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逆転のメソッド の商品レビュー

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29件のお客様レビュー

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2024/06/13

逆転のメソッド 箱根駅伝もビジネスも一緒です 著:原 晋 祥伝社新書 伝説の営業マンであった、原晋氏が、天職と思える駅伝の監督になり、2015年に優勝を勝ち取るまでの物語です。彼の言葉はとってもわかりやすい。営業マンとしての試行錯誤、結果を出すそのシビアな精神に、尊敬の念が湧い...

逆転のメソッド 箱根駅伝もビジネスも一緒です 著:原 晋 祥伝社新書 伝説の営業マンであった、原晋氏が、天職と思える駅伝の監督になり、2015年に優勝を勝ち取るまでの物語です。彼の言葉はとってもわかりやすい。営業マンとしての試行錯誤、結果を出すそのシビアな精神に、尊敬の念が湧いてきました。また、読み進むにつれて、原晋とは、小器用なんだな。そして、数年で、底と頂点を行ったり来たりしている収まりの悪いひとなんだなと感じました。まさに、「栄光」と「挫折」の記録だと思いました。 気になったのは、次です。 ・生活態度をあらため、チームの和を大切にすることが結果につながったというこのときの成功体験が、後に青学の監督としてチームづくりをする際の原点になっている。 ・営業で勝つ秘訣はなにか。第一に挙げられるのは営業マンの情熱である。お互いに利益があり業績を上げるにはどうすればいいのかというロジックで、提案していくのが最大のポイントだ。押し売りの営業では、絶対に長続きしない ・人間、退路を断ってこそ、初めて成果がでるものだ。困難だからこそ、死に物狂いでやるのであり、必死でやるからこそ面白いのだ ・素行の悪い選手を採っても大丈夫だろうと思ったのだが、それは大きな間違いであった。素行が悪いから絶対に採っちゃいかん、と釘をさされていた ・力は十分にあるわけだ。では、何が足りないかと言えば、心の絆である。 ・駅伝というのは、「心のたすきリレー」であるから、心の絆がないチームの場合、往路で後れを取ったら、復路で挽回することはありえない。 ・青学にカラーに合う選手とは、どういう若者か。ズバリ言えば、表現力が豊かな人である。そして、自分の言葉で会話ができる人、勉強が好きでしっかりと勉強する人、努力を惜しまない人である ・目標管理シートや、練習日誌などを書くことによって自分の頭で考え、部員たちの前でしゃべることによってみんなに自分の考えを伝えるとともに決意を強くする。さらに、みんなとグループトークすることによって考えや決意を共有し、チームの和を広げていく。これが、青学メソッド、あるいは、原メソッドの骨子である ・キャプテンの条件とは何かと言われれば、私の答えは、ズバリ、「男気」である  一生に一度きりのチームで部員たちは、「あの人のためにがんばろう」「あの人ならついていける」と思わせるキャプテンにならなければならない ・いくら理屈を説いても人は動かない。最後はやはり、行動力と情熱が人を動かしていくのである ・人と議論することについても、一言触れるならば、枝葉末節を議論しても意味がない、ということである  その何かをつかむためには、幹の部分を議論する必要があるのだ 目次 はじめに―駅伝もビジネスも同じである 第1章 選手時代の栄光と挫折 第2章 「提案型」営業マンの伝説 第3章 箱根駅伝優勝への道―ゼロからの大作戦 第4章 青学は、なぜ優勝できたのか 第5章 「逆転」を生み出す理論と情熱 おわりに ISBN:9784396114121 出版社:祥伝社 判型:新書 ページ数:192ページ 定価:780円(本体) 2015年05月10日初版第1刷発行 2016年01月25日第3刷発行

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2022/05/28

青学駅伝の監督の本。 本人に決意させる、その決意した本人をやらざるを得ない環境にさせる、チームマネジメント、自分の考えを浸透させる。 評価についてしっかり向き合う。 こうあるべきリーダーの一つの手本なのかな。

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2022/02/04

駅伝の話、学生相手の話ではありますが、ビジネスに通じるところもあり楽しく読むことができました。組織づくりのステージの話、目標管理の話が心に残りました。

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2022/01/23

ピーキング 目標を管理する事で、毎年箱根駅伝優勝を確実なものとしてきた。 1年間の目標 1ヶ月の目標 合宿、試合の目標 を選手に立てさせて、自らの意思で、努力するというプロセスを大切にしている。 一歩先は大きいので、スモールステップで、半歩先の確実に手が届くところにある目標を、確...

ピーキング 目標を管理する事で、毎年箱根駅伝優勝を確実なものとしてきた。 1年間の目標 1ヶ月の目標 合宿、試合の目標 を選手に立てさせて、自らの意思で、努力するというプロセスを大切にしている。 一歩先は大きいので、スモールステップで、半歩先の確実に手が届くところにある目標を、確実に達成させていくやり方。

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2021/01/17

この方の本は初期のが良い。青学初優勝直後の一冊。 本書の後にも多くの著作があるがだいたい内容は焼き直し。本書が1番シンプルなように思う。 中国電力の営業マンから青学の監督へ退路を断っての転身。よく決断したし奥様もついてきたと思う。青学OBでもなければ箱根駅伝の経験もない原氏を...

この方の本は初期のが良い。青学初優勝直後の一冊。 本書の後にも多くの著作があるがだいたい内容は焼き直し。本書が1番シンプルなように思う。 中国電力の営業マンから青学の監督へ退路を断っての転身。よく決断したし奥様もついてきたと思う。青学OBでもなければ箱根駅伝の経験もない原氏を監督に推薦した方と学長等への原氏の伝説のプレゼンの方がその後の青学の躍進を考えると凄いことだと思う。 どちらかと地味な個人競技の陸上を明るいものに変えスポットライトを当てた原監督の功績は大きいとだろう。 原氏そしてチーム青学の何が強みかか良く分かる本。あらためて読んでも新鮮です。

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2020/12/31

青学原監督3冊目。 執筆された順としては本書が最初かと思われる。 前半は生い立ちから大学時代、中電に入社して陸上を引退、そして営業マンとしての苦労が語られる。他書で大体は知っていたが、本書が一番詳細だ。営業マンとして一からスタートし、商品の特性を理解し、そもそもの売り方から考える...

青学原監督3冊目。 執筆された順としては本書が最初かと思われる。 前半は生い立ちから大学時代、中電に入社して陸上を引退、そして営業マンとしての苦労が語られる。他書で大体は知っていたが、本書が一番詳細だ。営業マンとして一からスタートし、商品の特性を理解し、そもそもの売り方から考える。逆境から始めたのも、陸上と決別したのも退路を断つ、に繋がっているように思う。退路を断つのはつまり、決意の表れ。決意の強さは情熱の強さとも言える。 がむしゃらにするのも大事だが、明確な理論と意志で実現する事、という事だろうか。

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2020/09/12

元営業から、青学陸上部監督になって駅伝優勝まで導いた原さんの書いた本。 目標を全員で話し合いチームの目標を決め、個人の目標を壁に貼る施策に合理性を感じた。 一般的に個々人の目標はマネージャーとの間で秘密裏に共有されることが多いが、そのせいで目標のズレが生じわだかまりが生まれやす...

元営業から、青学陸上部監督になって駅伝優勝まで導いた原さんの書いた本。 目標を全員で話し合いチームの目標を決め、個人の目標を壁に貼る施策に合理性を感じた。 一般的に個々人の目標はマネージャーとの間で秘密裏に共有されることが多いが、そのせいで目標のズレが生じわだかまりが生まれやすい。 公開したほうが相手が何がしたいか分かり、むしろ信頼感は強まりそうだ。また自然と協力しようという意識も芽生えそう。 男気という表現をよく使っており、最近読んでいる中国哲学の「仁義」の概念を思い起こさせ、損得感情を超えた絆の重要性を感じさせられた。

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2020/02/02

2020年Kindle Unlimited6冊目 ・部員一人一人に1年間の目標、1ヶ月の目標、試合ごとの目標を設定させ、ミーティングで進捗を確認させる。 ・一歩先ではなく、半歩先の目標を掲げる。手に届く目標を達成させて達成感を得る。 ・第一にあきらめないこと、そして第二に悔しい...

2020年Kindle Unlimited6冊目 ・部員一人一人に1年間の目標、1ヶ月の目標、試合ごとの目標を設定させ、ミーティングで進捗を確認させる。 ・一歩先ではなく、半歩先の目標を掲げる。手に届く目標を達成させて達成感を得る。 ・第一にあきらめないこと、そして第二に悔しいと思える自分を持つことだ。   中国電力時代の営業について ①大事なのは、まず動くこと。動いていれば、自ずとノウハウが蓄積する。現場で交渉相手と面談することが大切。 ②熱意と真心 ③ウィンウィンの世界をつくるのに、どうすればいいかロジックを構築する。 ④商品の特性を理解する。 ⑤決定権を持っている人に営業をかける ⑥地域がどのように成り立っているか調べる ・人間は退路を立ってこそ、初めて成果が出る。→芝をある土地から別の土地に移すとき、土を付けたまま移植すると根腐れして生育がよくない。だから、根に付いた土を水できれいに洗い流してから次の土地に植える。同様に、私たちも挫折して人生を切り換えるときには根っこをよく洗い流して次のステージに進む必要。 ・上司は部下の異動について、きっちり説明する。希望でなく部署だったら、なぜだったかを伝える。 ・こちらがきちんとした指導理念を持ち、理論武装をしたうえで対応しないと言うことを聞いてくれないし、場合によっては見下されかねない。逆に言えば、きちんとした指導理念を持って理屈を説けば、学生たちは付いて来るということだ。   ・監督としての私の仕事は目的をきちんと示し、それに向けたレールを敷くことである。レールもなく道なき道を開拓するというのでは、部員もどうしてよいかわからないだろう。だから、私がレールを敷いて方向性を示す。そして、レールに乗った部員たちの背中を少しだけ押してあげるのだ。そうすれば、あとは自らの駆動力で走っていくというのが陸上競技部に対する私のビジョンである。   ・抽象論を理解して議論するには、実は高いレベルの理解力が要求されるのだが、それが可能になったのはやはりチームが組織として成熟したから。 組織を作り上げる第一歩は監督である私と個々の部員、「私とあなた」という一対一の関係。これがステージ 1。 次に、部員たちがチームとしてひとまとまりになると、私がひとまとまりの部員たちを引っ張るという一対多の関係になる。これがステージ 2で、青学では学年長制度を採り入れた二巡目の時期にあたる。 その次がホールディング制とでも言うべき形で、ひとまとまりの部員たちを私が上からオブラートに包み込む。これがステージ 3。 そして、最後に指導者である私が後ろにまわって、部員たちを包み込むように指導する。これがステージ 4で、まさに成熟期である。

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2020/01/26

本気で成功したいのか?俺のやり方を教えてやるよ →いろいろなメソッドがあるが、結局はやるかどうか 慶應は箱根駅伝いけない ここは外してはいけない、を意識する 退路を絶つ 自伝って感じ

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2019/09/01

理論派の指導者だと思っていたが、むしろ理論より「男気」の兄貴分といった人物だった。「昔とは時代が違う」ということを説明するのに「昔はエロ本を布団の下に隠していたものだが、今は携帯でいくらでも見られる。そのくらい違うのだ」などと力説していて笑った。

Posted byブクログ