珈琲店タレーランの事件簿(4) の商品レビュー
5つの短編、ちゃんとフレーバーは違っています。私の一番好きなのは「可視化するアール・ブリュット」かな。一編目は事件そのものは悪くないのですが、オチについては最初からそうだと思って読んでいたのでわかった時は狙いすぎの気がしてがっかりしました。。二編目もそれだけって感じがしてこれも残...
5つの短編、ちゃんとフレーバーは違っています。私の一番好きなのは「可視化するアール・ブリュット」かな。一編目は事件そのものは悪くないのですが、オチについては最初からそうだと思って読んでいたのでわかった時は狙いすぎの気がしてがっかりしました。。二編目もそれだけって感じがしてこれも残念。ダーツの話ははラスト一行になるほどと納得。レモンの話と書下ろしのシャルルの話がとても良かったです。初出と執筆時期の関係で仕方ないかもしれませんが、今回はコーヒーの話がほとんどなかったので、次はタレーランらしいお話を期待します。
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指輪のが面白かった。 1冊通して一つの謎もいいけど短編*5が読みやすい。 あと、アオヤマさんやるじゃん!
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前回の長編とはうって変わって短編集。全部このミスの大賞作家書き下ろしBOOKからとったものだけあって、特につながりもなく、まぁ読みやすいっちゃ読みやすい。最後のレモンの爆弾の話はちょっと感動的だった。素敵なおばさまだったんだなぁ。
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おお、著者岡崎さんに何があったのでしょう? シリーズの今までの作品と趣がかなり異なっていますね。 美星バリスタが日常生活に起きる謎を解明するという縛りを解いて京都で呼吸する人々の心に思いをはせる自由な感覚でお書きになったように感じました。 読者である自分の問題が、この一冊の作品で...
おお、著者岡崎さんに何があったのでしょう? シリーズの今までの作品と趣がかなり異なっていますね。 美星バリスタが日常生活に起きる謎を解明するという縛りを解いて京都で呼吸する人々の心に思いをはせる自由な感覚でお書きになったように感じました。 読者である自分の問題が、この一冊の作品で爽やかに流れていくような気がしました。 やっぱり梶井基次郎の檸檬を扱った「純喫茶タレーランの庭で」の影響が一番沁みたのだろうか?
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2015/2/6 Amazonより届く。 2018/11/29〜11/30 3から1年半開いてしまった。美星さんのキレは相変わらずで、今回はアオヤマくんがメインの短編「消えたプレゼント・ダーツ」もあり、おもしろかった。「純喫茶タレーランの庭で」で明かされるレモンの木の話はうるうるするなぁ。5はいつ読む順番がまわってくるだろうか。
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『午後三時までの退屈な風景』『パリェッタの恋』『消えたプレゼント・ダーツ』『可視化するアール・ブリュット』『純喫茶タレーランの庭で』『リリース/リーフ』どれも味があるショートストーリーだったが、爆弾檸檬が登場する亡くなった叔母さんの話と、理学療法士を目指す叔母さまの恋路の話が好き...
『午後三時までの退屈な風景』『パリェッタの恋』『消えたプレゼント・ダーツ』『可視化するアール・ブリュット』『純喫茶タレーランの庭で』『リリース/リーフ』どれも味があるショートストーリーだったが、爆弾檸檬が登場する亡くなった叔母さんの話と、理学療法士を目指す叔母さまの恋路の話が好きかな。
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珈琲店タレーランの事件簿4を読んだ。 前回の3では、イベント会場でのミステリー的な事件が起こるような内容で、正直名探偵コナンか?とか思ってしまい、また仕掛けも少しわざとらしくしっくり来なかった。それに対して、今回の4は、オリジナルに戻って、ちょっとした謎解きの短編を集めた感じで...
珈琲店タレーランの事件簿4を読んだ。 前回の3では、イベント会場でのミステリー的な事件が起こるような内容で、正直名探偵コナンか?とか思ってしまい、また仕掛けも少しわざとらしくしっくり来なかった。それに対して、今回の4は、オリジナルに戻って、ちょっとした謎解きの短編を集めた感じで好ましいと思った。 京都ネタをちりばめて、主役2人の関係を少しずつ進展させて、全体は緩くリンクしてストーリーがまったり進むのが、よろしいかと思います。
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2018年19冊目。 今回は今まで出てきた登場人物が色々出てきたりして、スピンオフ的な短編集。サクッと読めるけどこれまでのを読んでない人は順番に読むことをお勧めします。 いちばん好きなのは「パリェッタの恋」。すっかり騙された。しかも気持ちよく。こういうのあんまりないので好きだなぁ・・。 ぶっちゃけ殺人事件がおきないミステリーはあまり好きではないのだけど、美星とアオヤマの今後も気になるので、間違いなく次作も読んでしまうだろう。
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+++ 五年前に失意の美星を救ったのは、いまは亡き大叔母が仕掛けた小さな“謎”だった―。京都にひっそりとたたずむ珈琲店“タレーラン”の庭に植えられたレモンの樹の秘密を描いた「純喫茶タレーランの庭で」をはじめ、五つの事件と書き下ろしショート・ショートを特別収録したミステリー短編集。...
+++ 五年前に失意の美星を救ったのは、いまは亡き大叔母が仕掛けた小さな“謎”だった―。京都にひっそりとたたずむ珈琲店“タレーラン”の庭に植えられたレモンの樹の秘密を描いた「純喫茶タレーランの庭で」をはじめ、五つの事件と書き下ろしショート・ショートを特別収録したミステリー短編集。 +++ なんとなくこれまでとは趣が違うような印象だった。ほのぼのというよりも、裏の部分、陰の部分がクローズアップされているような気がする。ちょっとした仕掛けも仕込まれていたが、こういうことをしなくてもいいかもしれないなぁ、とはちょっと思う。最後の伯母さんとのエピソードもそうだが、人はひとりでは生きていけないのだと、改めて人間のつながりのあたたかさを思わされる一冊でもある。
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いや〜色々ダマされました! 面白かった! でももう少しアオヤマさんと美星バリスタの絡みが見たかったな〜。
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