握る男 の商品レビュー
ゲソの強さに気付いたら惹かれてしまうが、結局何がしたかったのか? 読んだ事のない、ミステリー小説のようで面白いストーリー
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刑務所に入っている金森が偶然目にした週刊誌の記事「徳武光一郎の死」。 金森と徳武の出会いは鮨屋の小僧時代。 日本一の鮨屋になるという野望を持ち、日々準備を重ねていたが、そのやり方はえげつなかった。 そんな金森と徳武の関係が語られていく。 徳武の死と金森の刑務所に入ることになった罪...
刑務所に入っている金森が偶然目にした週刊誌の記事「徳武光一郎の死」。 金森と徳武の出会いは鮨屋の小僧時代。 日本一の鮨屋になるという野望を持ち、日々準備を重ねていたが、そのやり方はえげつなかった。 そんな金森と徳武の関係が語られていく。 徳武の死と金森の刑務所に入ることになった罪とは? 昭和60年前後の時代背景もうまく絡まっていて、面白い。 2017.1.3
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「握る男」は、何を握るのか? もちろん、寿司職人の彼は寿司を握るが、その実、何を握るのかはお読みください。 大きな野望を持った寿司職人、通称・ゲソこと徳武光一郎が、恐るべき手段で野望を育て上げ、大きくなりすぎたそれに押しつぶされていく様を、主人公・金森信次の目を通して描いた一代...
「握る男」は、何を握るのか? もちろん、寿司職人の彼は寿司を握るが、その実、何を握るのかはお読みください。 大きな野望を持った寿司職人、通称・ゲソこと徳武光一郎が、恐るべき手段で野望を育て上げ、大きくなりすぎたそれに押しつぶされていく様を、主人公・金森信次の目を通して描いた一代記。 冒頭から主人公は刑務所に収監されており、はじめのページにゲソの結末も書かれているから、『どうしてそうなった?!』の物語である。 次々と力を手に入れて肥大していくゲソを見ても、凄いと怖れを抱くが、爽快感はない。 主人公といっしょに、ただひたすら尻を叩かれ、追い立てられて、必死でぶら下がり、引きずられていく、そういう気分だ。 食品業界の裏や、バブル期の狂想曲が描かれる中、主人公は、まるで、ゲソに赤い靴を履かされたがごとく踊りつづけた。 靴は意外な方法で脱がされる。 ゲソには嫌悪感を抱く。 特に、犬のコジローに対する仕打ちは許し難い。 しかし、一気に読み終わるまでは手放せなくなる本だ。
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タイトルからは想像もつかない。 騙されたと思って手に取ってもらいたい一冊だ。 いきなり一人の男の自殺記事から始まり、そこに至る歴史が解き明かされていく。 何を握るのか? 読み手によって異なる印象を持つかと思うが、私自身は握る(握ってる)つもりでいても、実は…というところに人間って...
タイトルからは想像もつかない。 騙されたと思って手に取ってもらいたい一冊だ。 いきなり一人の男の自殺記事から始まり、そこに至る歴史が解き明かされていく。 何を握るのか? 読み手によって異なる印象を持つかと思うが、私自身は握る(握ってる)つもりでいても、実は…というところに人間っているんだなぁということを感じさせられた。 意図した通りに進むことももちろんあるけど、一事が万事そんなことはなく、それをうまく説明できる人、説明してもいい人の都合の良いものとなるのが普通じゃないかな。 そんな理不尽さも含めて、本人同士でしかわからない中で理解し合えるような関係を築ける人と出会いたいものです。
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つけ台に座って寿司が食べたくなる一冊。あまり品の感じられないタイトルとは裏腹に一人の小僧が老いらくに至るまでのちょっとした大河ドラマとなっている。 ゲソが金森に向かって敬語なんだけど下に見てる感じが面白かった。
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時代は昭和56年。舞台は東京 両国の鮨屋。主役はその鮨屋に見習いに入った22歳の不器用な金森と16歳にして悪魔的頭脳を持つ通称ゲソのふたり。 野心と策略の成否は「忠実に任務を実行するパートナーが不可欠」と知悉しているゲソは金森に接近を図る。金森の窮地を幾度となく救い、兄弟子弟弟...
時代は昭和56年。舞台は東京 両国の鮨屋。主役はその鮨屋に見習いに入った22歳の不器用な金森と16歳にして悪魔的頭脳を持つ通称ゲソのふたり。 野心と策略の成否は「忠実に任務を実行するパートナーが不可欠」と知悉しているゲソは金森に接近を図る。金森の窮地を幾度となく救い、兄弟子弟弟子の関係は完全に逆転し、手なづけされてしまう。そう、ゲソの人心掌握術は「キンタマを握る=弱みを突く」こと。手下となった金森はゲソの張り巡らした智謀・策略のシナリオに抗いながらも稀代の策略家の放射する熱に惹かれ、ゲソに全てを賭ける。世話になった鮨屋の乗っ取りに始まり、黒い手法で外食チェーンを次々と吸収合併し、やがて食の一大帝国を築くに至る…。 男同士の歪んだ絆物語でありながら人脈構築・起業・広報・販促のビジネス書の要素に振る舞いや所作論についての考察も一読の価値ある痛快悪漢小説。
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H28.6.22-H28.6.29 (感想) 架空の企業もの。 握り寿司の店舗から外食産業で日本を制する話です。
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原宏一さん「握る男」、2012.10単行本、2015.3文庫化。徳武光一郎、通称ゲソ、16歳の少年の恐るべき野望の話。寿司屋が舞台で、ゲソは寿司も握りますが、野望達成のため、その目的のためには手段を選ばず、人の弱みを握っていく。ストーリーがストーリーだけになかなか読みづらく、時間...
原宏一さん「握る男」、2012.10単行本、2015.3文庫化。徳武光一郎、通称ゲソ、16歳の少年の恐るべき野望の話。寿司屋が舞台で、ゲソは寿司も握りますが、野望達成のため、その目的のためには手段を選ばず、人の弱みを握っていく。ストーリーがストーリーだけになかなか読みづらく、時間がかかりました。私は、「ヤッさん」や「佳代のキッチン」的テイストが好きです(^-^)
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寿司屋の見習いから、日本を牛耳る男にまで成り上がる男の話。ストーリーもさることながら人をコントロールするための独特の考え方が面白い。
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なんで刑務所に入ったのかが気になって読み進めたが、自分がのしあがるためにはどんな手段もいとわないというやり方がずーっと続くのであまり気持ちよくはなかった。
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