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神様のカルテ(0巻) の商品レビュー

4.1

211件のお客様レビュー

  1. 5つ

    58

  2. 4つ

    89

  3. 3つ

    40

  4. 2つ

    4

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2024/05/21

本屋大賞に2度もノミネートした神様のカルテシリーズの原点。短編集3作。 神様のカルテについて書かれてある。人間には、それぞれの人間に書いた神様のカルテがあり、医者はそれに従っているだけ。人は生きるときは生きるし、死ぬときは死ぬ。神様のカルテを書き換える事はできない。医者にできる事...

本屋大賞に2度もノミネートした神様のカルテシリーズの原点。短編集3作。 神様のカルテについて書かれてある。人間には、それぞれの人間に書いた神様のカルテがあり、医者はそれに従っているだけ。人は生きるときは生きるし、死ぬときは死ぬ。神様のカルテを書き換える事はできない。医者にできる事は限られる、命に対して傲慢にならない事だ。 山岳写真家の榛名の話も良い。彼女の凛とした強さ、優しさが見えてくる。

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2024/05/12

神様のカルテ、冬山記は泣けた。 短編集で軽く読める分量だったけど深みのあるいい作品だった。 事務長もなんだかんだ良い人。

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2024/05/03

本を読む理由とは全く異なる人や物語を少しだけ経験させてもらえるからである。って表現がドンピシャすぎる

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2024/04/16

10年ぶりに読む神様のカルテ。前日譚的な本作で神様のカルテの感動が蘇りました。前日譚なので、時系列的にはこちらから読んでもおかしくはないですが、後に読んだ方が感慨深いものが大きいと思います。榛名と事務長がMVPです。

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2023/11/13

シリーズ中で一番良かった。 もちろんそれはこれまでにシリーズ3作品を読んだから言える感想だが。 大学時代の一止たちがキラキラしている。進路に悩む姿も初々しい。 大狸先生たちが本庄病院で「24時間365日」の看板を掲げた当初の苦労や、駆け出しの一止の奮闘も面白い。 何よりハルさん...

シリーズ中で一番良かった。 もちろんそれはこれまでにシリーズ3作品を読んだから言える感想だが。 大学時代の一止たちがキラキラしている。進路に悩む姿も初々しい。 大狸先生たちが本庄病院で「24時間365日」の看板を掲げた当初の苦労や、駆け出しの一止の奮闘も面白い。 何よりハルさんのファンとしては冬山でのハルさんの活躍にシビレた。が、欲を言えばハルさんと一止の馴れ初め的な話にもう少し踏み込んでほしかったけれども、それは作者が出し惜しみしているのか(笑) タイトルになっている「神様のカルテ」について、3シリーズ終了した後の本作で初めて言及されたのも感慨深いというか、最初から作者はこのシリーズゼロも描きたかったのだろうと思う。 このシリーズはどれを読んでも、読後に清々しい気持ちになれる良作だ。

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2023/07/16

栗原先生と科は違うものの、悩んで塞ぎ込みがちな夫君へ 引用して提言したい文がいくつか。 206頁 「神様がそれぞれの人間に書いたカルテってもんがある。俺たち医者はその神様のカルテをなぞっているだけの存在なんだ」 「人ってのは生きる時は生きる。死ぬ時は死ぬ。栗ちゃんがいくらその...

栗原先生と科は違うものの、悩んで塞ぎ込みがちな夫君へ 引用して提言したい文がいくつか。 206頁 「神様がそれぞれの人間に書いたカルテってもんがある。俺たち医者はその神様のカルテをなぞっているだけの存在なんだ」 「人ってのは生きる時は生きる。死ぬ時は死ぬ。栗ちゃんがいくらその生真面目な頭を振り絞って考えたって、國枝さんの人生が大きく変わることはない。國枝さんには國枝さんのために神様が書いたカルテってのがもともとあるんだよ。そいつを書き換えることは、人間にはできないんだ」 「医者にできることなんざ、限られてる。俺たちは無力な存在なんだ」 (大狸先生) できることは限られている。 人の命を定めるのは、確かに神様の領域だ。 だがそれは人の領域を放棄してよいことにはならないだろう。限られたなかでも力を尽くすのが人であるのなら、人間にはずいぶんとやるべきことがあるはずだ。 (栗原一止)

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2023/07/03

うちにあったので、あーこれめちゃめちゃ話題すぎて逆に読みそびれてたやつだなあ、でも「ゼロ」ってついてるってことはもしやシリーズ前日譚ってやつなんじゃ?と思いながら恐る恐る読んだら大ピンポンでした。がっくし。やっちまったなー。 でも話題になっていたのがわかる読みやすさと感動力でもう...

うちにあったので、あーこれめちゃめちゃ話題すぎて逆に読みそびれてたやつだなあ、でも「ゼロ」ってついてるってことはもしやシリーズ前日譚ってやつなんじゃ?と思いながら恐る恐る読んだら大ピンポンでした。がっくし。やっちまったなー。 でも話題になっていたのがわかる読みやすさと感動力でもうちょっと読みたくなってきたのでシリーズを頭から順に読んでみることにしました。ケレン味は少なめなのでどちらかというとジュブナイルに近いと思うけど、全世代に安心してお勧めできるクオリティでもある。特に、医学を志す人には若いうちに一度読んでもらいたい。

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2023/06/22

冬山のハルさんを見ると、完全にファンになってしまう。 それぞれの事情を抱えて生きていく。 優しさとは、想像力。 金山事務長は、たんたんと自分のやるべきことをやっていくオーベルシュタインのような格好良さ。 タツはやはりアツイ男。

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2023/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2010年(第7回)。二位。 神様のカルテ3まで書いて、その後短編集を出したらしい。それがこれ。なので、これが本屋大賞のわけではない。間違えて借りてしまったの~。 「有明」大学の時の話。 「彼岸過ぎるまで」本庄病院の新しい事務長の話。事務方も大切なのだ。 「神様のカルテ」本庄病院に研修医として働く話。 「冬山記」ハルちゃんの冬山。 人は神様が書いたカルテをそれぞれ持っていて、それを書き換えることはできない。

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2023/03/26

エピソード集 一止の医学生時代・本庄病院の改革・一止の赴任と御嶽荘・榛名の山岳写真家としての信念の4本。「誰かのために生きる」という事の素晴らしさ。

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