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旅猫リポート の商品レビュー

4.4

36件のお客様レビュー

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2015/06/07

猫好きな人におすすめの一冊。猫目線で語られる譲り先探しの旅。主人公の猫が飼い主と対等に思ってるのが本当に猫らしい。飼っていた猫が誇らしげに鳩やコウモリを捕まえてきたり、毛布の真ん中を陣取っていたのを思い出す。大体の流れはなんとなく分かってるのに、ラストで久々に大号泣。作品全体が有...

猫好きな人におすすめの一冊。猫目線で語られる譲り先探しの旅。主人公の猫が飼い主と対等に思ってるのが本当に猫らしい。飼っていた猫が誇らしげに鳩やコウモリを捕まえてきたり、毛布の真ん中を陣取っていたのを思い出す。大体の流れはなんとなく分かってるのに、ラストで久々に大号泣。作品全体が有川さんらしいあたたかい空気につつまれている。

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2016/05/15

参加しているSNSで以前話題になった本。新書版とは言え文庫化されたことを知り早速Amazonで購入。 青い鳥文庫って何だと思っていたら、届いた本を見てよく分かりました。全ての漢字にルビがふってあります。児童文庫なんですね。 電車の中で読むのには少々抵抗があって家で並行読みしていま...

参加しているSNSで以前話題になった本。新書版とは言え文庫化されたことを知り早速Amazonで購入。 青い鳥文庫って何だと思っていたら、届いた本を見てよく分かりました。全ての漢字にルビがふってあります。児童文庫なんですね。 電車の中で読むのには少々抵抗があって家で並行読みしていました。 哀しい結末ですが、『植物図鑑』と似た雰囲気の作品です。特に主人公の青年が、優しく、柔らかく、どこか飄然とした人畜無害ぶりが良く似ています。 暖かく、そして哀しい。猫好きの人にはたまらん物語です。

Posted byブクログ

2015/05/11

なんて素敵なお話だろう。 ネコのナナ、飼い主サトルが訪ねたお友達の目線から書かれたお話。ネコ目線のお話は初めてで、ふふ、と笑いが止まらない。 動物大好きな質なので、これが楽しくてしょうがない。 ちょっと斜に構えた物言いとツンデレがたまらなくネコらしくて愛しい。 ねえ、そんな事考...

なんて素敵なお話だろう。 ネコのナナ、飼い主サトルが訪ねたお友達の目線から書かれたお話。ネコ目線のお話は初めてで、ふふ、と笑いが止まらない。 動物大好きな質なので、これが楽しくてしょうがない。 ちょっと斜に構えた物言いとツンデレがたまらなくネコらしくて愛しい。 ねえ、そんな事考えてるの?なんだかキャッツの世界みたい、考えもしなかったけど存外そんな風に動物は人間を見つめているのかも。なんて考えながら読み進めてしまう。 飼ってきたのは犬ばかりで、犬バカな私だけど、ネコちゃんイイね!とおもわずネコを飼いたくなる事必至。 これまでの有川作品とは一線を画す作品で、 あまーい展開はなく(猫ばかさはある意味甘い?)、おっちゃんや学生の青春熱血展開もなく、淡々としているんだけど、さすがは有川浩。 感情の機微、その表現が、胸に響く、心に染みる。 自分の人生を、運命を、良い方へ受け止めるサトルの心を見習いたい。スギと一緒で、私もそんなサトルが眩しくてしょうがなかった。 出会えて大切な存在になって、一緒にいるというそんな単純な事が幸せと思える、そういう感情を再認識できた。いなくなってから気づくんじゃなくて、いつもずっとそれを思っていられるなんて、本当に優しくて愛情にあふれた1人と1匹。 最後は静かな涙が止まらない。でもただ悲しいんじゃなくて、とてもさわやかな気分。それから優しい気持ちになれる。 もういない大好きな私のワンコに、思わず、大好きだよ・ありがとうって言いたくなった。 私の周りの大切な人たちにも、「大切」という感情を伝えたくなった。 何回でも読み直したい。

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2015/04/08

児童書にカテゴライズされていますが、やはり有川作品。 読み応えはありました。 飼い主サトルと元野良の飼い猫ナナ(オス)の旅物語。 ナナの視点と旅先で再会する旧友の視点で構成されています。 よくある「お涙ちょうだい」風な作りではなく、サラリとカラッとした筆力で、なのに最後はうるっ...

児童書にカテゴライズされていますが、やはり有川作品。 読み応えはありました。 飼い主サトルと元野良の飼い猫ナナ(オス)の旅物語。 ナナの視点と旅先で再会する旧友の視点で構成されています。 よくある「お涙ちょうだい」風な作りではなく、サラリとカラッとした筆力で、なのに最後はうるっと涙がこぼれました。 元野良のナナは生と死を大袈裟に捉えず自然な事として受け入れているんだなぁ。 時々読み返したくなる一冊。

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2015/04/05

出会えたことで、 出会う前よりもずっと幸せになれた。 とてもたくさんのものを 見ることができた。 出会った人、愛でたもの、 旅の想い出を数えながら、 次の旅へ向かう。

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2015/03/21

大泣きしました。 青い鳥文庫なので、子供向けを意識した物語でもあると思うのですが、三十路女も還暦過ぎの母親も号泣でした。 今まで読んだ本で1番泣いたかも!? 素晴らしい感動ストーリーでした。

Posted byブクログ