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珈琲店タレーランの事件簿(4) の商品レビュー

3.5

133件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    59

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

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2021/09/11

パリエッタの恋は伏線があって、コーヒーの歴史もあって面白かった。小説ならではのところで面白かった。他の短編はなんとなく予測はできたが穏やかな話という感じだろうか。

Posted byブクログ

2021/06/21

短編小説でとても読みやすかった! まさかまさかの展開になることが多くて、前に戻って読み返すほど!!!笑 謎を解いていく感じの内容がいつも面白い☺︎☆

Posted byブクログ

2021/03/14

* それでもわたしは、パリェッタが本気で恋をしていたのだと信じている。 * 今回は美星さんとアオヤマさんを取り巻く人達の視点から描かれてて短編集的な感じで面白かった。 . 「午後三時までの退屈な風景」も「パリェッタの恋」も小説ならではの仕掛けがあって楽しい。書き下ろしショート・シ...

* それでもわたしは、パリェッタが本気で恋をしていたのだと信じている。 * 今回は美星さんとアオヤマさんを取り巻く人達の視点から描かれてて短編集的な感じで面白かった。 . 「午後三時までの退屈な風景」も「パリェッタの恋」も小説ならではの仕掛けがあって楽しい。書き下ろしショート・ショートは一気に感情移入出来て泣ける。 .

Posted byブクログ

2020/09/06

(軽いネタバレあり) ・あい変わらずのミスリードを誘う記述、あるいはあえて記述されてなかったことを楽しむ本。 ・「パリエッタの恋」はとある「葉桜~」を早いうちにたまたま思い出したのでひっかかれなかった。 ・行方不明になったダーツはどうやらあのアオヤマが、たぶん美星からプレゼントさ...

(軽いネタバレあり) ・あい変わらずのミスリードを誘う記述、あるいはあえて記述されてなかったことを楽しむ本。 ・「パリエッタの恋」はとある「葉桜~」を早いうちにたまたま思い出したのでひっかかれなかった。 ・行方不明になったダーツはどうやらあのアオヤマが、たぶん美星からプレゼントされたものらしい。 ・スランプに悩む美大生のクロッキー帳に突如現れた小人の絵は? ・タレーランの庭にある木と、亡くなった奥さんが美星を救う。 ・他に小さい話が二つ。 ▼タレーランに関する簡単なメモ(いくらか累積) 【アオヤマ】理想のコーヒーをタレーランに見た青年。後に美星と互いに憎からず思うようになる? ブルマンにちなむ? 【奥さん】藻川又次の亡くなった妻。タレーランを実質的に切り盛りしていた人。美星の恩人とも言える。 【切間美空】切間美星の妹。 【切間美星/きりま・みほし】タレーランのバリスタ。バリスタと名乗りたいのでエスプレッソマシンを導入した。アオヤマの理想のコーヒーを淹れてくれる。見た目は高校生だが初登場時点で23歳。謎解きするときコーヒー豆をひく。キリマンジャロにちなむ? 【健斗】10歳くらいの小学生。父親がアメリカ人で、見た目は外国人だが中身は純日本人。 【小須田リカ】アオヤマの母がたの親戚らしい。コスタリカ。 【コーヒー豆の種類】この本とか諸々の本によるとによると、種類としてはアラビカ、ロブスタ、リベリカの3種類。今はアラビカ種が一般的らしい。銘柄としてはイルガチェフェ(エチオピア)、キューバ、キリマンジャロ(タンザニア)、グァテマラ、ケニア、コスタリカ、コナ(ハワイ)、コロンビア、サントス(ブラジル)、ジャワコーヒー(インドネシア)、トラジャ(インドネシア)、パプアニューギニア、ブラジル、ブルーマウンテン(ジャマイカ)、ベネズエラ、マンデリン(インドネシア)、メキシコ、モカイスマイリ、モカシダモ(エチオピア)、モカハラー(エチオピア)、モカハラーズ(イエメン)、モカマタリ(イエメン)。など、調べたのを並べただけですが。個人的にはモカ系はちょっと苦手で、苦味が強い系が好みかなあ。 【胡内波和】美星のことをよく知っているみたいなエリートっぽい眼鏡の青年。コナコーヒーにちなむ? 【佐野】京都国際医療福祉学院の男性講師。伊達涼子の担任。 【島善郎/しま・よしろう】京都国際医療福祉学院の講師。ふっくらとして人がよさそう。 【シャルル】タレーランにいる猫。 【瀬古秀平】京都国際医療福祉学院の講師。伊達涼子の実技の練習に付き合わさせられることになった。 【伊達章三】伊達涼子の関係者。デイト薬品の伊達章三といえば財界で名を知らぬ者はないというくらいの人物。離婚している。 【伊達涼子/りょうこ】理学療法士をめざしている。 【デカケッター】SNSの一種のようだ。まあ、だいたいTwitter相当かと。 【戸部奈美子】虎谷真実の友人。 【虎谷真実】アオヤマが2年ほど付き合った元カノ。通称マミー。柔道愛好会に入ってる。極端な性格でこの作品のギャグ担当? 続編あるなら今後の登場も期待。トラジャコーヒーにちなむ? 【満田凜】美大生。切間美空の軽音楽サークルの後輩。最近スランプぎみ。マンデリンにちなむ? 【水山晶子】美星の友人。大学生。クリスタルマウンテンにちなむ? 【ミスリード】この話はミスリードをさそうような書き方を頻繁に使うので常に注意が必要。いや、騙された方が楽しいので注意する必要もないか。 【ミナト】ダーツプレイヤー。 【村治透】美大生。油絵学科。満田凜の元恋人。 【藻川又次】タレーランのオーナー兼調理担当。アップルパイは絶品。ナポリタンもおすすめ。しゃべらなければ渋い。老人だがナンパが生きがい。モカマタリにちなむ? 【康士】伊達涼子のとこに飯を食いに来る青年。兄弟とか血縁関係? あるいは幼馴染み? とはっきりしないところでネタが割れたり。サッカーをしていたがケガをしリハビリを受け理学療法士になりたいと考えた。 【ロックオン・カフェ】アオヤマがよくいる喫茶店。同志社大学の近くと思われるがモデルがあるのかどうかは不明。ロックオンやから鹿苑寺(金閣寺)近くで立命館大学かと最初は思ったのだけど。まあ、同大も遠くはなさそうやしどっちかやろうけど、京都在住ではないのでその辺の感覚はよくはわからない。

Posted byブクログ

2020/08/08

シリーズ4作目。 短編4編を経て、美星の過去。挫折からの復帰について。 亡き大叔母が仕掛けた優しい謎。展開に少し強引さは感じるものの、章を読み終えてほっこりする気持ちになりました。 美星が立ち直りアオヤマくんとのいい関係。大叔母も天国で嬉しく見守っているのでは。 第1章と第2章の...

シリーズ4作目。 短編4編を経て、美星の過去。挫折からの復帰について。 亡き大叔母が仕掛けた優しい謎。展開に少し強引さは感じるものの、章を読み終えてほっこりする気持ちになりました。 美星が立ち直りアオヤマくんとのいい関係。大叔母も天国で嬉しく見守っているのでは。 第1章と第2章の展開には驚かされた。こうだったのかと。 「リリース/リリーフ」も、今までの作品を読んでいたらより深く入り込める内容になっていました。

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2020/05/14

最初の出来事がなんかいやな感じだったので、最後まで引きずってしまったけれど、それでもやっぱりおもしろかった。、

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2020/02/01

「午後三時までの退屈な風景」 彼女が隠した物と彼女が欲した物。 女の勘は鋭いと言うが、彼女は彼と二人の会話や彼女の風貌を第三者視点で見ていた際に違和感を感じたから席を変わり彼女の様子を伺っていたのでは。 相手が欲しがる物を与えている限り愛想は尽くされないだろうが、自分がただの財布...

「午後三時までの退屈な風景」 彼女が隠した物と彼女が欲した物。 女の勘は鋭いと言うが、彼女は彼と二人の会話や彼女の風貌を第三者視点で見ていた際に違和感を感じたから席を変わり彼女の様子を伺っていたのでは。 相手が欲しがる物を与えている限り愛想は尽くされないだろうが、自分がただの財布として扱われ無いようにする為には自らも努力せねばな。 「パリェッタの恋」 最後の贈り物の意味を知れば知るほど。 学生と教員の近過ぎる距離感というのはSNSが普及した事により一層近くなったように思えるが、一定の年齢を超えた場合それは自己責任ではダメなのだろうか。 彼女の事が学生とばかり表現されていた為、彼の関係性が一番この物語の謎に近いと感じていたが気付いていなかっただけで至る所に答えはあったのだろうな。 「消えたプレゼント・ダーツ」 初めから勝負の行方は決まっていた。 彼は色々と理由を付けて彼が悪いというような態度を取っていたが、実はブランクのせいで上手くいかないスコアに苛立っていたのではないだろうか。 きっかけがどんな理由であろうと彼は自分なりに自宅で練習した成果を見せたいと純粋に思っていただけだろうに、こんな風に絡まれて災難だったな。 「可視化するアール・ブリュレット」 突然姿を現した小人たちの存在とは。 自分の事など見ていないと思うぐらいに相手か真剣に取り組んでいる事があったのだろうが、実際に相手の事を見切れていなかったのは当人だったのだな。 スランプは誰にでも訪れる事はあるが、それに自分が関わっているとなると相手にはバレぬ様に再び灯火を灯そうと躍起になるかもしれないな。 「純喫茶タレーランの庭で」 落ち込んだ彼女を元気付ける為に。 ショックな出来事が起きて塞ぎがちになってしまったというレベルを通り越し、引き込もり疲弊していく彼女を見過ごす事が出来なかったのだろうな。 あれだけの檸檬に細工をするまでは二人居れば十分だったかもしれないが、同じ場所とはいかずとも様々な高さに再び取り付ける作業は大変だったろうな。 「リリース/リリーフ」 彼女があの時本当にしたかった行動。 一部始終しか見てなかった彼からしたら一度持ち上げた箱を下ろす姿というだけで、それが答えと思い込んでしまったのも無理はないだろう。 心配なのは分からなくもないが既に成人し自分の元から去り一人で生活している者に対して、本人から何も願いが無いのに勝手に話を進められると怒りたくもなるだろうな。

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2019/09/23

うーん、別にこのシリーズでなくても良い話ばかりだった気がします。だんだん一巻のイメージからずれていく感じです。

Posted byブクログ

2019/07/14

全部で5つのミステリーと、本書のために特別に書き下ろした小話が楽しめる一冊。すべてに共通するギミックは…、これは言っちゃっていいのかな。いや、たぶん言っちゃうとこれから読む人の面白さが半減してしまいそうなのでこれ以上は自重。

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2019/06/14

5つの短編、ちゃんとフレーバーは違っています。私の一番好きなのは「可視化するアール・ブリュット」かな。一編目は事件そのものは悪くないのですが、オチについては最初からそうだと思って読んでいたのでわかった時は狙いすぎの気がしてがっかりしました。。二編目もそれだけって感じがしてこれも残...

5つの短編、ちゃんとフレーバーは違っています。私の一番好きなのは「可視化するアール・ブリュット」かな。一編目は事件そのものは悪くないのですが、オチについては最初からそうだと思って読んでいたのでわかった時は狙いすぎの気がしてがっかりしました。。二編目もそれだけって感じがしてこれも残念。ダーツの話ははラスト一行になるほどと納得。レモンの話と書下ろしのシャルルの話がとても良かったです。初出と執筆時期の関係で仕方ないかもしれませんが、今回はコーヒーの話がほとんどなかったので、次はタレーランらしいお話を期待します。

Posted byブクログ