朽ちないサクラ の商品レビュー

柚月裕子(著者)

2015/05/12

ただの警察職員なのに事件を調べるなんて難しいのに、無謀だよ、そんなに事件に深入りして大丈夫かい？と心配でハラハラしました。

磯川さんが言った「女ってのは、警察組織並の情報収集力を持っているんですね。驚きました」(P151)が、今回、私の中で妙に気に入った部分。何か心に残るモノがある気がする。

お酒や料理が美味しそうだったり、なのに料金が安かったり、古いけど清潔なお店だったりと、良心的で落ち着けそうなお店がいっぱい出てきて・・・いいお店知ってるんだねぇ。

2015/05/08

あるスクープ記事から事件にかかわってしまう主人公の泉。

警察学校の研修で一緒だった所轄の警察官、ストーカー事件の申請を受理しなかった警察官の真実は。
上司や捜査課の課長、と個性ある面々が事件解決に向けて動きます。

スピード感があるし、泉が捜査官ではない視点も読みやすい。
ラストに向けて一気に展開されますが、めでたしめでたしではないけど希望がある感じの終わり方もありかも。

2015/04/28

途中から、誰が主人公？と思ってしまったのだけれど。
カルトと公安。うーん、そこまでやっちゃうのかな？
警察不信に陥りそうだけど、今後主人公がその道に進んでくれるならいいんだけどね。

2015/04/20

#読了。米崎県警広聴課で働く森口泉は、事務職員でありながら新聞社に勤務していた親友の死を追う。カルト、公安ときたので、もう少し突っ込むかと思いきや、割と平坦に終わってしまったような。続編があるのか？

2015/04/19

親友が殺され、警察職員と刑事が真相を追う警察小説。真相を追えば追うほど公安やカルト教団など巨大な闇に翻弄されるのだが結末がどうにも。二人が事件を追い続けるかと思えば、他の刑事が事件を追う話に変わっていたり少々まとまりに欠けた気がする。こういったラストもあるのだろうがそれでいいのか？と思わなくもない。続編があるのなら多少救われるかもしれないが。

2015/03/29

物語のテンポや登場人物の心理描写などもよい。
ミステリー小説（？）らしく、読み進めるごとに、新たな事実が結びついていくのもおもしろかった。

ただ、やはり、殺人事件を警察官とはいえ「事務職」が解決していくというのは、少し違和感があった。
いわゆる「２時間ドラマ的」といえば、それまでかもしれないが…。

あと「サクラ」の意味を初めて知った。

2015/03/11

まあ、最後は仕方ないがテンポがあって面白かったです。公安ってそんなにこわいところなのか。森口泉さん今度は警察官になって、戦ってほしい。

2015/03/10

米崎県警広報広聴課に勤める女性の親友の新聞記者が殺された。
様々なピースが出て来て、一体どこまで転がって行くの？って感じの展開で、途中でカルト教団が出て来てからは、話の雰囲気がかなり変わりました。
最後に主人公が言っていたように、何を信じていいか分からない展開でした。
出だしの一社だけのスクープは、誰の作品か忘れたが、他の話とよく似ていた。
続編を期待します。

2015/02/19

うーん、テーマも実際にあった事件が元になっていて、展開やどんでん返しも読めてしまった。柚月作品にしては平凡すぎると思いました。次作に期待。