一〇三歳になってわかったこと の商品レビュー

篠田桃紅(著者)

2023/10/05

さらりとした文体で、1時間ほどで読める。

生き死に関することは、考えてもしょうがない。人の知能の外、人の領域ではないといい、死んだ後の魂も、確かなことは分からないから考えないとのこと。
実際にその通りだとしても、色々と理由づけしたくもの。
力みのない姿勢が達観した仙人のようです。

2023/07/14

　この時代に結婚せず海外に渡り自分の腕ひとつで生きた女性は珍しかっただろう。
　これからの人生や周囲の人たちとの関わり方を考えるにあたり、少しだけ心が楽になった。また時々読み返したい。

2022/08/28

　朝起きて、最初に目に映る自然の営みが美しいと感じるものであれば、その日はいい一日。私の毎朝は可愛い愛猫との出会いです(^-^)　大正2年生まれ、篠田桃紅さん「百三歳になってわかったこと」、2015.4発行、再読。歳をとって得たもの：　①目の高さが変わる（達観する）過去を見る自分の目に変化が生まれ、一方、未来を見る目は少なくなる。②まあいいでしょう、とあきらめることを知る。私は早熟なのかｗ、七十三歳で似た感覚を(^-^)

2022/05/16

長生きをしている方の生き方のメッセージを知りたい。と、思い読み始めた。

人に左右されず、自分らしく生をまっとうし清々しくこの世を去られた生き様がとにかくカッコ良い！
自分はどう生きたいのか、どうありたいのかを徹底して追求された生き様に脱帽です。

2022/02/11

2021年にお亡くなりになった篠田桃紅さん。
103歳になっても感性が瑞々しく言葉に力がある。
全身がんで亡くなった樹木希林さんのエッセイも読んだが、お二人とも、実に逞しく誰にも影響されない自分自身の人生の歩み方をなされている。

だが、そのエッセイは、どんな悩みを持って生きにくさを感じている人々にも、優しく包み込んでくれるようなそんな文章がいっぱいだ。
是非、ご一読を。

2021/11/21

いかにも篠田さんらしく淡々と103歳になって思うこと感じること等を縷々したためてある。思えば以前偶然に見たNHKの「SWITCHｲﾝﾀﾋﾞｭｰ達人達」で当時104歳の日野原重明さんと103歳の篠田桃紅さんを追った番組で篠田さんを初めて知った。そこでも恬淡として語り行動する姿がとても印象的でした。
さて、ここでは私達に教えるでもなく諭すでもなくただただご自分の103歳時点の心持ちが綴られています。それが返って読者に様々に受け止めさせるのでしょう、版を重ねる結果となったのですね♪
我等と違い先駆で非凡だった彼女が綴っているそれぞれが、まったく押し付けがましくないことが逆に実に多くの示唆に富む!

2021/07/04

んーん。自然だな。
納得しようとするのは、思い上がり！
えっと思ったが、確かにそう思い込もうとしているだけで、そうできないのは冷たい人と言われたくないからだけなのかも。

2021/06/02

｢あなたの人生を枠におさめない｣＝歳にこだわらない。その時の周りの価値観に振り回されない。
｢受け入れられるか、認められるかよりも行動したことに意義がある｣
自分で考えて、自分で行動。
頑張ります(^-^)

2021/04/15

アートや物の見方、見習いたい　
自分でみて、自分で感じて、自分で考える。
便利になりすぎて感覚を磨くことが　
少なくなってる時代だけど、なんでもなんでも調べたりするだけじゃなくてもっと　　
勘を頼りに自分を信じて生きていくことを　
忘れないようにしたいなー　

そしてあんまり考えず、心配しすぎず、
まあまあいい加減に、適当に。　

2021/04/10

「生きる」シリーズ。現代美術家である篠田桃紅さんの著書。生き方や暮らし方、働き方、交友など、どれも含蓄ある言葉ばかりでスッキリしたり、ハッとさせられたり。「志ある友は、友であることが誇らしく感じられる」「わがたつ杣を見つける」「頼らずに自分の目で見る」