1,800円以上の注文で送料無料

風と共に去りぬ(第2巻) の商品レビュー

4.6

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/04/03

感動という言葉以外の何物でもなかった。 一巻だけを読んだ人からすれば、この「風と共に去りぬ」は単なる恋物語で、スカーレットのこともわがままで子供っぽいお嬢様、というイメージで終始しただろうと思う。 実際私もそうで、スカーレットのアシュリーへの思いも、あの自由奔放な性格も本当に本当...

感動という言葉以外の何物でもなかった。 一巻だけを読んだ人からすれば、この「風と共に去りぬ」は単なる恋物語で、スカーレットのこともわがままで子供っぽいお嬢様、というイメージで終始しただろうと思う。 実際私もそうで、スカーレットのアシュリーへの思いも、あの自由奔放な性格も本当に本当に愛しているし大好きなんだけど、この第二巻はまたそれとは全然違った魅力があってもうずーっと感動のため息をつきながら読んでいた。 何より、スカーレットという女性の強さ。 勇敢さ。 壮絶な経験をしながら少女から女性へと成長していく、彼女の姿に胸を打たれない人などいるの? 本当に、今でも十分有名な小説だけどもっともっと有名になるべきだと思うくらい素晴らしかった

Posted byブクログ

2022/04/01

第1巻までの気ままな娘ではなくなって男との約束と家族の歴史を背に大人になったスカーレット、とても格好良く魅力的。同時に自由人だったレットも敗走する南軍を目にして戦争へ合流する。 単なる少女小説から毛色が変わった第2巻。 次巻以降も楽しみ

Posted byブクログ

2021/06/28

スカーレットが現実に飲み込まれていく第二巻。 とにかく楽しいことしかやりたくない、都合のいいことしか考えなくないというスカーレットが、アシュレと交わした約束によって、たった一人でメラニーの出産という局面に立ち向かわなければならなくなる。 あんなにメラニーを憎んでいたのに、アシュ...

スカーレットが現実に飲み込まれていく第二巻。 とにかく楽しいことしかやりたくない、都合のいいことしか考えなくないというスカーレットが、アシュレと交わした約束によって、たった一人でメラニーの出産という局面に立ち向かわなければならなくなる。 あんなにメラニーを憎んでいたのに、アシュレその人と約束をしたからという理由で、出産について無関心であったことを後悔をしたり、恥じらいを捨てて人が見ている前で女性の身体のことについて医師に訴えたり、全てをかなぐり捨てて真正面から困難に立ち向かうスカーレットの様子に力強さと真っ直ぐさが出ていて胸を打たれた。 スカーレットに対し、レットが「もう少し大人であれば」というシーンがあるけれど、困難に直面して大人にならざるを得なくなってしまった、そして腹を括って現実を見据え始めるスカーレットの様子に惹かれずにはいられなかった。

Posted byブクログ

2021/06/15

レットの不可解な行動。 スカーレットの不屈の魂。葛藤しながらも、前へ進んでいく。タフになっていく。 「背負う」ことを考えた。背負うものは、意図せず、背負わざるをえないものとなる。背負うものは重い。背負うものはなくならない。背負う者は一人だ。誰かの手伝いはない。

Posted byブクログ

2021/06/14

激動の2巻。 南北戦争が佳境に入り、読み進めるごとに事態は悪化の一途を辿る。戦争最中の人間の感情の動きやアトランタの変貌ぶりが手にとるように描かれていて、映画を一本観たかのごとくイメージされる。 アシュレとの別れのシーンではまさかスカーレットが良い意味に捉え舞い上がるシーンで、...

激動の2巻。 南北戦争が佳境に入り、読み進めるごとに事態は悪化の一途を辿る。戦争最中の人間の感情の動きやアトランタの変貌ぶりが手にとるように描かれていて、映画を一本観たかのごとくイメージされる。 アシュレとの別れのシーンではまさかスカーレットが良い意味に捉え舞い上がるシーンで、つくづく自己肯定感が強い人だとドン引きしそうになったけれど、笑 2巻最後のシーンでは、その自己肯定感と、アイルランドの血を受け継いだスカーレットの並々ならぬ覚悟と強さ、逞しさが溢れんばかりで圧倒させられる。スカーレット、がんばれーー! 「興奮と、パーティと、そして感激!万歳!ジョンストン将軍は二十二マイルのかなたで北軍をくいとめているのだ!」 「彼女が、こどものように奉仕されるのは、今夜が最後なのだ。青春は去った。彼女は、いまこそ一人前の女になったのだ」 「彼女の重荷は、彼女自身のものであり、そしてその重荷は、じゅうぶんそれに耐えうる強い方があるからこそ負わされたのだ」 「タラこそ彼女の運命であり、戦場だった。彼女は、それを征服しなければならないのだ」

Posted byブクログ

2021/03/07

この巻を読むと「だから!アシュリーなんてどうでもいいから!レット!レット!」と言い続ける母に完全同意しか出来ない。恋愛物語の顔をしながら、戦争の表と裏が残酷に描かれていてすごい。

Posted byブクログ

2021/03/02

おおお!一気に緊迫感! スカーレットの抑えられてきた強さがこれから見れると思うと楽しみ あとレット・バトラーめちゃくちゃカッコイイ

Posted byブクログ

2021/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ハリウッド名作映画の原作 全5巻のその2巻目。 いよいよ南北戦争が佳境に。 スカーレットが密かに心を寄せていたアシュリーはメラニーと結婚し、衝動的に結婚したチャールズとの間に子どもができたものの、チャールズは南北戦争に出征して、早々に戦わずして亡くなってしまう。 未亡人となったスカーレットはアシュリーが出征して一人アトランタに残されたメラニーの家に同居することに。 メラニーに送られてきたアシュリーからの手紙を盗み読みしたり、未亡人として目立たない振る舞いを強制される南部の伝統に息苦しさと退屈さを感じてそれに逆らった行動をとってみたり、傲慢とも取れるようなスカーレットの奔放ぶりは相変わらず。 一方でレット・バトラーは南部はその旧弊な考えのために北軍には勝てないと言い切って南部連合軍には参加せず、商船の船長としてイギリスなどから買い付けた物資を北軍の封鎖をかいくぐって南部に持ち込み、高い値で売り捌くという事を続けていたため男性陣からは蔑まれていた。 スカーレットはレットが届けてくれる南部ではもう手に入らなくなった贅沢品は欲しいが、彼の言動が自分の愛する南部を否定しているし、自分を揶揄うような仕草を見せられるので、いつも喧嘩別れのような形で突き放してしまう。 しかし、そういう日々の過ぎるうちに戦争が苛烈さを増してきた。一度はメリーランドまで北上して攻め込んだ南部連合軍もリー将軍の敗北と共に、押し返され始め、戦場が徐々にスカーレットの住むアトランタに向けて南下してくる。アトランタから非難する人たちも出てくる中、妊娠しているメラニーを動かす事は命を危険に晒すことになるとわかり、スカーレットは危険を覚悟でメラニーに付き添ってアトランタに残る事を決心する。 やがて南下してきた戦場の砲声がアトランタの街中でも聞こえるようになってきて、、、 映画(見てないですが)は恋愛物だと思っていたので、小説も基本そういうタイプのものかと想像していました。確かにスカーレットとレットの恋愛が軸にはなっていますが、南北戦争前の南部の伝統や風俗を描き出す描写やスカーレットという女性を、彼女の恋愛だけでなく、近づいてくる戦争への不安や、それに負けずに生き抜こうと決意する心の動きなど、恋愛小説という枠にはおさまらない魅力のある作品なんだとわかってきました

Posted byブクログ

2021/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スカーレットとレットは現代だとカップルに見えなくもないけど、この作品だとよくわからない関係性にある。スカーレットはしょっちゅう激怒するし、レットは辛口コメントばかり言う。顔を突き合わせると喧嘩ばかり。 けれどお互い少しは好感持っているよう。特にレットはかなりスカーレットを気に入ってる。毎回スカーレットに罵倒されてもいざというとき助けてくれる。けど愛してないと言い境界線ははっきりさせている。のめり込んではいない。 2巻はスカーレットとレットの関係が深まり、2人のやりとりだけをかいつまんで読んでも面白い。甘すぎないが徐々に距離が近くなっていくのが良い。

Posted byブクログ

2020/12/16

スカーレットのことが大好きになった。レット·バトラーのことも。 いよいよ戦争が激しくなり、窮地に立たされた時の行動力、自分を奮い立たせるその姿になんだか涙が滲んだ。 これから先、わたしに辛いことや苦しいことがあった時、きっときっと、タラへ戻るために馬車を走らせたスカーレットのこと...

スカーレットのことが大好きになった。レット·バトラーのことも。 いよいよ戦争が激しくなり、窮地に立たされた時の行動力、自分を奮い立たせるその姿になんだか涙が滲んだ。 これから先、わたしに辛いことや苦しいことがあった時、きっときっと、タラへ戻るために馬車を走らせたスカーレットのことを思い出そう。

Posted byブクログ