天久鷹央の推理カルテ(Ⅱ) の商品レビュー
医学の知識は超人的だが、技術力と協調性がまるでない異色の天才、天久鷹央の活躍するシリーズ2作目。 医学の知識がなければ分からない謎ばかりなのですが、こんな症状がこんな病気に繋がる、こんな特殊な病気がある、など分からないからこそ楽しかったりします。 相変わらず登場人物たちの勝手...
医学の知識は超人的だが、技術力と協調性がまるでない異色の天才、天久鷹央の活躍するシリーズ2作目。 医学の知識がなければ分からない謎ばかりなのですが、こんな症状がこんな病気に繋がる、こんな特殊な病気がある、など分からないからこそ楽しかったりします。 相変わらず登場人物たちの勝手ぶりにはちょっとしらけますが、鷹央先生のキャラクターに深みをあたえたのは面白かったです。 【甘い毒】コーラをがぶ飲みした男が、意識を失い事故を起こして運び込まれる症例。 「コーラの味が変だった」という証言もあって、多発しているという毒物混入事件の方向に話が向います。しかし、いかにも不健康そうな肥満体の男に読者としては事件なのか病気による事故なのか惑うところ。 男の横柄な態度等が全て暗示的に一つの答えを指し示しているのが見事です。 【吸血鬼症候群】輸血パックが盗難されるという事件に加え、粗雑な対応をしている病院の殺伐さが相成って、ホラーテイストの不気味な事件です。 物のように扱われる患者の様子などがショッキングでした。 人の機微に疎いという鷹央先生ですが、今回は病院側の内情や面子を慮った対応をしています。 【天使の舞い降りる夜】原因不明の症状の謎、壁や天井に現れる天使の謎が、一人の少年を軸に多発します。 ホワイダニットがキーとなっており、切ない真相に行きつきました。傍若無人な鷹央先生があまり好きではなかったのですが、彼女の内面を深く掘り下げる良い話だったと思います。 ほのぼのとしていたシリーズですが、ここにきて医療の現場のシリアスな面が見れたのは面白かったです。 小鳥遊先生を気の毒だと思っていましたが、どうやら惚れっぽくしかも積極的なようで、彼も現状を楽しんでいるようで安心しました。
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鷹央ちゃん、抱き好きよん♪いつになったら恋に目覚めるのかなぁ~w でも、目覚めてくれなくて結構。今後も、バシバシと我が道を行ってくれれば、それでいいのですww
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天久先生は放っておけない人だ。前回の表紙も良かったし、今回はもっと良い。早くも3巻が出るらしいので楽しみ。
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2話目の導入はどうなのと思わないでもないけど。 人間さー、髪もまつげも眉毛もないと宇宙人ぽいよね、というのを思い出す3話。
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今回も医学知識満載で、読み応えもあり、ぐいぐい読まされました。主要人物のキャラも際立ってそれぞれが本当にいい味を出しているなぁ、と思います。不思議な症例が大好物の鷹央先生、相変わらず振り回されている小鳥先生。家族、患者、闘病する仲間を思えばこその事件、いや症例?今回はどれも心が温...
今回も医学知識満載で、読み応えもあり、ぐいぐい読まされました。主要人物のキャラも際立ってそれぞれが本当にいい味を出しているなぁ、と思います。不思議な症例が大好物の鷹央先生、相変わらず振り回されている小鳥先生。家族、患者、闘病する仲間を思えばこその事件、いや症例?今回はどれも心が温かくなりました。実際起これば大事件なのでしょうけれど。それにしても真鶴さん、鴻ノ池さん、鷹央先生・・・小鳥先生はどこへ落ち着くのか、なんて下世話なことも考えたり☆鷹央先生の弱さと過去の苦労が知れた今回。自作が楽しみです。
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本当に不思議です。 第1作目の時もそうでしたが、僕はこの天久鷹央という探偵(厳密には医者ですが)の言動が、鼻について仕方がないのです。 これまでいろいろとエキセントリックな探偵を見てきているのにもかかわらず、何となく好きになれないのです。 ワトソン役!?に当たる小鳥遊先生には感情...
本当に不思議です。 第1作目の時もそうでしたが、僕はこの天久鷹央という探偵(厳密には医者ですが)の言動が、鼻について仕方がないのです。 これまでいろいろとエキセントリックな探偵を見てきているのにもかかわらず、何となく好きになれないのです。 ワトソン役!?に当たる小鳥遊先生には感情移入して、彼の苦労を思い浮かべて胸が痛くなるほどです。 それやのに、読み終わって本を閉じる頃には、そんな鷹央が好きになりかけている自分に気づいて、ちょっとうろたえてしまうのです。 おそらく、いや間違いなく続編が出たら、また買ってしまうでしょう。 ストーリーは、そうですね、一言で言うと内科の女医版「ブラックジャック」と言ったところでしょうか。 病院内(時には外)で起こる謎めいた出来事を、天久鷹央が超人的な医学を中心とした知識を駆使して解決するというものです。 今回は、さらに医者としての葛藤や哀しみも盛り込まれて、読み応え抜群でした。 って、あれ、やっぱり褒めてます?
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天才的な診断能力を誇る鷹央だが、研修医時代に苦労した話や、仲がよかった患者の死という現実を受け止めるという話もあり、彼女の違う一面が見られる。
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読み出したらほぼ1日で読んじゃった…。 医療の専門的なことも出てくるけど、サクサク読めて一気読み。もったいない…(笑)
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全体的に内容はいい意味で軽め。 重たくなりすぎず、かと言って中身もあると思う。 1番最後の話はこの本の締めとして上手く着地している。 鷹央先生が成長したのと、また周りとの人間関係なんかも含めて Ⅲが出るならまた読んでみたいかな、と思った。
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シリーズ2作目。 会話は変わらずコミカルだけど、前作以上にシリアスで読んでいて胸がギュッとなることも多かった。 「天使の舞い降りる夜」抜きん出て印象に残った。大きな壁を乗り越えた鷹央のこれからにますます期待。
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