1,800円以上の注文で送料無料

都市 の商品レビュー

3.4

8件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/02/22

一度挫折していたが再び読んでみて面白さに気づいた。玄人向けの本であり玄人向けの著者だと思う。(でもこのような本こそ多くの人に学んでほしい気もしないでもない。)(興味を持てたのは鬼滅のおかげかも)火あぶりになった又介、猫の死骸を抱えていた六兵衛、品川の悪党源次郎と擬似遊郭、舟運と薪...

一度挫折していたが再び読んでみて面白さに気づいた。玄人向けの本であり玄人向けの著者だと思う。(でもこのような本こそ多くの人に学んでほしい気もしないでもない。)(興味を持てたのは鬼滅のおかげかも)火あぶりになった又介、猫の死骸を抱えていた六兵衛、品川の悪党源次郎と擬似遊郭、舟運と薪など、多様なエピソードは想像力を刺激する。 「こうした江戸を生きた民衆たちは、本書によって初めてその名が知られたりするのだろうが、けっして「名もなき民衆」ではない。一人一人が、権力者や偉人・英雄たちと同じように、生を受けて以来、かけがえのない名前を持ち、その後の人生を歩んだ実在した人々なのである」

Posted byブクログ

2016/08/24

村に比べると色々なアクターが登場する。著者の下からの視座という意気込みはわかるが、全体としてのまとまり、見通しに欠けていたように思う。品川の擬似遊郭の存在は考えさせられた。

Posted byブクログ

2015/08/13

通史の概説書としては、著者も認めているように、難しいし、江戸だけだし、……。しかし、各叙述を読むと非常に丁寧に史料と向き合いながら何とかして都市の民衆の営みを浮かび上がらせようとしていることはよくわかる。 第1章では城下町江戸の成り立ち・概略、そして各論に当たる第2〜4章では、...

通史の概説書としては、著者も認めているように、難しいし、江戸だけだし、……。しかし、各叙述を読むと非常に丁寧に史料と向き合いながら何とかして都市の民衆の営みを浮かび上がらせようとしていることはよくわかる。 第1章では城下町江戸の成り立ち・概略、そして各論に当たる第2〜4章では、町方の中心部である南伝馬町、寺院と寺領の社会である浅草寺、そして有名な宿場である品川とそれぞれ性格の異なる地域が取り上げ、第5章では江戸のエネルギー源であった薪炭の舟運を介しての流通とそれに関わった商人などが取り上げられている。 経済史的にはやはり最後の薪炭の話が一番興味深いが、それぞれ具体的な分析対象として取り上げられている領域・空間も江戸城下町からイメージされるような武家社会の垂直的統治構造とはかなり違うイメージが喚起され、面白かった。

Posted byブクログ

2015/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

江戸だから、城下町だから、下から見上げてもいつもお武家さまが視野に入る。日本の町で城下町でないのってどこだろう。この人がそういう街を書いたらどんなだろう。

Posted byブクログ

2015/07/09

<目次> はじめに 第1章  城下町・江戸 第2章  南伝馬町~江戸町方中心部の社会 第3章  浅草寺~寺院と寺領の社会と空間 第4章  品川~宿村と民衆世界 第5章  舟運と薪~江戸の物流インフラと燃料 おわりに <内容> マクロな歴史を追求した入門書。江戸の町を残されたデー...

<目次> はじめに 第1章  城下町・江戸 第2章  南伝馬町~江戸町方中心部の社会 第3章  浅草寺~寺院と寺領の社会と空間 第4章  品川~宿村と民衆世界 第5章  舟運と薪~江戸の物流インフラと燃料 おわりに <内容> マクロな歴史を追求した入門書。江戸の町を残されたデータから紐解いていく。新書を意識して深くは掘り込まず、流す感じ。江戸近郊の物流を燃料である薪から見ていく発想は感心。浅草寺や品川の部分で、この小さな空間の中も、町奉行、寺社奉行などの管轄に分断されていたことをわかり、治安を維持することが大変だったとわかった。

Posted byブクログ

2015/07/03

江戸城の周囲に、大名屋敷、町人地、寺社地などが展開する巨大城下町・江戸。 そこでどんな暮らしが営まれたのか、残された貴重な資料から読み解く意欲作。 本書では「下からの視座」に立ち、ふつうの人々の暮らしや営みを事実に即してリアルに描かれている。 「社会=空間構造論」「身分的周...

江戸城の周囲に、大名屋敷、町人地、寺社地などが展開する巨大城下町・江戸。 そこでどんな暮らしが営まれたのか、残された貴重な資料から読み解く意欲作。 本書では「下からの視座」に立ち、ふつうの人々の暮らしや営みを事実に即してリアルに描かれている。 「社会=空間構造論」「身分的周縁論」「分節構造論」という手法を用い、江戸のごく一部ではあるが、南伝馬町ー江戸町方中心部の世界、浅草寺―寺院と寺領の社会と空間、品川―宿村と民衆世界、舟運と薪―江戸の物流インフラと燃料について、残された資料を読み解いている。 西洋文明を取り入れざるを得なかった日本社会、その円熟期の日本を「下からの視座」で分析した筆者の今後の著作の発表が待たれます。

Posted byブクログ

2015/06/05

庶民の視点で江戸時代を紐解こうとするもの。 シリーズ一番の期待値で頁を繰った。残念なことに記述が学術的すぎるかも。専門用語が多くて、ちょっと分かりにくいかな。それでも品川の章は面白かった。旅籠が擬似遊郭であったことや、駕籠屋の実態を検証するところは興味深い。でもこれって志ん朝の蔵...

庶民の視点で江戸時代を紐解こうとするもの。 シリーズ一番の期待値で頁を繰った。残念なことに記述が学術的すぎるかも。専門用語が多くて、ちょっと分かりにくいかな。それでも品川の章は面白かった。旅籠が擬似遊郭であったことや、駕籠屋の実態を検証するところは興味深い。でもこれって志ん朝の蔵前駕籠や品川心中のおかげかも。

Posted byブクログ

2015/05/23

名も無い庶民などいない・・・という、著者の人間味あふれる傾向が本をおもしろくさせている。 資料でひも解かれていく庶民の歴史がおもしろい。

Posted byブクログ