旅猫リポート の商品レビュー

有川浩(著者),村上勉

2016/01/01

あああ～～7番がよかったんだけど。誰か代わって～✨
6/10000
「旅猫リポート」
有川浩
青い鳥文庫

この本読みながら年を越しました。明けましておめでとうございます❗( 〃▽〃)

サトルと猫のナナ(7番がいいのはここね)
事情があって、ナナを手放さなきゃならなくなったサトル。ナナの新しい飼い主を求めて、友だちの間を訪ねてまわっている。
ナナとサトルの切なく愛おしい最後の旅。
ｸﾞｽﾝｸﾞｽﾝ泣いてる母を、息子がさりげなく見て見ぬふりしてる年明けです。

今年もよろしくお願いいたします～✨

2015/11/20

私は本来、犬派だけれども、ナナみたいな聡明かつ愛情深い猫なら、一緒にいたいな。
後半とにかく泣けて泣けて。。。新幹線の中で嗚咽付きの号泣に入る前に本を閉じざるを得なかった^^; 必ず家で読むことをお勧めする1冊です(笑)
でも、そして、最後。と～っても温かくなりました。

2015/11/13

動物好き、特に猫好きにはたまらないのでは。
いや、動物が好きでなくとも大きく心を動かされてしまう。
悟もナナも、なんといい人間で、猫で、パートナーなんだろう。
もう終盤は涙なしには読めない。
多くの有川作品は本当に良書だと思うが、その中でも特に、本当に、誰にでもおススメしたい一冊！

2015/07/27

有川氏の児童向け書、ということで興味津々読んでみたが、ある意味いつもの有川節でありつつ、そんな中でも噛み砕かれた文体と構成で、しかしながらしっかりカタルシスを持ってきている、とワシも何目線か分からないけど色々書き方の勉強になる読書だった。特に、猫目線の描写が新鮮に感じられ、自分の書きたい欲まで刺激された。
物語自体はまさに「人生＆猫生」を巡る旅という感で、シンプルながらキャラの掘り下げが良く、その結果やはり何度か目頭を湿らされてしまった。時たま反芻したくなるであろう本。

2015/07/23

有川さんは恋愛に限らず、人の気持ちを率直に、それでも嘘っぽくなく伝えるのが上手いのだと気づかされました。
過去を振り返りながら、それぞれの人物とそれぞれのテーマで心を通わせていく様子が心地よく良い話でした。

2015/07/12

有川浩さんは…凄い。

来るべき時に必ず来る一瞬一瞬で構成された物語が、エンディングに向けて、すべて有機的に繋がっていて無駄がひとつもない。

登場人物の一人ひとり、猫のナナも含めてすべての視点から描かれるため、どこにも裏がない。正直すぎるほどの正直さで、悲しみも愛も嫉妬も後悔も、登場人物みんなの感情が、交わす会話の機微に溢れ出てくる。

サトルの完璧な人間性。その人生に背負ってきた過酷なものを受け流してしまうおおらかさ。泣かずにはいられなかった。

一人でも多くの方に、猫好きな方にも犬好きの方にも、そうでなくても、読んでほしい作品。

凄い。読ませてもらって良かった。
まともなレビューが書けない。

2015/06/30

サトルと猫のナナが訳あって、サトルのお友達に再会しながら過去を思い出したり、その時の気持ちをお洗濯していくような物語。

私は動物と生活するのが苦手。
でも、あんなに飼い主のサトルのことを大好きでいるナナのことを読んでいたら、猫が飼いたくなってきた。
そして、好きなサトルのそばにいようと必死になっているナナの、生意気な口調からも必死な気持ちが少しうらやましかった。
最後はいつも好きな人のそばにいられる猫になりたくなった。
悲しいお話で、最後の方は涙を流しながら読んでいたけれど、読み終わったらとても温かい気持ちになっていた。

あと、子供のころ大好きだったお話のコロボックルもちょっと登場。

2015/06/27

サトルと一緒に旅をするナナという猫が書いたリポートが主になっています。

サトルとナナが出会ったところから始まり、
小学生時代、中学生時代、高校生時代の友だちのところを、
ふたり（？）で旅をするお話です。

猫が主役だということもあり、
最初からわくわくして読み始めましたが、
時々ほろっとしたり、にやっとしたり…ｗ

そして最後は涙涙でした。

でも心地よい涙で、あとは清々しい気持ちになれます。

旅のリポートなので、景色の描写がありますが、
とても素敵な景色ばかりで、旅をしたい気分にもなりました。
特に北海道には、また行ってみたくなりました。

猫好きな人はぜひ読んでみてください！
猫好きじゃない人もぜひ！！(笑)

2015/06/26

切ないけど心がほっこり。最初から悲しい展開だなぁと心痛くなりそうで警戒しながら読んでいたけど、動物の絡みから人との思い出に触れていく経緯にいつしか引き込まれて、どんどん新しいお話に夢中になってました。
最後にそれらがひとつの物語なっていく過程は悲しすぎて号泣。だけどやめられない。最後まで一気に駆け抜けた作品でした。

猫ちゃんのこと今までとはちがった視点で見られそう(*^o^*)

2015/06/12

旅猫リポート、病院での待ち時間の合間に読む本を探しているところで、有川浩の新刊情報をチェックして見つけました。青い鳥文庫で発行されてたのでちょっとレジには持っていきづらかったですが笑、買ってよかったなーと思いました。
ラストはぼろぼろ泣いてしまいました。本読んで久しぶりに泣いたなあ