朽ちないサクラ の商品レビュー
本作は県警の広報課に努める主人公森口泉が親友の新聞記者にある情報を漏洩したことに端を発し、タイミング良くその情報を使ったとみられる警察の不祥事が新聞記事となり、その記事が自分が情報をリークしたことによると親友の新聞記者を疑い疑心暗鬼となっていた矢先に、その親友が謎の死をとげ、その...
本作は県警の広報課に努める主人公森口泉が親友の新聞記者にある情報を漏洩したことに端を発し、タイミング良くその情報を使ったとみられる警察の不祥事が新聞記事となり、その記事が自分が情報をリークしたことによると親友の新聞記者を疑い疑心暗鬼となっていた矢先に、その親友が謎の死をとげ、その親友の死の真相に迫っていった先に公安警察=サクラの闇が明らかとなるという展開でした。 さすがの柚月裕子の人間描写が良かったのですが、他の柚月作品と比べると、いささか展開のスピードが早過ぎて、人間描写のディテールに物足りなさを感じてしまったのでした。
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+++ 米崎県警平井中央署生活安全課が被害届の受理を引き延ばし、慰安旅行に出かけた末に、ストーカー殺人を未然に防げなかったと、新聞にスクープされた。県警広報広聴課で働いて4年、森口泉は、嫌な予感が頭から離れない。親友の新聞記者、千佳が漏らしたのか? 「お願い、信じて」そして、千佳...
+++ 米崎県警平井中央署生活安全課が被害届の受理を引き延ばし、慰安旅行に出かけた末に、ストーカー殺人を未然に防げなかったと、新聞にスクープされた。県警広報広聴課で働いて4年、森口泉は、嫌な予感が頭から離れない。親友の新聞記者、千佳が漏らしたのか? 「お願い、信じて」そして、千佳は殺された――。県警広報課事務の私に、何ができる? 大藪春彦賞作家、異色の警察小説。 +++ 主人公の泉が、警察の広報課に務める事務員であるというのが珍しい設定である。新聞社の記者である親友を疑ってしまい、その後彼女が殺されたことから、その裏にあることを探り始めるのである。同期の刑事・磯川の協力があるとはいえ、なかなかできることではないだろう。調べていくうちに、カルト教団の存在が浮かび上がり、それで幕引きになるのかと思いきや、事件には更なる裏の存在があったのである。まあ想像には難くない展開ではあるが、一広報課員にここまでされて、報復が心配になってしまうのはわたしだけだろうか。思わず泉の身が心配になってしまう一冊である。
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誰を信じればいいの? 他人は誰ひとり信じてはいけないのだろうか? その悔しさをバネにして次に進める泉がすごい。
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最近知ってハマってる柚月裕子さんの本。 警察の事務職員の女性が親友の死をきっかけに、たくましく、事件の真相に迫る。 警察と公安。相容れないものみたい。 面白かったけど、ラストがスッキリはしないな。
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4月-13。3.0点。 ストーカーの被害届を受理しなかった所轄、 殺人事件へ発展。主人公は県警の広報。受理しない時期に 所轄は慰安旅行へ。スクープされる。 主人公の親友は、スクープの記者。 ちょっとひねりすぎの感じ。 もうちょっと、単純な感じにした方が。。。
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「臨床真理」「検事の本懐」の頃に比べると疾走感が無く プロットも無理がある割に予想がついてしまい、つまらない。
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序盤はいい感じで進んでいました。どのような結末になるのかなと面白く読んでいましたが、終盤はしんどくなってしまいました。ちょっとしっくり来ないなぁー。
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(図書館本)私はけっこう面白く読めたような気がします。柚月さんの作品けっこう読んでますが、、、佐方シリーズとは違う面白さがあると思います。内容的には警察の不祥事事件から発するものですが・・・・公安が絡んだり新興宗教が絡んだりでそれなりに面白かったのですが、最後の後味はいま一ですかね。黒幕も捕まえられずに終わったのは何かすっきりしないですよね。国民一人一人を守るのが警察なら国家を守るのが公安?その考えには私も納得がいかない感じがします。
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*米崎県警平井中央署生活安全課が被害届の受理を引き延ばし、慰安旅行に出かけた末に、ストーカー殺人を未然に防げなかったと、新聞にスクープされた。県警広報広聴課で働いて4年、森口泉は、嫌な予感が頭から離れない。親友の新聞記者、千佳が漏らしたのか?「お願い、信じて」そして、千佳は殺された。大藪春彦賞作家、異色の警察小説* 面白そうな題材だったのに、途中から強引さと納得できかねる展開になってしまい、尻すぼまり的に終了。後味も悪し。
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公安警察の闇の部分に焦点を当てた本作品。 一人の命を守るのか、100人の命を守るのか、 正義のあり方を解いた作品ではあるが、 結末がすっきりせず。
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