旅猫リポート の商品レビュー
「私たちはきかれたらだめだと言うしかないんです!」で、涙がいきなり出てきた。なんかまずいな、とは思ってたけど、そんなことになるとは予想外。 サトルは生まれ方も逝き方も幸せではなかったかもしれない。でも、そこはサトルがどうしようもできないこと。そこに捕らわれず前向きになれたサトルは...
「私たちはきかれたらだめだと言うしかないんです!」で、涙がいきなり出てきた。なんかまずいな、とは思ってたけど、そんなことになるとは予想外。 サトルは生まれ方も逝き方も幸せではなかったかもしれない。でも、そこはサトルがどうしようもできないこと。そこに捕らわれず前向きになれたサトルは、だから幸せになれた。生きている間は自分次第だ。
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いつも恋愛ベタ甘な有川浩とはシチュエーションが違い、元野良猫と飼い主との旅を書いているが、愛情に関してはいつも通り。 上手いけどね。
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小説には決して外では読んでいけない本がある。いい大人が公衆の面前で顔をクシャクシャにして嗚咽するのは、する方もされる方も恥ずかしいものである。本作品は間違いなくそれに該当するであろう。不幸なのにいい奴サトルと誇り高き野良猫ナナの愛と絆の物語は、終盤以降ページを捲る度に胸をギ...
小説には決して外では読んでいけない本がある。いい大人が公衆の面前で顔をクシャクシャにして嗚咽するのは、する方もされる方も恥ずかしいものである。本作品は間違いなくそれに該当するであろう。不幸なのにいい奴サトルと誇り高き野良猫ナナの愛と絆の物語は、終盤以降ページを捲る度に胸をギュッと締め付けられる。その"来るべき日"に向け読み手側も1文1文噛み締めながら読む事間違いないだろう。これは決して悲しいだけの話ではなく、またいつか出会う為の希望と幸福に満ちた新たな旅立ちの話である。
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聡明で愛情深い猫のナナと、心の優しいサトルに泣かされました。 冒頭の、かの有名な猫より、名前がある点においては自分の方がえらい、と誇らしげなところにクスッとしました。とても素敵な一文です。 動物を飼っていると、きっと言葉が分かるんだろうなと思うことがままありますが、そんな時、動物...
聡明で愛情深い猫のナナと、心の優しいサトルに泣かされました。 冒頭の、かの有名な猫より、名前がある点においては自分の方がえらい、と誇らしげなところにクスッとしました。とても素敵な一文です。 動物を飼っていると、きっと言葉が分かるんだろうなと思うことがままありますが、そんな時、動物のほうはこんな風に考えてるのか、と納得してしまいました。サトルに関しても、いるいる!動物に好かれる人!とにやにや。 そして有川さんらしい、人と人の関係の機微が濃やかに描かれているので大人でも楽しめます。 不器用な人に囲まれながらも、優しく真っ当に生きたサトルはとてもすてきでした。サトルに寄り添うナナも良い子で可愛らしくて、あたたかいお話でした。
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猫と主人公のサトルが楽しく旅をするほんわかした話かと思ったら、途中から雲行きが怪しくなってきて、サトルは死んじゃうわ、しかもサトルの両親とは血のつながりが無かったとか、終盤かなりヘビーな内容… 猫よりは犬派な私が読んでさえ、猫と人間の愛情の濃さに惹きつけられた。 人生は残酷な事も...
猫と主人公のサトルが楽しく旅をするほんわかした話かと思ったら、途中から雲行きが怪しくなってきて、サトルは死んじゃうわ、しかもサトルの両親とは血のつながりが無かったとか、終盤かなりヘビーな内容… 猫よりは犬派な私が読んでさえ、猫と人間の愛情の濃さに惹きつけられた。 人生は残酷な事もあるけど、その中にもキラキラ眩しいステキな事もあるんだ、と思った。 電車で泣いちゃって焦ったけど(^^;; ナナとサトル、天国でまた一緒に楽しく過ごせるよね。 胸にジーンとくる、話でした。 ふーーーーっ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大勢の友達が「号泣した」と言うので、鼻詰まりを覚悟しながら読んだ。 いつ来るかいつ来るかと思いながら読んでいたせいか、鼻が詰まるほどの号泣はせずにすんだ。 猫のナナが、なんでもわかっている賢い猫だからだ、たぶん。 また会える。 絶対にまた会える。 しかし、わずか5行の間に「 圧倒的」という言葉を3回も使うあたり……。
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部室にあったので練習までの間一気読み。ナナ目線、人間目線が切り替わって、面白かったです。賢いナナとその心がわかるサトルと、猫も家族というのがとってもよくわかる物語。最後ナナがサトルに別れを告げたいという想いが本当に素敵で、読みながらうるうるしてました。素敵だなあ(*´꒳`*)
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ちょうど、少し前から傷ついた猫を保護して飼い始めていたので、すごく感情移入してしまいました。 思い合う気持ちと、猫の男前に涙が出ました。
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最後の最後も泣いたけど 途中の人との出会いでもぐっときました 優しさ 後悔 強さ 妬み 純粋 後ろ向き そして大好きな気持ち 大切な1冊になりました
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当然のような泣かせる設定に、当然のようにやられてしまう。 犬猫を大切にする人は刻まれてしまう…かな。
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