ファイト・クラブ 新版 の商品レビュー
映画を見ていたように、情景が目に浮かぶような作品でした。思い返せば返すだけ、印象深いシーンがより鮮明になり時間が経っても好きな作品です。 開放的なストーリー、リアルではあり得ない暴力による統治が恐ろしくもなんだか目が離せませんでした。
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えっっっも! とにかくその一言に尽きる。あまりに繊細な文体、エモーショナルな展開、新奇性のある言葉選びに驚いた。カルト的人気があるというのは知っていたけどこれは納得。 一見視点があちこちに映っているような主人公の言葉選びは、でも読み進めていくうちに主人公のキャラクターに没入させら...
えっっっも! とにかくその一言に尽きる。あまりに繊細な文体、エモーショナルな展開、新奇性のある言葉選びに驚いた。カルト的人気があるというのは知っていたけどこれは納得。 一見視点があちこちに映っているような主人公の言葉選びは、でも読み進めていくうちに主人公のキャラクターに没入させられる。 繰り返す退屈な昼間と刺激的な夜。でもやがて昼間は夜に引き摺られるように不穏さを増して加速していく。夜の加速はそれ以上で、物語後半でも加速は止まるどころか増していき、ラストはそのまま窓の外に勢いよく飛び出していくような疾走感が残る。 ラストの数行に選ばれた言葉のエモさ。 繰り返される「ファイトクラブ規則第一条」のキャッチーさ。 最高の本だった。
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長い視点で、人はみな死ぬ。 明日死ぬ人間も、いつか死ぬ人間も。 銃口を口に入れられて、「何が望みだったか?」と聞かれたら自分はどう答えられるだろうか。 自分の意志、自分のルールでやれれば万能感が得られるか?他人の意思や社会の規範に身を委ねるのは何より楽で、それはそれで代え難い。...
長い視点で、人はみな死ぬ。 明日死ぬ人間も、いつか死ぬ人間も。 銃口を口に入れられて、「何が望みだったか?」と聞かれたら自分はどう答えられるだろうか。 自分の意志、自分のルールでやれれば万能感が得られるか?他人の意思や社会の規範に身を委ねるのは何より楽で、それはそれで代え難い。どちらが正しいということではない。 以前、自己啓発系の本で「自分モードに入れ」みたいな教えを読んだのを思い出す。
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賛否両論ある1冊。 映画のままが好きなら映画だけをおすすめしたい。 ファイトするというところと、狂人的な主人公だけが同じ。 あとは違うんだけれど、少しシュルレアリスムっぽい狂人さというか、文章も遊んでる(?)、世界観表現の為にちょっと気持ち悪くなるくらい精神的に病んでいるのを強調...
賛否両論ある1冊。 映画のままが好きなら映画だけをおすすめしたい。 ファイトするというところと、狂人的な主人公だけが同じ。 あとは違うんだけれど、少しシュルレアリスムっぽい狂人さというか、文章も遊んでる(?)、世界観表現の為にちょっと気持ち悪くなるくらい精神的に病んでいるのを強調しているので立て続けは苦しかったかもしれない。 個人的に原作が映画と違うのに拒絶反応が無い為、これはこれで面白かったです。
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読み終わったあとに壮大な気持ちになる。 文明化された社会の中で消費するだけの生き方をしていないか、考えさせられる。
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ファイトクラブと結婚は似ている 久しぶりに読むの苦しくて、解説を途中で読んでしまった。そして解説で触れてるテーマと、それ以外の部分なのかなにかの隠喩なのかわからない部分なのか判断する読み方になってしまった。 話は予想していた通りの話で、テーマは解説で理解していた…ページ数も少な...
ファイトクラブと結婚は似ている 久しぶりに読むの苦しくて、解説を途中で読んでしまった。そして解説で触れてるテーマと、それ以外の部分なのかなにかの隠喩なのかわからない部分なのか判断する読み方になってしまった。 話は予想していた通りの話で、テーマは解説で理解していた…ページ数も少ないが 長く感じた。 この長編の元になった短編版の方が読んでみたい。 解説を先に読んで後悔、読み終えたのにその説明以上のことを感じ取れてない気がしてる。 ファイトクラブと結婚は似ている。
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読みにくかったが、ためになった。あなたは、心の底からこの世界に満足できているのかと問いかける本。 なんとなく生きるのはなんとも愚かな行為だと再認識させられた。 チキンレースをしている場面は読んでる方まで恐ろしい気持ちになったが、追い詰められた時に本音が出てくるのは納得できた...
読みにくかったが、ためになった。あなたは、心の底からこの世界に満足できているのかと問いかける本。 なんとなく生きるのはなんとも愚かな行為だと再認識させられた。 チキンレースをしている場面は読んでる方まで恐ろしい気持ちになったが、追い詰められた時に本音が出てくるのは納得できた。 生きる目的を失わないように、常に焦りを持ちながら毎日を過ごしたいと思った。
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220120*読了 人生を変えた3冊をインタビューする企画の中で、ある方の人生を変えた1冊として紹介してもらいました。 その人に教えてもらわなければ読むことがなかっただろうタイプの本。 不眠症に悩まされ、安定した生活を送っているのに、生きている意味が見いだせず、いろんな重病患...
220120*読了 人生を変えた3冊をインタビューする企画の中で、ある方の人生を変えた1冊として紹介してもらいました。 その人に教えてもらわなければ読むことがなかっただろうタイプの本。 不眠症に悩まされ、安定した生活を送っているのに、生きている意味が見いだせず、いろんな重病患者の集まりに参加し続けていた男性。 タイラーという男性と出会って、殴り合うことで命を実感する、ファイトクラブを立ち上げ、組織が大きくなり、今までからは想像もつかないような人生に変化していく。 痛々しいシーンも多く、目をそむけたくなる部分もあったけれど、話の展開が突飛なのにメッセージ性が強く、ガツンときました。 人生とは、生きるとは何かを考えさせられる小説。 映画化もされているみたいです。
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昔映画を見たときと全く印象が違う。 めちゃくちゃ胸熱で面白さ倍増。最後の1行も凄くてゾクゾクした。 私は何にでもなれるからこそ私の中にいるタイラー・ダーデンと上手く共存していきたい。 頭の中にいる想像の自分がかっこいいのは世界共通なんやな。 頭が冴えてて大胆でカリスマで突然学校...
昔映画を見たときと全く印象が違う。 めちゃくちゃ胸熱で面白さ倍増。最後の1行も凄くてゾクゾクした。 私は何にでもなれるからこそ私の中にいるタイラー・ダーデンと上手く共存していきたい。 頭の中にいる想像の自分がかっこいいのは世界共通なんやな。 頭が冴えてて大胆でカリスマで突然学校を占拠したテロリスト集団も隠し武器で1人で倒せちゃうんだもんなあ。
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タイラーダーデンのカリスマ性凄まじい 言葉のセンスもおしゃれでかっこいい でも、映画の方が分かりやすかったかも これは当時の若者が読んだら痺れるでしょう
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