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希望の地図 の商品レビュー

3.9

43件のお客様レビュー

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2026/03/10

東日本大震災のドキュメンタリー小説 地域の人たちが本当に必要な情報を伝えないといけないという使命をもって放送していた「りんごラジオ、毎日の発行を止めてはいけないという使命にかられて、輪転機が使えなくなったことからやむなく壁新聞を作る「石巻市日日曜新聞」… 水族館の大事に育てて...

東日本大震災のドキュメンタリー小説 地域の人たちが本当に必要な情報を伝えないといけないという使命をもって放送していた「りんごラジオ、毎日の発行を止めてはいけないという使命にかられて、輪転機が使えなくなったことからやむなく壁新聞を作る「石巻市日日曜新聞」… 水族館の大事に育てていたお魚が被害にあっても失ったことを悲しいなんて言えないとか 死骸を片付けることがどんなに苦しいことか 本が津波で流されてしまった図書館に他の県から本が送られてきて再開することも 復興に文化も必要であると思った人たちが生き残った使命で動く 止まっていた鉄道が走るとか閉まっていたお店が開くとか 簡単ではないがそこには未来につながる希望が少しずつみえてくる 中学生からみんな大人に読んで欲しい

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2024/09/14

今まで読んできた震災文学が誰かを失うという視点から書いたものだったのに対して、今回は震災後の[復興]をメインにしている小説だった。 津波、原発事故、避難所生活 2011年の私がテレビで見ていた生活が、より質量を伴って眼前に現れる 絶望とは?希望とは? 大自然の前の人間の余りの無...

今まで読んできた震災文学が誰かを失うという視点から書いたものだったのに対して、今回は震災後の[復興]をメインにしている小説だった。 津波、原発事故、避難所生活 2011年の私がテレビで見ていた生活が、より質量を伴って眼前に現れる 絶望とは?希望とは? 大自然の前の人間の余りの無力さ、それでも這いつくばって未来へ進んで行かなければならない残酷さ、震災の後のリアルな部分が描かれていた どんな困難が目の前に現れても諦めない人たちを見た中学生の少年は、自分を彼らに重ね、成長していく 震災後、被災地とは何か、被災者とは何か、その定義を問われている気がした

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2024/07/27

登校拒否中の中学生が、知り合いの記者と一緒に東日本大震災の被災地を訪ねた。現地の被災と復興の問題に向き合い、自分の立場とこれからに対して行動を一歩始めた話。ノンフィクションとフィクションがからみあって、震災から13年経った今、実在したら彼はどんな人生を生きてきたか(答えは書かれて...

登校拒否中の中学生が、知り合いの記者と一緒に東日本大震災の被災地を訪ねた。現地の被災と復興の問題に向き合い、自分の立場とこれからに対して行動を一歩始めた話。ノンフィクションとフィクションがからみあって、震災から13年経った今、実在したら彼はどんな人生を生きてきたか(答えは書かれてない)が気になった。

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2024/03/14

目に映る表面的な光景と目に映らないもの。 絶望と悲しみを抱えたまま、生きる人々の感情。 被災後の当時の様子が伝わってくる。 福島への旅の道中に、能登半島地震後のタイミングに読めて良かった。 この本を読み、3.11を福島で過ごし、以前より少しだけ被災地の方の気持ちに寄り添えた気が...

目に映る表面的な光景と目に映らないもの。 絶望と悲しみを抱えたまま、生きる人々の感情。 被災後の当時の様子が伝わってくる。 福島への旅の道中に、能登半島地震後のタイミングに読めて良かった。 この本を読み、3.11を福島で過ごし、以前より少しだけ被災地の方の気持ちに寄り添えた気がする。

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2023/07/20

東日本大震災の被災地を巡る、ある意味ノンフィクションであり、不登校になった少年とライターが取材している形を取ったフィクションになっている。当時の状況を知ることが出来、震災から12年経った今読んでも胸にくる物語でした。

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2023/03/12

東日本大震災のことを、今まできちんと学んだことがなかった。報道のプラスの裏で苦しんでいる人がいることや、当時の状況がどんなだったのかがよくわかった。取材をもとにした物語なので、読みやすくわかりやすい。これから、震災のことを知らない世代が増えていく中、読みつがれていってほしい作品だ...

東日本大震災のことを、今まできちんと学んだことがなかった。報道のプラスの裏で苦しんでいる人がいることや、当時の状況がどんなだったのかがよくわかった。取材をもとにした物語なので、読みやすくわかりやすい。これから、震災のことを知らない世代が増えていく中、読みつがれていってほしい作品だと思う。

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2022/11/20

東日本大震災があってから11年の歳月が過ぎた。ほとんど自分の記憶にはなくなっていた。この本に出会わなければ。 最初と最後の写真が効果的で、私が知らなかった被災地復興の姿を知ることができた。復興に携わった、今も携わっている人の思いを忘れてはいけない。強く強く心に刻んだ。 夢と希望...

東日本大震災があってから11年の歳月が過ぎた。ほとんど自分の記憶にはなくなっていた。この本に出会わなければ。 最初と最後の写真が効果的で、私が知らなかった被災地復興の姿を知ることができた。復興に携わった、今も携わっている人の思いを忘れてはいけない。強く強く心に刻んだ。 夢と希望の違いが語られる場面、深いなあと思った。 夢  無意識のうちに持つもの 希望 厳しい状況の中で、苦しみながらも持つもの

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2021/12/18

最初の方で被災者が前を向いて頑張りますとインタビューで答える。報道はそこまでで締めに入るけど、好転していない状態で前向きになれる根拠もないが自分を奮い立たせるためにあえて元気にふるまっているとあり、心の強い人だけを映し出していたのかと思っていたけど本当はその人たちも不安を抱えてい...

最初の方で被災者が前を向いて頑張りますとインタビューで答える。報道はそこまでで締めに入るけど、好転していない状態で前向きになれる根拠もないが自分を奮い立たせるためにあえて元気にふるまっているとあり、心の強い人だけを映し出していたのかと思っていたけど本当はその人たちも不安を抱えていたのだと知る。 当事者でない人に不安を語っても親身になって問題を解決してくれる訳じゃないし、頑張って下さいだけで終わる。 震災で職を失った人が給付金をもらって、企業が求人を出しても今の状態が楽だからと働かない。 生きる気力を失った人たち。 それと対象的に違う従業員を護る社長の話。バイタリティに溢れて自分がなんとかしないとと踏ん張る。 南海トラフがくると言われている今、自分は護る何かを持っていないと生きる気力を失った人たちのように他人の税金をむしり取って本当にほしい人の手にはわずかしかもらえないという悪の根源になってしまうと危機感を抱く。 そして石巻地区での成人式は例年どおりというか、厳かな成人式ではなく始終うるさかったという。大人になる意識を持たなくてはいけない式に子どものように振る舞う。 この作家は他の作品も含めて片手間で読めるけど、考える力を養うことができ、自分以外の人間がどのように思っているのかを知ることもでき、そして今回は胸にズッシリとくる。

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2021/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中学受験に失敗して不登校になってしまった少年が、父親の友人のライターと一緒に被災地を回るという設定のドキュメントノベル。 重松清さんの小説はいつも色々と考えさせられる。 作品中に「野次馬根性にならないようにきをつけないと」というフレーズがあり、震災後初めて東北地方に行った時に同じように感じたことを思い出した。本のレビューを書くのも難しい。 コロナ禍の今読んで、すごく共感したのは、「産業振興や生活再建には時間がかかるから、その間に気持ちが折れないようにするには文化活動が必要になる。」という図書館員の方の言葉。オリンピック&パラリンピックは、私にとっては先が見えない日々の中で希望を抱かせてくれる素晴らしいイベントだと思っています。 いいなと思ったのが「私が考えるかまいし復刻プラン」の一つの案 『岩手三陸縦断駅伝というイベント、ルートは津波で大きな被害を受けた沿岸部(宮古市、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市)、いずれも震災の報道を通じて「全国区」になったところ。だからこそそれらの自治体が連携し大規模なイベントに意味がある』 あとコロナが落ち着いたら、岩手県の浄土ヶ浜パークホテルに行ってみたい。 以下は心に残ったフレーズ ・震災からの復刻、心災からの復興 ・がんばれる人だけががんばってください。無理のできない人は無理する必要はありません。 ・夢は無意識のうちに持つもの、希望は厳しい状況の中で苦しみながらも持つもの。CMのコピーで夢は多用されているが、希望は一社だけ。

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2021/03/05

図書館で副題の「3・11」の文字が目に入り、あれから10年を迎えるにあたり読んでみようと思って借りた。 中学受験に失敗し不登校になってしまった中学1年生・光司が、ふとしたことからフリーライターの田村と被災地をまわって現地の人たちを取材することになる。この設定自体はフィクションな...

図書館で副題の「3・11」の文字が目に入り、あれから10年を迎えるにあたり読んでみようと思って借りた。 中学受験に失敗し不登校になってしまった中学1年生・光司が、ふとしたことからフリーライターの田村と被災地をまわって現地の人たちを取材することになる。この設定自体はフィクションなのだけど、実際には重松さんがこの2人に代わって徹底した取材をして書いた物語なので、ノンフィクションを読んでいるような印象を受けた。 色々な人の話を伺う中で、知らなかった事実もあったし、今までの自分は想像力が足りていなかったなと気付いたりした。「夢」と「希望」の違い、「絶望」と「希望」は表裏一体、未来があるからこそ希望がある…等、深く考えたことのなかった「希望」という言葉自体も一考の余地があると思った。 10年経ち、見た目の上ではだいぶ復興も進んだと思われている被災地も、人の心というのは目に見えない分、置き忘れられがちなのだ、ということを胸に刻みたい。その回復のスピードも人によりけり、また「被災」ということに終わりはなく今も被災し続けているんだということも… この本で「希望学」という研究があることを初めて知って、とても興味を持った。玄田教授の本を読んでみたい。

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