東京を生きる の商品レビュー
こじらせ女子。 作中の「居場所」と「若さ」が良かった。 年齢を重ねるごとに失われるハリや潤い。 自分も、賞味期限はとっくに切れている。 でも自分より年上の魅了的な女性は、東京にたくさんいて。その先輩たちの後に続きたい、生き方を真似たいと、本当に思う。
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福岡から上京し、東京で生きる日々を綴った、筆者のエッセイ。 “東京”という磁場に惹きつけられる筆者の心模様と故郷に対する複雑な思い。
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もっと早く彼女の著作に出会いたかったなあと思う。自分のことじゃないかと思える箇所がありすぎた。哀しき共感。
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エヴァのサルベージ計画を連想してしまった。東京というハコで、LCLが流れだして、プラグスーツを着た雨宮さんが液体に同化してしまう。読んでるとき、頭のなかで♪私に還りなさい ~♪て、「魂のルフラン」が鳴っていました。東京は電車で気軽にいける場所だった私は、計画にまぜてもらえない。共...
エヴァのサルベージ計画を連想してしまった。東京というハコで、LCLが流れだして、プラグスーツを着た雨宮さんが液体に同化してしまう。読んでるとき、頭のなかで♪私に還りなさい ~♪て、「魂のルフラン」が鳴っていました。東京は電車で気軽にいける場所だった私は、計画にまぜてもらえない。共感はないけど、繰り返し読みます。
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ちょっと、感傷的すぎかな。 何かで誰かが紹介していた本。気になって図書館で借りた。 東京を生きるとは。 上京がどのようなものか、私にはきっとずっとわからないんだろうなあ。 くるりの「東京」もきのこ帝国の「東京」もいい曲だなと思うし、とても好きだけれど。
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著者の作品は今のところどれも好き。 出身がなんとも中途半端な関東のとある県ということもあって、東京という街の存在の強さや業の深さが今ひとつ分からずにいる。 でも東京が好きで好きで、そこに生きる人の物語にはすごく惹かれる。
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自分の考え、感覚を捏ね繰り回すことなく率直に書かれていることに驚いた。自分を醸すことは簡単だけど、卑下せず書かれている。 自分を表すのは、簡単な様で難しい。ましてや、自分のことを書き表したいと思っている人間は、多分文章も何とか個性的にしようとするのではないだろうか。それは自意識の...
自分の考え、感覚を捏ね繰り回すことなく率直に書かれていることに驚いた。自分を醸すことは簡単だけど、卑下せず書かれている。 自分を表すのは、簡単な様で難しい。ましてや、自分のことを書き表したいと思っている人間は、多分文章も何とか個性的にしようとするのではないだろうか。それは自意識の塊だからそうなってしまうと思う。 でもこの本は、正直に自分の気持ちがきちんと書かれている。ストレートで気持ちが良かった。 ただ、後になるにつれて段々読むのが苦しくなってきた。テーマが同じなので、正直共感出来ないところは読むのが辛いかも。 読んでも何も感じない人も居るかもしれないし 凄く共感する人も居ると思う。 自分はとても共感出来る部分もあった。 ただ、本当に自分の考えていることをきちんと、シャープに書けている凄い本だ。
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小西さんの新譜「わたくしの二十世紀」を聴きながら「東京を生きる」を読むと何倍も増して雨宮さんの言葉が刺さってくるのはなぜだろう。。鋭さと弱さを同時に感じさせる文章の良さがたまらなく良かった。
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作者さんとは、性別の違ぃこそあれ、 シチュエーションが似通ってる部分も多ぃためか、 読んでいて、あるある感が散見されました…。 それらを、良し?とは思ってなぃ部分もあるので、 「共感」といぅ言葉が適切かどぅかはありますが、 伝わってくるものは、たくさんありました…。 東京に対...
作者さんとは、性別の違ぃこそあれ、 シチュエーションが似通ってる部分も多ぃためか、 読んでいて、あるある感が散見されました…。 それらを、良し?とは思ってなぃ部分もあるので、 「共感」といぅ言葉が適切かどぅかはありますが、 伝わってくるものは、たくさんありました…。 東京に対する田舎者のイメージと、 東京に住んでみて感じるギャップ、 東京から離れられなぃ魅惑と幻想、 東京から離れる決意と失意みたぃな、もろもろ…。 他方で、 作者さんの置かれた、同じよぅな状況から、 ボクの身辺には、大きな変化もあった中で、 もぅ一歩踏み込んで、思案に余った作品でした…。
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強烈な共感。 半年前に東京での暮らしを棄てた。けれどやっぱり東京が恋しくなって、長い連休、東京に向かう。その道中、新幹線の中で読んだ。 田舎で生まれ育った私にとっては、東京は何もかもが過剰で、けれど冷たくて、息苦しくて、けれどその中に身を浸しているのは、たまらなくしあわせなことに...
強烈な共感。 半年前に東京での暮らしを棄てた。けれどやっぱり東京が恋しくなって、長い連休、東京に向かう。その道中、新幹線の中で読んだ。 田舎で生まれ育った私にとっては、東京は何もかもが過剰で、けれど冷たくて、息苦しくて、けれどその中に身を浸しているのは、たまらなくしあわせなことに思えた。 本書の中でも、古い狭い浴室で高価な石鹸を使う、というちぐはぐさについて書かれているけど、そのちぐはぐこそが愛おしかったのだった、ということを、読みながらありありと思い出して、東京から逃げ出して新しい暮らしを始めてしまったことを、少し後悔した。
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