日本の大課題 子どもの貧困 の商品レビュー
児童養護施設について勉強になった。子どもたちの衣食住を支える場所のように認識していたけど、実際には教育の場であり、家庭であり、縦のつながりがある場所であり、とても大事な機能を担っていると知れた。なのに国や自治体の税金だけではなく、施設長の身銭や熱心な人たちの寄付でなんとか大学に…...
児童養護施設について勉強になった。子どもたちの衣食住を支える場所のように認識していたけど、実際には教育の場であり、家庭であり、縦のつながりがある場所であり、とても大事な機能を担っていると知れた。なのに国や自治体の税金だけではなく、施設長の身銭や熱心な人たちの寄付でなんとか大学に…という話を読み、悲しいけどそれが現実なのかと。 貧困の連鎖を断ち切るためには、高校のみならず専門学校や大学への進学が大切であると繰り返し書かれていた。国内でも地域差がありそうだけど、もっと議論されて改善されてほしいと強く思った。
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児童養護施設問題の入門に。 分かりやすく書かれている。 個々の具体例はあまり出てこないが、それでも読んでいて胸が痛む。 社会全体でこうした子どもたちを支えていくことは、良き納税者を育てるという事。
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期せずして手にしたこの本。 僕の1番知りたい児童養護施設の内容でした。 僕は子どもの貧困が自分のライフワークになると思っています。 最終的には児童養護施設と深く関わる運命を切り開くことになると思います。 そのために生活保護という最後のセーフティネットを西成区生野区という大阪市で...
期せずして手にしたこの本。 僕の1番知りたい児童養護施設の内容でした。 僕は子どもの貧困が自分のライフワークになると思っています。 最終的には児童養護施設と深く関わる運命を切り開くことになると思います。 そのために生活保護という最後のセーフティネットを西成区生野区という大阪市でも配属希望の少ない現場で学びました。 今福祉局に配属されたのは宿命と言っても過言ではないと思っています。 ここで結果を出してきっと将来は児童養護施設に関する仕事がしたいと思います。 この本を読んで僕にできることがそこにあると思いました。
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教育はとても大事なこと。その子のメンタリティや様々なものも要因として挙げられるけれども、まずは環境を整えてあげることが必要不可欠。 児童養護施設がどのように見られているのか。どのような施設なのか。どのような役割を持っているのか。 自立が困難な子どもたちもいる。自立したい、し...
教育はとても大事なこと。その子のメンタリティや様々なものも要因として挙げられるけれども、まずは環境を整えてあげることが必要不可欠。 児童養護施設がどのように見られているのか。どのような施設なのか。どのような役割を持っているのか。 自立が困難な子どもたちもいる。自立したい、しなければならない、しかし。そういった子どもたちを掬い上げるセーフティネットが不可欠で。
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http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480068187/
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子どもは「自分が悪いからお父さんが殴ったんだろう」と解釈する傾向があります。 政府は労働人口を増やすために移民政策を検討しているようですが、そのことを考えるよりも前に、日本にいる人材を掘りおこし、研修の機会や環境をととのえて働けない若者たちをうまく仕事に結びつける手立てを探すべ...
子どもは「自分が悪いからお父さんが殴ったんだろう」と解釈する傾向があります。 政府は労働人口を増やすために移民政策を検討しているようですが、そのことを考えるよりも前に、日本にいる人材を掘りおこし、研修の機会や環境をととのえて働けない若者たちをうまく仕事に結びつける手立てを探すべきだと思います。 今、社会的養護を必要としている子どもの数は増えているんでしょうか。 高橋 ええ。ここ十数年で社会的養護を必要とする児童の数は増加し、2011年の厚労省の発表によれば、対象児童の数は4万6000人とされています。 けれども実際には、少なくとも7万人は存在 もうひとつ重要なのは、施設を出た子どもたちが働く場所を確保することです。いまはグローバル化で、大企業の生産拠点がみんな海外に移った。製造業の工場などで雇用してもらえれば、彼らだって良き納税者になれます。
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児童福祉が抱える問題点がわかりやすく、当事者の説明付きで述べられている。中々焦点が当てられてこなかった分野なので、池上さんの提言で少しは注目されると良いのだが。
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児童養護施設の実態が細かく書かれているわけではないが、施設を出身の子どもたちにどんな支援が必要か、学習支援の大切さがピンポイントでわかる本。 その他背景にある複合的な問題はまた別の本を読む必要があるけれど、要旨が絞られていて良いと思う。
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子どもの貧困の現状について児童養護施設を中心トピックに添えて入門書的に描いている本書。顕在化されていない問題を、多くの支援者や関わりを持とうとする市民と協力して、問題解決に向けて動いて行きたいと感じさせる本である。
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日本の貧困状態に陥っている子供が、児童養護施設に入所し様々なケアを受けて退所して自立するまでの困難さがよく分かりました。家庭での貧困の原因となるのは、親が離婚などで経済的に逼迫した状況になることですが、そこに至るまでには親と親の両親(施設に入所する子供からすると祖父母)との関係が...
日本の貧困状態に陥っている子供が、児童養護施設に入所し様々なケアを受けて退所して自立するまでの困難さがよく分かりました。家庭での貧困の原因となるのは、親が離婚などで経済的に逼迫した状況になることですが、そこに至るまでには親と親の両親(施設に入所する子供からすると祖父母)との関係がうまくいっていなかったため十分な学歴が得られないまま、出産・育児に入ってしまうことが挙げられるそうです。 18歳を迎え、高校卒業後に施設を退所していきなり独り立ちすることの困難さは, 想像を絶するものがありました。
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