1,800円以上の注文で送料無料

日本の反知性主義 の商品レビュー

3.9

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりに内田樹さんの本を読んだ。 モヤモヤっと思っていていたことが的確に文章化されていることの心地よさよ…。 科学や情報の伝達手段が格段に発達し 得られる情報が格段に増えたことで、物事を簡略化して理解しようとする人がいる一方で、複雑を複雑なまま受け入れ理解しようとする人がいる。前者の分かりやすい言葉に人は流されがちだけど、情報に溢れている現代だからこそ、後者の姿勢がますます大切になってくるのではないかと感じた。

Posted byブクログ

2017/09/29

このテーマはさすがにすそ野が広すぎたかな。解釈が散らかっていて、書いているほうにも戸惑いが垣間見える。読む方としてほしいのは、「安倍政権を取り巻く反知性主義傾向」なんだよな。特にネトウヨ分析に特化してほしかった。

Posted byブクログ

2017/03/04

内田樹のが一番良かった。他の人は宿題出された感があって文章も短くやっつけな。。。白井聡が相変わらず、教えてあげましょうみたいな態度で反知性丸出し。仲野徹の、あいまいで楽観的な先入観は反知性主義に加担することにほかならない、という一言がハッとした。

Posted byブクログ

2016/02/28

日本の反知性主義について、定義が定まっていないため、書きづらそうで、かつ各論者で様々な意味付けや説明がなされているけれど、いろんな知識人の意見を一つのテーマで確認できたのは良かった。

Posted byブクログ

2016/01/19

意外にも?名越先生と内田先生の対談が、一番心に残った。ただ単に、対談なのでわかりやすかっただけなのか。お二人に直接教えを受けたことがあるからか。 そこで、私の頭は目覚めたのか、そのあとのドキュメンタリー作家として、生命科学者としての、想田和弘さん、仲野徹さんの体験的「反知性主義」...

意外にも?名越先生と内田先生の対談が、一番心に残った。ただ単に、対談なのでわかりやすかっただけなのか。お二人に直接教えを受けたことがあるからか。 そこで、私の頭は目覚めたのか、そのあとのドキュメンタリー作家として、生命科学者としての、想田和弘さん、仲野徹さんの体験的「反知性主義」論がよく頭に入った。ただ単に、具体的なものの方が理解しやすいという私のバカさからかもしれない。 鷲田清一さんで締め。

Posted byブクログ

2016/10/31

「わたしたち」の範囲を、広く、深く、豊かにしていくこと。 それは、グローバル化の現代を生きるわたしたちの使命だ。 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_detai...

「わたしたち」の範囲を、広く、深く、豊かにしていくこと。 それは、グローバル化の現代を生きるわたしたちの使命だ。 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_detailbook?kobeid=CT%3A7200183289&mode=one_line&pvolid=PV%3A7200430637&type=CtlgBook

Posted byブクログ

2016/01/07

様々な立場から知性、そして反知性について語られる。反知性主義は意識せずとも我々一人一人に忍び寄る、あるいはすでに持っているものであると自覚させられる。ここに陥らないようにするのは、至難の技である。

Posted byブクログ

2015/12/10

2015.12.5 反知性主義なんてダメだ。日本はそうなりつつあって良くない! 僕は知性主義だ! とか思ってたんだけど、この本を読むと、反知性主義って色々あって、 どうやら僕は反知性主義者のようです。 頭固いし、新たな知の発見、発動とかもあまりないし。 変えて行こうと思います。

Posted byブクログ

2015/11/28

捏造の科学者を読んだばかりだったので、仲野徹さんの科学の進歩に伴う「反知性主義」の章が印象に残りました。STAP細胞の事柄について、最初に私が何を知ろうとしたのか。先のiPS細胞よりすごい細胞らしい、弱酸性の洗顔フォームで肌を刺激すると夢の若返りが期待できるらしい、まだまだ数少な...

捏造の科学者を読んだばかりだったので、仲野徹さんの科学の進歩に伴う「反知性主義」の章が印象に残りました。STAP細胞の事柄について、最初に私が何を知ろうとしたのか。先のiPS細胞よりすごい細胞らしい、弱酸性の洗顔フォームで肌を刺激すると夢の若返りが期待できるらしい、まだまだ数少ない理系女子への注目…という表面的なニュースしか知ろうとしなかったことに反省。そしてまた科学者たちも、一般の人たちが分かりやすいよう的確な説明をすることが困難であり必要がないと思っていたことに反省。自分に都合が良く、心地よいキーワードだけを受け取り、その背景を汲み取ろうとしない態度を反知性というのかなと、自分の言動に気をつけようと思いました。

Posted byブクログ

2015/09/04

東京の大学に進学して東京の一流企業や中央官庁に就職する人間を、既得権益層として、そのいけ好かない東京もんを、自らの支持層であるナニワの庶民の仮想敵に仕上げた橋下市長の政治センスは、やはり、卓抜だった

Posted byブクログ