朽ちないサクラ の商品レビュー
柚月裕子 著「朽ちないサクラ」、2015.2発行。カルト教団を背景にした警察内部と新聞記者の話。警察職員森口泉29歳と高校の同級生だった津村千佳記者の信頼関係から物語がスタート。刑事部は事件が起きてからの対処、公安は国家的な危機の未然防止。本作品も読み応えがあり、最後にどんでん返...
柚月裕子 著「朽ちないサクラ」、2015.2発行。カルト教団を背景にした警察内部と新聞記者の話。警察職員森口泉29歳と高校の同級生だった津村千佳記者の信頼関係から物語がスタート。刑事部は事件が起きてからの対処、公安は国家的な危機の未然防止。本作品も読み応えがあり、最後にどんでん返しもありましたが、読後感はすっきりしないものがあります。杉林生活安全課長は最低の男、一方、梶山捜査第一課長はいい味わいです。警察職員を辞め警察官を目指す森口泉に期待感大です!
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柚月裕子さんの話はだいたいどれもハズレがない。今回も改めて思わされた。親友の死…それに纏わる話。話が進む度に続きが気になって早々に読み終わってしまった。 物語のラストが正直モヤモヤするし、仮に続編があったとしてもどうなるものでもないだろうが、最後にやっぱり驚きの展開が待っていて...
柚月裕子さんの話はだいたいどれもハズレがない。今回も改めて思わされた。親友の死…それに纏わる話。話が進む度に続きが気になって早々に読み終わってしまった。 物語のラストが正直モヤモヤするし、仮に続編があったとしてもどうなるものでもないだろうが、最後にやっぱり驚きの展開が待っていて楽しかった。
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話の展開が早く、とても面白い。 警察の公安の組織の壁、不条理な世界が綺麗に描かれている。 本の終わり方が、警察官になる、となっているところはスッキリしない。すべて暴かれているけどそれが解決しない、という現実なのだろうけど、本としてはズバッと悪者は退治して欲しかった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
桶川ストーカー殺人とオウム真理教事件をモチーフに、公安警察の闇を絡ませ、刑事ではない内勤女性が新聞記者の親友の無念を晴らすべく捜査するという盛り沢山ぷり。さすが文章の整理力が高いのでごちゃごちゃすることなくさくっと読み通せました。 でもこれ結構酷評多いんじゃないかなと思ったら、やはり低評価もかなりちらほら。 なぜそう思ったかといえば、次々人が死んでいく割には理由が希薄で、小を切り捨て大を生かす非情さを前面に出したかったんだろうなと思うのですが、ちょっと上滑りしている感が否めません。名手なだけにもったいないです。 続編ありそうな内容ですので、期待はしたいところであります。
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米崎県警平井中央署が慰安旅行に出かけるために、被害届の受理を引き延ばし、結果、ストーカー殺人を未然に防げなかったと、新聞にスクープされます。 県警広報広聴課で働く森口泉は、親友が情報を漏らしたのではないかと、疑いを持ちます。 しかしその親友が、殺されてしまいます。 そこから周りを...
米崎県警平井中央署が慰安旅行に出かけるために、被害届の受理を引き延ばし、結果、ストーカー殺人を未然に防げなかったと、新聞にスクープされます。 県警広報広聴課で働く森口泉は、親友が情報を漏らしたのではないかと、疑いを持ちます。 しかしその親友が、殺されてしまいます。 そこから周りを巻き込んでの、真実を探す捜査が始まります。 しかし調べは二転三転し、調べれば調べるほど、深みにはまっていきます。 その先にある真実は、あまりにも大きいものでした。 異色の警察ミステリです。
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導入部、展開部は引き込まれる。後半部は、ありがちなパターンが惜しい。森口泉シリーズとして、次の作品に期待。
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地方警察の広報課に勤める女性が、新聞記者である親友の死の真相を探るうち、カルト教団や警察、公安など組織の壁に突き当たる。 親友の死とストーカー殺人事件とが絡んで動き出した謎を、主人公の目線に同化して追う前半は、緊張感もあって夢中で読んだ。が、カルトが出てきたあたりから徐々にあり...
地方警察の広報課に勤める女性が、新聞記者である親友の死の真相を探るうち、カルト教団や警察、公安など組織の壁に突き当たる。 親友の死とストーカー殺人事件とが絡んで動き出した謎を、主人公の目線に同化して追う前半は、緊張感もあって夢中で読んだ。が、カルトが出てきたあたりから徐々にありがちな路線に乗せられていき、ややペースダウン。 『朽ちないサクラ』、意味と結末が明かされると、何とも皮肉なものだ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
『孤狼の血』の後に読んだからか、インパクトがあまりなかった。柚月さんの本にしては普通な感じ。カルト教団が絡んでくるのも有りがちでウンザリ。 事件が一応解決しての森口泉の選択に続編の期待。 言葉通り警察官になり、富樫と対峙する日が来ればいい。 磯川との仲は進展するかな?
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柚月裕子好きとしては、今回はダメだしをしたい。タイトルでネタばれさせてどうするの? ロシアじゃあるまいし、あまりにも有り得ない動機設定。ストーリーテラーとして才能があるから、最後まで読んじゃうだけに残念な結末。
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警察組織内の争い。刑事部と公安と聞けばもう、ストーリーの流れが見えてきそうで。 納得のいく着地はないんだろうなぁという推測通りの結末。 ただ、今後、メインキャラである、県警広報広聴課の森口泉が捜査員となって活躍する物語が読めるかもという期待で、少しはモヤモヤも収まりそうだが。...
警察組織内の争い。刑事部と公安と聞けばもう、ストーリーの流れが見えてきそうで。 納得のいく着地はないんだろうなぁという推測通りの結末。 ただ、今後、メインキャラである、県警広報広聴課の森口泉が捜査員となって活躍する物語が読めるかもという期待で、少しはモヤモヤも収まりそうだが。 米崎県警平井中央署管内で起こったストーカー殺人。その生活安全課が被害届の受理を引き延ばし、その間に慰安旅行に出かけていたことを、泉の親友、千佳が記者として勤める新聞にスクープされた。 泉は千佳にふとした旅行の話が原因か…。 千佳が情報を漏らしたのか。 千佳は否定し、真相をつきとめるというのだが。 そんな中、千佳の遺体が発見された。
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