊家を乗っ取ろうと野心、敵愾心丸出しで井伊家に仕えている。 その中で直虎は弱味を握られないようにしなくてはならない生活はお家立て直しと共に心労もすごかったのだろう。 前の本で予備知識があったのでじっくり読む事が出...

家老とは主人を助けるものと思っていたが直虎の場合は今川の目付け役で井伊家を乗っ取ろうと野心、敵愾心丸出しで井伊家に仕えている。 その中で直虎は弱味を握られないようにしなくてはならない生活はお家立て直しと共に心労もすごかったのだろう。 前の本で予備知識があったのでじっくり読む事が出来たけど、これが最初に読んでいたなら挫折していた気がする。

Posted byブクログ

2021/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

徳川四天王・井伊直政の養母で、女性でありながら井伊谷の地頭を務めた実在の人物、井伊次郎法師直虎の一生を描いたお話。 なんとなく歴史小説が読みたくて手に取った。大河ドラマにもなっていたのだね。そちらは見てません。 歴史小説、、、というよりは、なんか恋愛ファンタジーみたいな感じもしたけど、面白かったです。 直虎の鈍感さ加減と実直なくらいの強さと不可思議な力のバランスが、なんとも言えず魅力的でした。 「動くな、但馬」からの、香と政次の運命の描かれ方が、とても良かった。二人の関係性が切ない。香目線からと、読者目線からと、両方含めて読んでいったので、政次が不憫でならない。もう少し上手いこと生きられたらよかったのにね、とか。 あの時代、女性でトップにたつのは、本当に大変だったろう。不思議な力があったと考えられ設定されても違和感はないな。

Posted byブクログ

2020/12/27

* ー生涯、ただ一度の紅であった。 * おんな城主直虎という大河ドラマが好きで、ドラマが終わった頃に買った本。ドラマでの直虎、鶴(政次)、亀(直親)のバランスとドラマでのオリジナルの龍雲丸が好きだった。この本では新たにきぬがキーパーソンとなっててきぬ目線での語りに直虎の生き様が描...

* ー生涯、ただ一度の紅であった。 * おんな城主直虎という大河ドラマが好きで、ドラマが終わった頃に買った本。ドラマでの直虎、鶴(政次)、亀(直親)のバランスとドラマでのオリジナルの龍雲丸が好きだった。この本では新たにきぬがキーパーソンとなっててきぬ目線での語りに直虎の生き様が描かれている。 . 女として生まれながらも領主として国を動かさなければならない重荷がありながらひたすらに生きる姿に、今の自分の生き方も考えさせられる内容。 .

Posted byブクログ

2020/09/03

うーーん。。 不幸続き過ぎてちょっと楽しくは読めなかったかな、 あまり好きなものではなかったです。 やっぱり歴史小説は司馬遼太郎先生かなあ〜

Posted byブクログ

2020/03/26

戦乱の世、家を守ることの過酷さと切実さが、直虎の奮闘を中心に繊細に描かれた傑作。ややファンタジーに傾く部分があり賛否は分かれるところかもしれないが、いつの時代も女は強かったのだと感嘆することしきりである。読後、簡にして要を得たタイトルにあなたもしびれることだろう。

Posted byブクログ

2019/06/23

井伊直虎(香)と16世紀後半の井伊谷の激動の歴史を辿った時代小説。本作が作者の初の本格時代小説ということに驚かされるほど完成度が高い。 タイトルの「剣と紅」。女性でありながら「生涯たった1度の紅だった」ことに冒頭で触れ、途中でも効果的に「紅」を登場させることで、香という人物の...

井伊直虎(香)と16世紀後半の井伊谷の激動の歴史を辿った時代小説。本作が作者の初の本格時代小説ということに驚かされるほど完成度が高い。 タイトルの「剣と紅」。女性でありながら「生涯たった1度の紅だった」ことに冒頭で触れ、途中でも効果的に「紅」を登場させることで、香という人物の、井伊家存続と井伊谷の死守への献身が実に象徴的に表現されている。大河ドラマも非常に面白かったが、これこそ小説ならではの魅力だと思う。 また、女性作者ならではの「女いくさ」のハイライトも本作を彩っている。剣を持てぬ女性であるが、自身が妻として嫁ぐことで他家、場合によっては敵との結びつきを強め、戦を防ぐ、或いは戦を勝利に導くことができたという点を露わにしている。これも女性蔑視といった視点からドラマでは表現されにくい点ではあるが、女地頭という直虎以上に歴史に名を刻んだ女性は数えきれないのではないかと思う。

Posted byブクログ

2019/03/27

楽しめたものの又しても異能力が小道具に。史実で残された逸話が少ない方が自由に描けるだろうに不思議な話です。そこに安直さを感じてしまいましたが、見事な箇所もありました

Posted byブクログ