正しい恨みの晴らし方 の商品レビュー
中身はそれなりに興味深かったけど、タイトルと合っていないような……。「正しい恨みの晴らし方」に興味を持って読むとがっかりするかも。「ネガティブ感情との付き合い方」って感じの内容です。 2人の著者が別々に書いているせいで重複している部分も多くて、なーんかなー、と。編集する人はどう...
中身はそれなりに興味深かったけど、タイトルと合っていないような……。「正しい恨みの晴らし方」に興味を持って読むとがっかりするかも。「ネガティブ感情との付き合い方」って感じの内容です。 2人の著者が別々に書いているせいで重複している部分も多くて、なーんかなー、と。編集する人はどうにかできなかったのかなー、とそのへんもがっかり。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ネガティブな感情は必ずしもマイナスではないということ、妬みと嫉妬は違う(妬みは自分にないものを持っている人に対して抱く感情、嫉妬は自分が持っているものを奪われそうな危機感に対して抱く感情)など、なるほどーと思うことがたくさん。 ですが、タイトルにある「正しい恨みの晴らし方」はどうすりゃいいの?ということが上手く読み取れず。 しいていえば、対談の章前にある、 「ゲームに勝ったか負けたかについて、ひとはいろいろ言うけれど、最終的には自分で定義すればいい」がそうなのかな。 ネガティブ感情をうまくあやしつつ、幸せの基準を自分で決めて変えてしまう。 私も最近、過去に腹が立った人たちへの最高の復讐は、自分自身が充実して幸せに生きることなのかも・・・と思い始めていたのですが、実はこの本もそれが言いたかったのかもしれません。
Posted by
題名に惹かれて。 ダイニングテーブルにポン!と置いといたらオットが見つけて「おい、すごいの読んでるな」って言ってました(笑。 うん、すごい題名だよね(笑。 中身はね、うん、すごくダメダメ(笑。 良かったのは題名だけ。 目新しいことは何も書いてないです。図書館で借りたからいいけど...
題名に惹かれて。 ダイニングテーブルにポン!と置いといたらオットが見つけて「おい、すごいの読んでるな」って言ってました(笑。 うん、すごい題名だよね(笑。 中身はね、うん、すごくダメダメ(笑。 良かったのは題名だけ。 目新しいことは何も書いてないです。図書館で借りたからいいけど、もし買っちゃってたら腹立ったかも。 5月に借りた本、たて続けに☆2つで凹んでます・・・。
Posted by
人間は妬み、羨み、嫉妬といったネガティブな感情を抱くことで社会性を持ち繁栄してきた生き物である。 ネガティブな感情がどう生まれどう作用するかの仕組みを脳科学的アプローチ!心理学的アプローチで解析する。心と脳のフィードバックシステムがとても面白い。なぜこんな複雑なしんどいことをわ...
人間は妬み、羨み、嫉妬といったネガティブな感情を抱くことで社会性を持ち繁栄してきた生き物である。 ネガティブな感情がどう生まれどう作用するかの仕組みを脳科学的アプローチ!心理学的アプローチで解析する。心と脳のフィードバックシステムがとても面白い。なぜこんな複雑なしんどいことをわざわざ人間は考えるのだろうか。 なぜSNSでイラっとするのか。 それは自分の痛いところコンプレックスに感じているところをチクリと刺激するから。 幸せそうな家族のイベント、高価な食事、仕事の成功… イラっとするものを解釈してみると、なるほど自分の弱い部分に直視する羽目になるが、自分の中のネガティブな感情を客観視して受け止める「メタ認知」で、コントロール出来る、はず、なんだけどな(笑) 妬みや嫉妬が時として自分を奮起させるモチベーションになる。まずは自分の腹の底に渦巻くネガティブな感情を受け止めよう。
Posted by
「恨みの晴らし方」どこにあったんだろう。 私にはわからなかった。 恨み、妬みなどを科学的に分析、見解していた。 現代にマッチした例えが分かりやすかった。
Posted by
2015.2.27読了 ミギーの発言が心につまされた。人間同士はほとんど理解しあえないのだから、相手に理解してもらえなくても落ち込んだり、怒ったりする必要はない。ストーカーについて触れた章について、自分にもストーカー気質があることにきずかされた。ネガティブな感情に支配されるのでは...
2015.2.27読了 ミギーの発言が心につまされた。人間同士はほとんど理解しあえないのだから、相手に理解してもらえなくても落ち込んだり、怒ったりする必要はない。ストーカーについて触れた章について、自分にもストーカー気質があることにきずかされた。ネガティブな感情に支配されるのではなく冷静に話を積み重ねるしか解決方法はない。そもそも自己評価が高ければネガティブ感情は少ないという。高めていきたいがどんな手段があるのか調べてみたい。
Posted by
疲れきっている時ほど、どす黒い感情が喉元までつまって苦しくなっていることに気が付く。自分の持たないものを持っている人々への妬みや嫉妬。一流企業に勤める夫を持つ優雅な専業主婦。家事育児を同居の親に任せて平日の夜でも遊びに行ける同僚。子供を持たない、自由で文化的な夫婦。若さに満ち溢れ...
疲れきっている時ほど、どす黒い感情が喉元までつまって苦しくなっていることに気が付く。自分の持たないものを持っている人々への妬みや嫉妬。一流企業に勤める夫を持つ優雅な専業主婦。家事育児を同居の親に任せて平日の夜でも遊びに行ける同僚。子供を持たない、自由で文化的な夫婦。若さに満ち溢れ社交的な女性。自分にはどれも無い、何も無い、と孤独を感じる。 実際には何も無いなんていうことは全く無く、私だって他人から見れば、充分妬みの対象になり得るということはわかっていても、この黒い感情を消し去る事はなかなかできない。けれど、この妬みを憧れに変えて、なんとかその人たちに近づこうと頑張ることはできる、と本書はいう。妬みや嫉妬は非常に人間的な感情で、誰でも心にあるということ。孤独に感じる必要は全然無いのだ。 心理学者と脳科学者、二人の視点から書かれているのが良い。たまに読み返そうと思う。
Posted by
「点」でしか分かりあえない曖昧な正義に基づいて、誰かを恨んだり選んだりするのが人間という生物の性なのでしょう。それは時として、自分のプライドを維持するのに役立つ場合もあります。しかし、権利を振りかざし、正義に魅了されると、私たちはいとも容易く感情に操られてしまう、か弱い生き物でも...
「点」でしか分かりあえない曖昧な正義に基づいて、誰かを恨んだり選んだりするのが人間という生物の性なのでしょう。それは時として、自分のプライドを維持するのに役立つ場合もあります。しかし、権利を振りかざし、正義に魅了されると、私たちはいとも容易く感情に操られてしまう、か弱い生き物でもあるのです。だからこそ、私たちは誰かに寄り添い、生きていくしかありません。自分がこだわる正しさに理解を示し、苦しい気持ちを受け止めてくれる、愛すべき他者の存在を求めるのです。
Posted by