クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン の商品レビュー
著者がNHKで司会している同名の番組のまとめのような本。 「世間」と「社会」とは著者の発見か。 官民がうまく補いながら日本を売り込んでいければ良いと著者はいうが、今の官僚には無理だろう。
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自分の知ってる、あるいは知らない「クール・ジャパン」と、クールじゃないかもしれないけど、とにかく世界と違うニッポンが紹介されている。そしてさすが鴻上さん、硬軟織り交ぜて独特の表現で読みやすくクール・ジャパンを教えてくれます。
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相手を知り、自分の国のことを具体的に知ることは、やがて自分自身を知ることにつながるんじゃないかと思います 企業の謝罪会見を見た西洋の人たちは、「泣いている時間があったら、何をするのか早く言うべきだ」と思うそうです 日本人は ストレスを忘れようとする 人間が儀式を求める時は、その存在を精神に強く刻みつけたい時です
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・西洋人は子供に良き「発信機」になれと教育します。東洋人は子供に良き「受信機」になれと教育する。 ・今のテレビは「ニッポンにしがみつく」崖っぷちの感じ。
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クール=カッコいい、優れている、素敵だ。1位洗浄機付便座、2位お花見、3位100円ショップ、4位花火、5位食品サンプル、6位おにぎり、7位カプセルホテル、8位盆踊り、9位紅葉狩り、10位新幹線、11位居酒屋、12位富士登山、13位大阪人気質、14位スーパー銭湯、15位自動販売機、...
クール=カッコいい、優れている、素敵だ。1位洗浄機付便座、2位お花見、3位100円ショップ、4位花火、5位食品サンプル、6位おにぎり、7位カプセルホテル、8位盆踊り、9位紅葉狩り、10位新幹線、11位居酒屋、12位富士登山、13位大阪人気質、14位スーパー銭湯、15位自動販売機、16位立体駐車場、17位ICカード乗車券、18位ニッカボッカ、19位神前挙式、20位マンガ喫茶
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毎週録画して見ている番組の一つにHNKのクールジャパンがある。これは、その司会者の鴻上尚史さんの著書。番組を見ているので、ほとんどのエピソードは記憶にあるものだが、テレビでは声に出せない本音が聞ける内容にもなっている。クールジャパンの政策がヒットしたのか同課は知らないが、ここに三年の海外からの旅行者は驚く伸びを見せており、日本国内で働く外国人の数も200万人というから驚く。日本独特の価値観や勤勉性の賜物の、芝らしい商品、文化の輸出は、ただ、おたく、マニア任せではいけない。マニアは大好きだからこそ、頼まなくてもディープなものまで次々と発見するが、それほど興味のない人にも日本に観光に行ってみようとさせるなら、日本のものを買ってみようとさせるなら、そこは国をあげて、それぞれの産業ごとに、多くの会社が垣根を越えて、まず売り込む相手国の文化・好みを知り尽くすコーディネーター、プロデュサーの育成こそ急務だ!
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官製「クール・ジャパン」への批判や日本礼賛的言説への異議は共感を覚えたが、内容の大部分を占める日本・外国対比論に違和感感じまくり。 カプセルホテルと公共交通網が終夜運行でないことを結び付けているが、24時間運行しているほうが例外的だろうに。飲酒と食事を同じ店で行うなんて、日本独自...
官製「クール・ジャパン」への批判や日本礼賛的言説への異議は共感を覚えたが、内容の大部分を占める日本・外国対比論に違和感感じまくり。 カプセルホテルと公共交通網が終夜運行でないことを結び付けているが、24時間運行しているほうが例外的だろうに。飲酒と食事を同じ店で行うなんて、日本独自の文化では全くなく、世界中に酒飲みながらおいしいもの食べて楽しめる店いっぱいあるじゃん。というような、日本独自でないものを日本独自であるかのように/海外でも例外的・限定的なものを外国の常態であるかのように提示するもの。 タイムカプセルなんて、ホントに「多くの日本人は小中学校の時に」埋めたの? 著者は実際埋めたそうだが、私も知識として、というか、フィクションなどでそういうならわしの存在は知っているが、実際に体験した人を(著者以外は)知らず、多くの日本人がやってると言えるほど時代世代地域を超えて広まっているとはあまり思えないのだが? というように、ホントにそれは日本の代表例なの? というもの。 特定理論・解釈の類推・演繹についても、あまり納得いかないものが多かった。関係か分類か、じゃないのでは。「サル・パンダ・バナナ」なら日本人もかなりが動物を1グループとするのでは。ここは、「ヒト・ウシ・イルカ」とか、「ヒト・ウシ・ステーキ」とかで外国人に聞いてほしかった。後者でもし動物が1グループで括られるなら、その前に出てきたウシは所詮(屠殺して食らうべき)家畜という認識とずれるわけで、そのずれに考察の余地があるし、もし同素材ということでウシとステーキが1グループにくくられるなら、外国人も分類ではなく関係による認識を行うんじゃないか、という話になる。 古代ギリシャ産の「論理」的思考から一神教が生まれたかのような言説も、古代ギリシャは全く一神教的でないということを無視して乱暴すぎるだろう。
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「クール・ジャパン⁉︎ 外国人が見たニッポン」鴻上尚史 日本文化評論。特になし。 NHK BSのクール・ジャパンの司会をしている鴻上さんが、番組や自分の海外経験から書いた、クール・ジャパンとは?を問う一冊。 特に、鴻上さんの持論であるという、「世間」と「社会」に生きるという括り...
「クール・ジャパン⁉︎ 外国人が見たニッポン」鴻上尚史 日本文化評論。特になし。 NHK BSのクール・ジャパンの司会をしている鴻上さんが、番組や自分の海外経験から書いた、クール・ジャパンとは?を問う一冊。 特に、鴻上さんの持論であるという、「世間」と「社会」に生きるという括り、つまり日本人は世間に生きて社会は苦手(すごくざっくり説明しすぎなので語弊がありますが…)という観点から、モノだけではなくて日本文化の立ち居振る舞いといったことにも言及しています。 とはいえ学術的な評論ではなくて、彼が外国人と関わる中で感じている肌感覚的なところが大なので、読みやすく入りやすくでありつつ、例えば外国人と深く話したことがないような純培日本人がこの本を読んで、うんうんなるほどやっぱり世界の中での日本はこういう国なんだな、としたりしてしまうのはどうかなと。 モノはとにかくたくさん紹介されているのですが、まあこれは日本に来た外国人がcool(?)と思ったモノたちで、ほとんどすべては外国のマーケットに定着していないだろうから、彼らが日本という場の中でcoolと感じただけで、本当に海外でも定着する可能性があるのは一握りなんではないかと思ってしまいます。 とはいえ、その潜在的な可能性があるのに出て行っていないのも事実で、、べったり地場に受け入れられるかどうかのテストマーケティングは意味があるんだろうなあと思う。 ネット通販で見聞きしたことのない異国文化のモノを手に取る可能性って規模感としてどれくらいか知らないけど、やっぱりジワジワと口コミで拡がる効果は地味だけど絶大でしょうね。あとはTV。 そう考えると、海外への影響力調査というのがマーケティング戦略のために重要ですよね。JETROとかでも出してたりするのかな。 個人的には、禅、わびさび、内向的な精神性、味わうということ。みたいな、どちらかというと売り物にならなそうなものをクール・ジャパンと思っている(というかクール・ジャパンという言葉にはしたくない)ので、わさわさしてる日本人論は楽しいけど違和感あるかなあ。 (3)
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帯文:”日本はまだまだ奥が深い” ”NHK-BSの人気番組『cool japan』の司会者として、世界を旅する演劇人として、外国人から聞いて議論したニッポンの姿。” 目次:プロローグ 「クール・ジャパン」とはなにか?、第1章 外国人が見つけた日本のクール・ベスト20、第2章 日...
帯文:”日本はまだまだ奥が深い” ”NHK-BSの人気番組『cool japan』の司会者として、世界を旅する演劇人として、外国人から聞いて議論したニッポンの姿。” 目次:プロローグ 「クール・ジャパン」とはなにか?、第1章 外国人が見つけた日本のクール・ベスト20、第2章 日本人とは?、第3章 日本は世間でできている、第4章 日本の「おもてなし」はやはりクール!、第5章 日本食はすごい、第6章 世界に誇れるメイド・イン・ジャパン、…他
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NHK-BSの「cool japan」の内容に、鴻上尚史の考えを加えたもので、政府が進める「クールジャパン」戦略とは一線を画する。むしろ批判的なことも書いている。 日本人論としても面白い。 印象に残ったところの一部を紹介する。 ・(番組出演の外国人の言葉)「日本人は時間を守るって...
NHK-BSの「cool japan」の内容に、鴻上尚史の考えを加えたもので、政府が進める「クールジャパン」戦略とは一線を画する。むしろ批判的なことも書いている。 日本人論としても面白い。 印象に残ったところの一部を紹介する。 ・(番組出演の外国人の言葉)「日本人は時間を守るっていうけど嘘だよ。だって、終業時間をだれも守ってないもの。会社は6時までだっていうのに、みんな、8時とか9時までダラダラいるよ」 ・(定年後、60代の日本人男性が、公園をきれいにするボランティア活動をしていることを紹介。それに対して、出演者のオランダ人が大笑いした。鴻上さんはそれに対して怒りを感じる。その時のオランダ人の言葉)「だって、社会とつきあう前に、自分の家族とつきあうべきでしょう。社会から必要とされる人間になる前に、家族から必要とされる人間にならないと」
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