できる研究者の論文生産術 の商品レビュー
哲劇の吉川さんがオススメしたいたのも相まって、また論文や季報や年次レポートの執筆、人が書いた論文の査読を依頼されたり、はたまた共著論文の査読コメント対応をしたり、CFPを書いたりなおしたりコメントしたりと、仕事がら何かと論文との関わりが多くなってきたこともあって手にとって読んだわ...
哲劇の吉川さんがオススメしたいたのも相まって、また論文や季報や年次レポートの執筆、人が書いた論文の査読を依頼されたり、はたまた共著論文の査読コメント対応をしたり、CFPを書いたりなおしたりコメントしたりと、仕事がら何かと論文との関わりが多くなってきたこともあって手にとって読んだわけですが、write a lot の極意は毎日継続してアウトプットすることなので、書くこと以外の仕事にも応用できる元気が出る本でしたり
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規則性とスケジューリングが特に刺さる。起きてすぐ書く良い。 引用多く引用の周辺情報の多さも良書感。俺たちのピエール・バイヤール本こと未読本堂々語り書にも通ず。
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本書は論文を書く研究者を対象としていますが、レポートをたくさん書かなければならない学類生にもおすすめです。皆さんは、文章を書くのは得意ですか?私は正直なところ、あまり得意ではありません。最初はどう書けば良いかわからない事も多いですし、締め切りギリギリになって一気に書く羽目になっ...
本書は論文を書く研究者を対象としていますが、レポートをたくさん書かなければならない学類生にもおすすめです。皆さんは、文章を書くのは得意ですか?私は正直なところ、あまり得意ではありません。最初はどう書けば良いかわからない事も多いですし、締め切りギリギリになって一気に書く羽目になったこともあります。 この本では、そうならない為に計画を建て、毎日の習慣として文章を書くことを勧めています。そのためのアドバイスも具体的に書かれており、ありがちな言い訳への反論、動機づけ、計画を継続させる方法が紹介されています。著者も「執筆作業は難しい」と認めているからこそ、丁寧かつ親身に実践を後押ししてくれます。この本を手に取って、たくさん文章を書くことに挑戦してみませんか? (ラーニング・アドバイザー/情報理工 YAGAWA) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/3203101
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毎朝の数時間を執筆作業に充てるというスケジュール管理、やってみようと思う。 書き物を絶やさない生活にしなければ…と思わされる。
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【おすすめポイント】研究者に気軽に読んでほしいと書かれた本書。第2章の「言い訳は禁物」はくすっと笑えて面白く読めるのでお勧めです。なかなか作業が進まない時は本書でひと息いれてみてください。「たくさん書くため」の数々のわざと具体的な実例を読むとやる気がでてくるはずです。 ...
【おすすめポイント】研究者に気軽に読んでほしいと書かれた本書。第2章の「言い訳は禁物」はくすっと笑えて面白く読めるのでお勧めです。なかなか作業が進まない時は本書でひと息いれてみてください。「たくさん書くため」の数々のわざと具体的な実例を読むとやる気がでてくるはずです。 【請求記号】816:Si 【配置場所】1階新書庫右 【URL】https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB00279910
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【1行説明】 スケジュールを立て,死守しろ 【趣旨】 大学教員や大学院生など,学術論文を執筆する立場の読者へ向けて,どのようにすれば論文をたくさん書けるかについて著者の考えを紹介している. 最も大きな主張としては,「執筆時間を固定されたスケジュールとして組み込み,死守する」とい...
【1行説明】 スケジュールを立て,死守しろ 【趣旨】 大学教員や大学院生など,学術論文を執筆する立場の読者へ向けて,どのようにすれば論文をたくさん書けるかについて著者の考えを紹介している. 最も大きな主張としては,「執筆時間を固定されたスケジュールとして組み込み,死守する」ということである. 著者の専門は心理学であるが,どの分野の研究者でも活用できる方法や考え方を紹介している. 【引用文3つ】 1. (p.12) 言い訳その1:「書く時間がとれない」 「時間さえあれば書ける」というのは,「人間は実は脳の1割しか使っていない」といのと同様,ただの迷信だと思う.(中略)これが,執筆のための時間でなく,授業の時間だったらどうだろう.授業の時間も,わざわざ「確保」したり「見つけ」たりする必要があるだろうか.「ブンショウ・シッピツジカン」が週間予定表という林のどこかに潜んでいるかもしれないと考える限り,一定量以上の文章を書くことなど到底無理ということだ. 2. (p.14) 書く時間は,その都度「見つける」のではなく,あらかじめ「割り振って」おこう.文章を量産する人たちは,スケジュールを立て,きちんと守っている.それだけのことだ. 3. (p.25) 言い訳その4「気分がのってくるのを待っている」 この言い訳を撃破するのは簡単だろう.インスピレーションが湧くのをまっているのではうまくいかないことは,研究で実証済みだ (Boice, 1990).(中略) まず,執筆を欠かすとペナルティが課される条件に置かれた実験参加者は,執筆量が多かった.気が向いたときに執筆するグループの実験参加者の3.5倍,緊急性のある執筆以外認められなかったグループの実験参加者の実に16倍のページ数を書いたのである.つまり,気が向いたときに執筆するグループの実験参加者の執筆量は,緊急性のある執筆以外認められなかったグループの実験参加者と比べてさほど多くなかったといえる.インスピレーションという存在が,過大評価されているということだ. 第二に,書くことを強制すると,独創的な執筆アイデアもどんどん浮かんでくるようになった.独創的なアイデアが思い浮かぶ間隔は,執筆が強制された実験参加者の場合はわずか1日,気が向いたときに書く場合は2日,緊急性のある執筆以外認められなかった場合は5日だった.各作業自体が,書くための優れたアイデアをはぐくむのである. 4. (p.66) 悪分しか書けないわけ 学術的文章の書き手がダメな理由は3つある.1つ目に,彼らはスマートにみられたがる.2つ目に,アカデミズムの書き手は,よい文章の書き方を習ったことがない.3つ目に,良い文章を書くための練習時間が圧倒的に不足している. 5. (p.92) まずは書く,後で直す 文章を紡ぎだすのと,できた文章を手直しするのは,同じ執筆作業であっても,まったく別の側面だといえる.同時に行わないこと.文章を紡ぎだす目的というのは,とっちらかった荒削りの単語の群れを1枚のシートに落とし込むことだし,文章を手直しする目的というのは,落とし込まれた単語たちをきれいに磨いて,きちんと意味の通った文章にすることだ.(中略)そもそも「完璧な第一稿」を追及するというのが間違っている. 6. (p.97) 僕の「文章執筆べからず集」では「アウトラインを作成せずに文章を執筆してはならない」という項目の人為はかなり高い.(中略)当然ながら,何を書けばよいのかわかっていなければ,書くに書けない.たくさん書く人は,アウトラインもたくさん書いている. 7. (p.120) 論文というものは,そもそもリジェクトされるものだし,リジェクトされるという前提に立って書かれるべきものでもある.(中略)リジェクトされる率が5割未満の雑誌がない以上,自分が投稿する論文はリジェクトされると仮定しておくのが唯一の合理的な結論だし,僕の揺ぎ無き合理性の信念は,山ほどのリジェクトの通知を受け取ってきたことで裏付けられる. 【感想】 本書は論文執筆について,スケジュール管理と書く内容の2つの面からヒントを紹介している. そのうち,スケジュール管理については「固定スケジュールを組み込む」というのが最重要とされており,これは論文執筆以外にも共通して役に立つマインドセットだと感じた.
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・要約すると「執筆スケジュールを立てて、それに従おう」。これだけ。真っ当すぎて反論の余地がない...。 ・ありがちな書けない理由(言い訳)は、本文中ですべて論破される。ここまで完璧に論破されると気持ちがいいな。 ・皮肉っぽい文章がおもしろくてさくさく読める。 ・執筆スケジュールを...
・要約すると「執筆スケジュールを立てて、それに従おう」。これだけ。真っ当すぎて反論の余地がない...。 ・ありがちな書けない理由(言い訳)は、本文中ですべて論破される。ここまで完璧に論破されると気持ちがいいな。 ・皮肉っぽい文章がおもしろくてさくさく読める。 ・執筆スケジュールを立てるのを実践したら、停滞してた文章が1本書き終わった。最高。毎日執筆した当然の結果ではあるけど。
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実践して、スケジュールに組み込んで論文を書くことから始めようと思います。 アウトラインの作成についてもっと細かく教えてほしかったなと思いました。
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医学領域で働いている自分が、ふと手に取り、心理学の領域が専門の著書の話だった。しかし問題なし。どのようにしたらたくさん書けるかを示される実験で説得力がある。 いい訳に対するコメントが秀逸すぎる。笑いながら読める本。 朝起きて着替えもせずに書く。 自分の場合、ほかにもやることが...
医学領域で働いている自分が、ふと手に取り、心理学の領域が専門の著書の話だった。しかし問題なし。どのようにしたらたくさん書けるかを示される実験で説得力がある。 いい訳に対するコメントが秀逸すぎる。笑いながら読める本。 朝起きて着替えもせずに書く。 自分の場合、ほかにもやることが多いのは難点。でもスケジュール割り当てでなんとかなるかな。 具体的に単語数を書いていくのは次に活かせるかな。 迫られたら結局書くので、やるしかないかな。
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総合政策学科 伊藤由希子先生 推薦! 冒頭にある「書けない言い訳」4つの全てに当てはまりました。 「書く」には能力よりも方法論が大事、と背中を押してもらえる一冊。
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